AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Donationのインタラクティブ性と健全性(3)

2015-10-23 00:47:57 | アイディアのIdentity
昨日夜湘南台の西口でUNCHARが募金を募ってました。UNHCRの財政UNHCRの事業は主に政府による任意拠出金、さらに一般市民や団体などから集められた寄附金により成り立っている。また運営管理費の一部として、限定的ではあるが、国連予算より拠出金を受け取っている。
2012年現在で、追加支援事業も含めたUNHCRの年間予算は30億5900万米ドルである。2011年の主要な拠出国はアメリカ合衆国(6億9800万米ドル)、日本(2億2600万米ドル)、欧州委員会(1億3300万米ドル)、イギリス(1億2000万米ドル)、スウェーデン(1億1800万米ドル)となっている。(UNCHR wikipediaより一部抜粋させて頂きました。)
寄付金を街頭で求めるにも「芸のない事」です。動物愛護団体?は犬を媒介にして寄付を煽る。
東日本大震災でも国内外で集められた膨大な支援金が一部が全国にばら撒かれました。NHKで報道された事もあり、支援する側、支援される側 ともに「疑心暗鬼」となります。多くの団体が揶揄され、多くの団体が「決算報告書」で明記されている。と口裏を合わします。寄付する側をインタラクティブなactionに繋げる事もしていません。支援する側をもっと楽しく、納得させる事など考えていないところがほとんどでしょうね。前回 アップしましたドイツの「Tafel」「子供達に温かい食べ物支援団体」にしても支援する側にactionを起こさせる工夫をしております。海外はドネーションに慣れている事もありますが、インタラクティブ性を重視し、支援する側が納得できる表現を屈ししているのです。
例えば献血もドネーションの一つですが、「RGBNEWS」をキャンペーンとして流したのです。




テレビの色がおかしいですね。要はRed=Blood(血の色)で描き、色の三原色から抜いたんですね。この様にアイディアを上手く活かしたドネーションは幾らでもあるんです。
年間決算報告書よりもどれだけ有効か、、、。考えればわかることなのですが。


Donationのインタラクティブ性と健全性(2)

2015-10-18 17:01:48 | インタラクティブのattractive(魅惑)


「 日本ユニセフ協会は、国連の機関である「UNICEF(国際連合児童基金)」の日本での活動などを支援する、協力団体である。」となっておりますが、しかし、ネット上での日本ユニセフ協会は「ユニセフを騙る詐欺団体」として扱われているのです。理由としては「UNICEFの直接機関ではないのにユニセフを騙っていること」と「寄付金のすべてをUNICEFに送るのではなく、一部を自らの活動費としてピンはねしている」ということが指摘されております。しかし、日本ユニセフ協会は直接機関ではないものの、協力団体としてUNICEFが承認する形でユニセフの名前やロゴを利用していることは言うまでもありません。公益財団であり、Unicefと代理店契約を結んでいるという事になります。また、寄付金の募集もUNICEFが日本における公式窓口として日本ユニセフ協会を指定しており、またその一部を活動費として利用することUNICEFが認めている。これらのことに不正であるという疑念が入り込む余地はないのですが、、、。 にも関わらず、不正の声が上がるのは、結局こうしたケア的な事業や、ボランティアなどが関わる仕事に対する、「こんな仕事は誰にでもできるものであり、無償労働で十分という誤解」が日本に蔓延しているからでしょう。実際には寄付金を集めたり、それを会計処理したり、また寄付金を集めるために様々な宣伝活動に従事する人がいます。活動費はそうした人たちの給料にも充てられている。ネットはそのことそのものを非難しているのです。
 しかし、慈善事業を営む人にも個人の生活があるのだから、彼らが働いた対価としての給料をもらうのは当然のことだとは思いますが、、、。
 しかし、ネット界隈はその事自体が気に入らない。実際に「慈善事業なんだから必要経費以外の給料をもらうな!」などという主張を、当たり前のように口にする人も少なくないのです。星の王子さまじゃないんだから、慈善事業をするからといって、その人間が自分の人生を差し出す必要はないのは当然のことです。その権利を批判するというのは、日本ユニセフ協会で働く人たちに対する侮辱に過ぎないかも知れませんが、、、。
 そんなネット界隈が、ちょっと問題が発覚した企業に対して「○○はブラック企業だ!」などと騒いでいるのを見ると、あまりの無責任さに頭が痛にも来ますね。
 彼の動機は、決して「アグネスがアニメやマンガを認めない」ことでもなければ「アグネスが慈善事業で豊かな生活をしている」ということでもない。
 彼はただ「ネットに触発された」のである。ネットで「アグネス・チャンは絶対悪だから叩き放題。叩けば叩くだけ、叩いた人間は愛国者であり、正義である」という空気に触発され、何も考えずに、ただその場の勢いで、殺人予告を書いたのである。そこには殺すという意志も罪悪感もない。さも横断歩道の歩行者用ボタンを押すかのように、何の思考も躊躇もなく、ただ思いつくままにアグネスをツイートでぶん殴ったに過ぎない。もはやこうした脅迫まがいの文章を絶対悪とされた他人に送りつけることは、ネット界隈における「日常行為」に過ぎないのである。

