AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

衝撃と継接ぎのモンタージュ(6)

2015-10-14 23:20:14 | アイディアのIdentity
映画にしてもCMにしても、とかく音声は軽視されていると思います。学生時代にも映画製作現場は体験してますが録音助手は撮影フレームのギリギリのところまでマイク棒で音を収録します。
ライティングの影が入るから角度を変えろとか、それはそれは「蚊帳の外」なのです。
今は良い集音マイクがありますが、、、。音やさんは大変なのです。
音のモンタージュはどうなんだろうと考えておりましたら、昔聞いた名作がありました。
タモリさんがやっていた「オールナイトニッポン」の「継接ぎニュース」です。





NHKのニュースをテープで編集して、全く違った状況にしてしまう。これは音のモンタージュでは秀逸です。当時でも問題となりましたが、今だったらどえらい著作権法に抵触するでしょう。
我々は経験値によってそのものの「概念」を持っておりますが、そこに意外性が出てくるところで「笑」が生まれるのです。現場時代これをやろうと思いました。それが時報に商品のキャッチー
「フケ フケ フケ イヤーン」でした、地方局でのオンエアーを取り付けましたが結構 交渉は大変でした。当時の営業担当O先輩には苦労かけました。日常の中に笑は時々見え隠れしますが、作り込んでも面白いものではないんです。事実は小説より奇なりと申しますが、「笑」は笑っていたら描けませんですね。