AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

四季の饗宴

2015-09-14 22:36:32 | インタラクティブのattractive(魅惑)






イノベーションは更なるメディアの融合を生みます。
以前 MITラボのセンター長がメディア ラボの研究の一部をNHKで紹介してらっしゃいました。
ボトルのキャップを開けると音が出てくる。「これは面白いなー」と思ったものです。
その時に限定版でサントリーもニッカも出したらどうだろうと思ってましたが、サントリーがCM表現の中でやってました。NHKの「マッサン」効果は凄いものです。ニッカとサントリー共に創始者が出てきますからやはり、テレビの効果は凄いものです。それにニッカ 「竹鶴」とサントリー「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2015」においてビームサントリー社のウイスキー11品が金賞受賞― 「響」「山崎」「白州」「ノブ クリーク」「ボウモア」「ラフロイグ」ブランドなどが受賞 ―今ではサントリーもニッカも高いウィスキーほど売れていて在庫がないと言う状況らしいです。






カンヌライオンにおいても、サミーデイビスジュニア「サントリー ホワイト」でグランプリを受賞しましたが、昨年のSound of Honda にしても、イノベーションを独自の表現で活かしていく「Only One 」の発想は広告メディアの世界でも生きているんですね。

9月13日(日)のつぶやき

2015-09-14 03:18:45 | 今そこにあるメディアのリスク

ハンバーガーの対抗戦(4)

2015-09-12 21:46:30 | 世界標準の消費価値




バーガーキングはPRIDE 月間に際し、米国バーガーキングから「Proud Whopper(プラウドワッパー)」という限定メニューが発売された。このプラウドワッパーが今、世界で感動を呼びました。
LGBT((エル・ジー・ビー・ティー)または GLBT(ジー・エル・ビー・ティー)とは、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、そして性同一性障害含む性別越境者など(トランスジェンダー、Transgender)の人々を意味する頭字語である。LGBという頭文語は1980年代中期から使われ始め、Tを加えたLGBTという言葉は1990年代から現在まで使われ始めた。それ以降、このLGBTという言葉はこのような人々の自己指定として一般的となり、さらにセクシャルマジョリティー(性的多数者)に対してもアメリカ合衆国やその他英語圏の国々で広く受け入れられている。LGBTという言葉は性の多様性と性のアイデンティティからなる文化を強調するものであり、性的少数者と同一視されることも多いが、LGBTの方がより限定的かつより肯定的な概念である。wikipediawより引用させて頂きました。)




「プラウドワッパーって何が入ってるの?」と尋ねる客に、店員は「わかりません」の一点張り。「ゲイバーガーってこと?」「お肉が甘いのかしら?」といった予想が飛び交う中、やっぱり気になるので…と客がプラウドワッパーを買って食べてみると…!?虹色のカラフルな包み紙にくるまれているが、実はこのプラウドワッパー、中身はふつうの「ワッパー」とまったく同じなのだ。



そして食べ終えてから包み紙の内側を見てみると、そこには「We are all the same inside(私たちみんな中身は同じ)」の文字が目に入ります。見た目がちょっと変わっていても、中身は同じ――プラウドワッパーは、そんなメッセージが込められたハンバーガーだったのです。
客たちはこのことに気付くと「Oh My God」と胸をおさえ、さらには涙をぬぐう人もいたそうです。マクドナルドもバーガーキングも同じ「人への愛」がコンセプトですが、“愛で支払う”バレンタイン・キャンペーンとLGBTのレインボーカラーで描いて、「We are all the same inside(私たちみんな中身は同じ)」の方が、一つ上の表現だと思ってしまいます。


ハンバーガーの対抗戦(3)

2015-09-11 22:09:02 | 世界標準の消費価値



マクドナルドは日本国内ばかりでなく、本国でも売れ行きが伸び悩んでます。
その米マクドナルドが、2015年2月2日から14日まで “愛で支払う” をテーマに、バレンタイン・キャンペーンを開始し話題になりました。
(出展米マクドナルドが代金の代わりに “愛で支払う”バレンタイン・キャンペーンを開始!! 低迷が続くセールス挽回が目的か!? | ロケットニュース24)
カンヌの前哨戦と言われるスーパーボールですが、前回あげた金額どころではない30秒間のCM枠の料金は450万ドル(約5億3000万円)でした。まあそれだけたNFL(プロ・アメリカンフットボールリーグ)優勝決定戦のCM枠はバカ高いのです。今は知りませんが、Aタイム Bタイム Cタイムでおよそ90万でしたから、1クール凡そ5800GRPとなります。チャンネルを変えていくとオンエアーされている出稿量です。
ランダムに選ばれた顧客100万人が対象で指定店舗のスタッフによって指定時間にランダムに選ばれた顧客は、家族に電話して「愛してる」と伝えたり、ハグやハイタッチといった方法で愛を表現するよう指示されるのです。ちょっと早目なヴァレンタイン プレゼントです。
(出典maristblueandgold.comお代は”愛”でお支払い!)
やはり、躍起となって色々と問題あるマクドナルドのイメージを払拭したいのでしょう。
やはりブランディング 企業イメージは落ちるとこまで落ちちゃうとそこから這い上がるには、エライ時間とコストがかかりますね。


