バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

河内音頭で夏の夜に踊る

2008-08-28 | ある日の出来事

日に日に秋の香りが近づき、そして連~日の雨。あー夏が行ってしまう…という時間を過ごしていた8月末の昨夜、今年も行ってまいりました『錦糸町・大河内音頭大盆踊り』!!
夏を惜しむ日々に東京にいながらにして激ねっとりと夏を味あわせてくれる本当にスペシャルなイヴェントです。
今年で27回目。昔から興味はもっていたものの昨年が初参加(07年8月30日の当ブログに昨年の様子が)、あまりの楽しさに今年も早々と参加を決めていたのです。シフトもばっちり近田体制で、6時半過ぎに三鷹から総武線で錦糸町に向かったのでした。ル・オードムーゲでお馴染みTマイさんが舞台監督を務めているのでバイユーでは公式行事化しつつあり、今年はバイユーゆかりの方々が何人も参加。今日の最終日に行く方もいるようです。
とにかく会場に近づくと熱気がモアッと漂って来てもう堪りません。クーラーが大好きな人には不向きかも?ってな感じです。080827
入口付近から眺めた図です。
奥がステージ。
手前の人波は踊りの輪(渦)であります。
今年は大きな輪がひとつになっていました。

まずは昨年同様、ビールを飲みながらステージ前まで進みステージ鑑賞。
三鷹PのK夫妻にご挨拶して観ていると、

すぐに『司家征嗣』が始まった。080827_6
やっぱりかっこいい! 流石、浪速のリトル・ミルトン。
ステージでは熱演!
しかし自分は背後の熱気が気になってならない。
ちらちら見る。踊る人々の足元を見 る。
身体の右左のタイミングを見る。



続いて『鉄砲光丸』。080827_7

去年は本当にかっこ良かった…。
今年もかっこいい…。でも、僕はもう背後の踊りの輪に加わりたくってしょうがなかったのだ。我慢の 限界。
衣装を揃えた「連」が踊っているのではなく、会場に足を運んだ服装もなにもかもてんでバラバラな人たちがギッシリ踊っているこの光景こそが昨年、自分 のココロを捉えて離さなかったものだったのです。当然、昨年に反省から今年は肩からピタッとタスキがけにできる小さいバッグで両手が空いた状態で錦糸町に 来ていたので、一見難しそうな振りをチェックしながら踊りの渦に飛び込むタイミングをはかっていたのでした。河内音頭盆踊りのステップは単純ながら飛んだり跳ね たり、左右に廻ったりがあるので、とにかく狭い中で他人にぶつからないように同じ向きで廻っていくことは最低限必要なようだ。それさえマスターすればみん な結構自由に踊っている。とにかく、足と向き。それをチェックし終ったら…跳ねたりするところはよくわからないけれど「ええい!行くぞ」と、ひとり輪に飛び込 みました。そう、今年は踊りたくって来ているのです。このままでは帰れません!
なるべくベーシックな振りつけの人の足元をみながら廻る。乗りきれないけれど右左、廻る順番が合っているので幸いぶつかって困る、ということはない。半周 くらい(一周がとっても長い)するうちにちょっとづつ音頭にのれてきた。…そうなるとなんか音頭の聴こえ方が違って来たように感じる。跳ねる感覚もわかってきた。楽しい。汗が噴き出 す。ステージもちょっと観ておきたいんだけれど、輪から出る気になれない。やっぱり!コレは参加しないと駄目なような気がしていたけど勘は当たった(笑)
結局何周したんだろう?最後まで踊ってしまった。生まれた時から河内音頭!の東京錦糸町のYキーファッションの若者にまみれたりしながら踊っていると(そういう時もありました)、東京ッ子の彼ら彼女たちからホンモノ感が漂っているのが不思議だ。やはり環境がつくるのだなと強く思う。
最後まで楽しんだ後はK夫妻と錦糸町テイストなモツ焼き屋で楽しく飲んで、バイユーへお客様として帰り近田の手厚い接待を受けました。

いやー「夏」な夜でした!来年も是非行きたいです。今夜行く方々、楽しんで来て下さいねー。