世間はゴールデンウィーク♪の明後日4月30日は必見のプロボクシングのビッグマッチ!が開催されます。日本武道館での世界ダブルタイトルマッチ~WBC世界バンタム級チャンピオン長谷川穂積、WBC世界Sバンタム級チャンピオン西岡利晃両選手の防衛戦をダブルメインイヴェントとする日本ボクシング史に残るであろう大試合です。
現時点でも日本歴代屈指の実績を誇る両チャンピオンが同じリングで防衛戦を行う、というだけでも一大事なのですが、今回はそれに更なる付加価値が付いています。
この日の大トリを飾る長谷川選手に挑むフェルナンド・モンティエル選手は現WBO世界バンタム級チャンピオンで既に3階級を制覇している世界的なスター選手!この日の試合は長谷川選手の11度目の防衛戦であると同時に実質的なバンタム級王座統一戦なのです。
過去にWBA王者・渡辺二郎選手が統一戦を行ったことがありますが(統一戦が認められず王座は剥奪、破ったWBCの新チャンピオンになった)、残念ながら対戦相手は世界的スター選手ではありませんでした。モンティエル選手が王座に君臨するWBOは日本では未公認ながら強いチャンピオンが多く、近年運営姿勢が疑問視されているWBAよりも権威を感じさせさえする認定団体で、鎖国体質?と揶揄されることさえある日本ボクシング界がこの試合を認めたのは近年稀に見る英断と言えるでしょう。
長谷川選手が希望し続けた「大きな試合」。減量苦で王座返上を検討していた彼がバンタム級に留まるだけの価値がある、そしてここ数戦の驚異的な強さで本場アメリカで急速に高まっていた「極東のWBC王者ハセガワ」への興味を満たすだけの好カードでもあります。試合は人口1億人のメキシコの2大メジャーテレビ局『アステカ』が生中継、米国でも録画中継され、長谷川穂積選手の実質的世界へのお披露目試合となります。このような世界的注目を集める試合に日本選手が登場するためにはアメリカへ行くしかなかったところを日本国内で開催する意義は大きく、日本ボクシング界にとって「白井義男選手の日本人世界初挑戦&奪取」「竹原慎二選手の世界ミドル級王座奪取」に匹敵する歴史的試合となります。(ファイティング原田vsエデル・ジョフレ戦は当時軽量級が今以上に軽視されていたため今回の方が上と考えます)
そんな大試合に加え、日本屈指の名王者への道を歩んでいる西岡利晃選手の防衛戦も一緒に観られる!こんな凄いことはそうそうありません!!
ゴールデンウィーク、いろいろとご予定はお有りかもしれませんが皆さん是非この本物のプロボクシング大試合をご覧になることを熱烈にオススメします。