ハンバーガーの対抗戦(2)

2015-09-10 19:48:23 | 世界標準の消費価値






マクドナルドはあくまでも真面目に、バーガーキングは、ご紹介した「Whopper Sacrifice」など、SNSをうまく取り入れ、キングのゲームを作ったり、バーガーキングの匂いの香水を出したり、はたまたバーガーキングの店にはWhopperはありません。マクドナルド ウィンディーズはありますが、、。ゲリラ的と申しますか、、。面白い。






2013年 カンヌライオンで受賞したカナダのマクドナルドの"Our Food. Your Questions.”。
消費者からの疑問に誠実に正直に答える企業サイト。広告写真のレタッチまでバラしてしまうというバカ正直さで話題になりました。










もう一つは、2012年6月エミリア・ロマーニャ州は地震で被害を受けた チーズ、パルミジャーノやレッジャーノの工場の多くを損傷しました。その工場を復興させるために店舗でチーズをプロモートしたのです。マクドナルドはチーズディーラーに440店舗を回して、損傷したチーズのラウンドを販売し、工場を支援したのです。ゲリラ戦法で今までやってきたバーガーキングの表現が最近変わってきました。

ハンバーガーの対抗戦(1)

2015-09-09 21:15:21 | 世界標準の消費価値








 日本マクドナルドホールディングスは8月12日、2015年1~6月期の連結最終損益が262億円の赤字だったと発表した。前年同期は18億円の黒字だった。中国の取引先による期限切れ鶏肉の使用や商品の異物混入など相次ぐ品質問題が響いて01年の上場以来、上期で最大の赤字となった。客離れは深刻だが、浮上のきっかけも見えてきたと日経新聞ネット版で伝えておりますが、浮上のきっかけはないと思います。(http://mw.nikkei.com/tb/#!/article/DGXLASDZ12HKC_12082015EA2000/日経新聞ネット版より引用させて頂きました。)
米国ファーストフード業界は、ペリー来航以来「America is No.One」を通し続けていると思います。では日本のファーストフード業界は、「Japan is Only One」が強みです。その国ごとに合わせていくことです。マッカーサーはこの国を「自由」という名の下に戦後 従順化していきましたが、それはこのちっぽけな国が文明国であり、その国民の質が全く違っていたからだと思います。でなければ、おしつけられた憲法を、戦後70年 守り続けてきたことは象徴天皇と国民性だと思っております。最近 これを変えようとする馬鹿げた一派がおりますが、変えたところでこの国は戦火の真っ只中に転げおちることでしょう。60年代のアメリカンドリームも色褪せて、ファーストフードとして、回転寿司が世界中で回っております。日本食がヘルシーであり、美味しい。これにアメリカ人も目覚めてしまった。こうなると時代を席巻した米国のファーストフード業界も苦戦をするのが当たり前です。
そんな中でマックと対比されるのが、バーガーキングです。2016年までに日本でも200店舗にするそうです。マクドナルドとバーガーキング。世界最大の2つのファーストフード・チェーンの結果を見れば、儲けを出しているのは、実は後者です。最近の四半期では、バーガーキングが北アメリカで3.6%売上げを増加させた一方で、マクドナルドの総計で3.3%減少した(世界レヴェルでは、30%の利益の減少だった。http://wired.jp/2014/11/17/berger-king-is-king/ WIERED Japnより引用させて頂きました。)それでも日本マクドナルドはまともに写真通りの物を出す。と世界でも話題にまりました。海外 NYやパリ辺りでは、不味いし夕刻からは物騒なんで一度行きましたらもう結構です。
マクドナルドとバーガーキングではその広告表現にも自ずと方向性があります。
「Loving it」をコンセプトとするマクドナルドと面白おかしく「King」を使ったものなど色々ありますが、ぶっ飛んでるのがバーガーキングです。