バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

古道具&カポウ、そしてGirlsVoiceCafe「3」

2010-04-27 | ライヴ報告

土曜&日曜は連日のライヴ営業。楽しかったし、なんだか華やかでした!

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土曜日は久しぶりの『古道具』。三鷹南口のスーパースター、三鷹のビートルズなどと呼ばれるローカルスターのライヴはやはり楽しい。ご当地ソング『三鷹の歌』(名曲!)こそなかったけれど充実のセットリストで大満足でした。今回リリースした『偉大なる夢』はやっぱりサイコーですね。ブルーグラスやドーグミュージックという若い音楽ファンにあまり馴染みのない音楽を親しみやすく、そしてカッコよくキメてくれる古道具。地元の宝です。バイユーの新人スタッフでハーモニカプレイヤーの「若者」G郎くんも楽しんでいました!次回は8月頃の予定です。お楽しみに!
100424_2 そんな宝物の方々がこの日ゲストに連れて来たのが、女性シンガー『カポウ』さん。可愛らしい外見とは裏腹に個性的な佇まいで音楽する人でした。北海道からライヴ三昧の為にやって来ている彼女が手にする楽器はノコギリとウクレレ。ノコギリを弓で弾き、ウクレレを爪弾きかき鳴らしながら歌います。そう聞くと???どんなもの?と思う方も多いかもしれません。実は僕もそうでした。
数日前に古道具の面々と「当日、ノコギリで歌う女の人をゲストで連れてきていいですか?」「そりゃ、君らがいいと思う人なら信用してるからいいけど…」「いやー結構イイですよ」「ノコギリで?」「そう、ノコギリ。」というやり取りがあって以来。半信半疑というか???な気持ちでいたのでした。
そんなカポウさんの弾くノコギリはとても繊細な響きで、乱暴に言ってしまえば二胡のような音とも言えるでしょうか?(カポウさん、そして二胡を弾く方どちらにも乱暴すぎたらごめんなさい)そして少しせつなげで柔らかい声。ルーツミュージックの香りも漂う不思議な歌世界は個人的にとても気に入りました。
100424_4 そしてそのカポウさんのサポートに先日当ブログでも紹介したジャグバンドオムニバス『ShoutBabyShout』の主催者・矢野忠くんが登場!流石のプレイと空間作りで盛り上げてくれました。なんともカッコイイギター(写真を参照下さい!)弾いてます!

そして翌日は沖縄出身のシンガー『ひがあゆみ』主催のシリーズライヴ『GirlsVoiceCafe 3』。HPやフライヤーでは「2」となっていましたが3回目。今回も3組の女性シンガーがギター片手にバイユーに集合。ドラマーのはーえーも入れて女性4人とのリハーサルはバイユーらしからぬ光景で緊張?しました。

トップは東京出身ながら沖縄で活動していた『nora』ちゃん。若い女の子!という風貌とは裏腹に演奏も佇まいも落ち着いたもので見事。ギター片手に旅するシンガーであるらしく~前日に出演したカポウさんとは船で訪れた北海道でのライヴで知り合って数日前には自分のイヴェントで共演(ノーズも!)していたそうで、今更ながら世間は狭い!と思わされたのでした。

2番目はバンド『BUBBLE GUM』を離れソロとして活動中の『川満さやか』ちゃん。これはもう前回もそうでしたが自分の世界をじっくりと押し出したステージで、お客さんも集中して聴いているのがひしひしと伝わってきました。終盤にはバブルガムのメンバーも登場。大いに盛り上がり熱い気持ちが伝わってきたのでした。

トリは主催者『ひがあゆみ』。ノーズウォーターズのサポートも務めるドラマーのはーえーとのロッキンな30分。他のふたりと違うのは立ってるところ。彼女に座って歌うのは似合わないような気がします。ビンビンと歌の届く30分。ドラムがお客さんを刺激し最後に相応しい演奏でした。そしてアンコールは4人の競演。

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ステージに4人の女性が並ぶのは普段のバイユーを見慣れている目からしたら、まさに異次元!華やかでカッコよく、感激であります。
いや、こうでなくちゃね(笑)!!