バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

BobbyCharles最後の新作…最高です。

2010-04-19 | 音楽

Timelessbobbycharles 先日残念ながらこの世を去ったボビー・チャールズ。
実は亡くなる前にニューアルバムのレコーディングを済ませており、リリースを待つ状況にあったとのこと。その新譜にしてラストアルバムがこれ『TIMELESS』。
発売直後にお客様の持ち込みで聴いて「やっぱりいいなぁ~」となっていたのですが、無駄に多忙?という理由などで購入が遅れておりました。
そして改めてゆっくりと聴いてみると…。
と、とにかく素晴しい!最高と言ってしまいます。良い曲が良い演奏で、素敵な声で吹き込まれていて言うことはありません。1曲目の『HappyBirthdayFatsDomino』だけが既発曲のリミックスヴァージョンなのですが、盟友である「ファッツ・ドミノに捧げる」(彼は健在です生きています!)と書かれたこのアルバムに相応しい、楽しい手触りで必然性を感じます。何度も聴いているうちにこの曲じゃなきゃぁ駄目だった?とさえ思ってしまうくらいです。2曲目以降は新録音。ブックレットに写真もあるようにドクタージョンとサニー・ランドレスが大活躍している本作。ドクターのピアノプレイはリズムと歌心に溢れて優しく響き、サニー・ランドレスのスライドギターも僕にとっては珍しく手放しで誉められる素晴しいものであります。なんだかサニーランドレスのファンの方には叱られそうですが…僕にとって彼のギターの印象は、フレーズも音色も素晴しく凄いプレイヤーなのはわかるのですがいつもほんの少し「やりすぎ」「弾き過ぎ」、音色も含めてトゥーマッチな感想を持ってしまう「好きでありながら微妙なもの」でありました。しかし本作では(僕にとっての)ギリギリの所でバランスがとられており、多彩に歌っていてなんとも良いギタープレイを披露しています。いや、いつもの彼が嫌いというわけではないんですけどねー。
そんな様々な要素が素晴しいこの『TIMELESS』。多くの方に是非お薦めいたします。
いやー、コレを気に入らない人とはお友達になり辛いかなぁ~などと思わされる「心をほぐしてくれる名作」です。

これで最後なのがなんとも残念。


土曜の夜を焦がした?ヒロナリSession!

2010-04-19 | ライヴ報告

20104172_2 土曜の夜はヒロナリBayouSession。第2回の今回は自身の率いるバンド『GO-AHEAD』の高瀬順(Key)とのデュオ。いつもプレイしているメンバーでありながらふたりきり、の適度の緊張感も有り聴き所たっぷりのライヴでした。ニューオーリンズ風味はもちろん。ふたりゆえのフットワークの軽さも生かした選曲で、あっという間の2ステージでした。噂のスペシャルマル秘ゲスト(著名バンドSのボーカルEさんでした!)も無事にステージに引っ張り上げ、場内を沸かせました。ちょっと得した気分でしたね♪
次回は6月末あたりに計画中です。お楽しみに!