売り上げの75%をUnicefに上納するのであり、残り総寄付金額の25%は日本Unicefの活動資金となるのです。千数十億の売り上げで数十億がこの団体に入ってくるのです。やはり寄付金を集める団体の大きいのも少ないところも、ちゃんとガラス張りにすべき事でしょう。
明らかにしないのでは、一時期街角に立っていた詐欺まがいの坊主 虚無僧の類となんら変わりはないのです。

Donationのインタラクティブ性(1)

2015-10-16 22:46:55 | インタラクティブのattractive(魅惑)









アグネスちゃんを脅迫した男が捕まりました。
IPアドレスを調べられれば発信元のパソコンを断定できるのに、、、。中学生くらいかな、、。と思っておりましたら案の定 15歳の少年でした。
アグネスは以前からユニセフジャパンの 大使ををやっており、そのギャラが1億とも噂では聞いておりました。あれ?トットちゃんの黒柳さんもユニセフだったな?と思いましたら、黒柳徹子さんは本家 UNICEFであり、アグネスはUNICEF JAPANです。他はUNCHRにしても国境なき医師団にしても別団体ではないのに、、、?
なぜアグネスは絶対悪とされているのか。まず1つに「児童ポルノ」というレッテルを利用して、アニメやマンガといった創作物に対するバッシングを行っているという事も、この脅迫少年にとっては怒りの矛先かも知れません。ネットの黎明期から、偏見を持たれがちなオタクメディアと、個人が自由に発言ができるインターネット親和性は非常に高かったのです。故に、子供の人権や権利を御旗に、表現を規制しようとする人たちは常に批判に晒されてきました。お宅達を「悪」と思わせたのは、殺人鬼 宮崎勤あたりからです。Appleの創始者 ステーブ ジョブズもノーベル賞を受賞した日本人の方々全てがお宅だと思います。アインシュタインもオタクと言えるでしょう。
アグネスが日本ユニセフ協会の大使を務めていることも以前からマスコミで取り上げられております。アグネスの家はテレビなどにも度々登場していますね。白くて清潔で大きなリビングは確かに豪華な印象を受けます。今の若い人は知らないかも知れませんが、全盛期のアグネスはそれこそアイドルとして大活躍していましたから、その活躍の度合を考えれば決して過剰な家であるとは思えません。しかし、少年が主張しているのはそこではなかったんですね。「慈善事業を生業にする人間が、優雅な生活をするのがおかしい」そう主張していたのです。そしてそれはネットでもアグネスを揶揄する際に当たり前のように言われることもありました。
しかし、慈善事業という仕事をしている人が、どうして優雅な生活をしてはいけないのだろうか?その答えは、アグネス批判から発展した形での日本ユニセフ協会批判に見ることができるのです。

10月14日(水)のつぶやき

2015-10-15 03:24:47 | 今そこにあるメディアのリスク

衝撃と継接ぎのモンタージュ(6)

2015-10-14 23:20:14 | アイディアのIdentity
映画にしてもCMにしても、とかく音声は軽視されていると思います。学生時代にも映画製作現場は体験してますが録音助手は撮影フレームのギリギリのところまでマイク棒で音を収録します。
ライティングの影が入るから角度を変えろとか、それはそれは「蚊帳の外」なのです。
今は良い集音マイクがありますが、、、。音やさんは大変なのです。
音のモンタージュはどうなんだろうと考えておりましたら、昔聞いた名作がありました。
タモリさんがやっていた「オールナイトニッポン」の「継接ぎニュース」です。





NHKのニュースをテープで編集して、全く違った状況にしてしまう。これは音のモンタージュでは秀逸です。当時でも問題となりましたが、今だったらどえらい著作権法に抵触するでしょう。
我々は経験値によってそのものの「概念」を持っておりますが、そこに意外性が出てくるところで「笑」が生まれるのです。現場時代これをやろうと思いました。それが時報に商品のキャッチー
「フケ フケ フケ イヤーン」でした、地方局でのオンエアーを取り付けましたが結構 交渉は大変でした。当時の営業担当O先輩には苦労かけました。日常の中に笑は時々見え隠れしますが、作り込んでも面白いものではないんです。事実は小説より奇なりと申しますが、「笑」は笑っていたら描けませんですね。

衝撃と継接ぎのモンタージュ(5)

2015-10-12 20:07:33 | アイディアのIdentity












以前どっかで見たなー?ハンフリーボガードのシーンとビールとを上手くマッチングさせたのが、、、、。探しに探しありました。
「Holsten Pils」でした。他にもゲーリー クーパーにジョン・ウエインバーバラ・スタンウィック、マリリンモンロー も出演してました。映画の名優たちの台詞や表情を、他のカットと上手く繋げていく技法です。 名優達をモンタージュしたCMは多いです。特にオードリ ヘップバーンの「ティファニーで朝食」を利用したのが多いですね。
名優達のアクションに音をつけるだけでその意味合いがかわってくるのです。