AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

マイナーとメジャーの狭間(2)

2015-09-21 18:11:18 | アイディアのIdentity



今年カンヌライオンを受賞した「France in the air」
は他の航空会社とは一味違う表現でした。
(http://white-screen.jp/?p=51320より引用させて頂きました。)

ピンクの空に、光溢れる空間。舞踏会や宮殿のようなセットで、ブランコに乗りながらフランスタッチの世界観をドラマチックに展開していく本作は、ヨーロッパで第1位、世界では第4位の規模を誇る、フランスの航空会社、エールフランスの新しいCMです。
このファンタジックな旅を描くのは、昨年の大ヒットミュージックビデオ(MV)Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)の「Happy」を監督したフランス人5人組ディレクターチームWe Are From L.AからPierre Dupaquier(ピエール・デュパキエ)とClement Durou(クレメント・ド ゥロー)!赤ちゃんがブレイクダンスを踊る、エビアンのCM「Baby & Me」も過去に手掛けるヒットメーカーです。
会社のCMといえば、飛行機や笑顔のフライトアテンダント、快適な座席、といったものが多く、どれも同じように感じていました。ですが、私たちは見ている人にエールフランスのユニークさを感じてもらいたかったんです」と語るのは、クリエイティブディレクターであるRémi Babinet(レミ・バビネ)氏。






バビネ氏がインスピレーションを受けたものの一つとして、18世紀に活躍した、フランス・ロココ美術を代表する画家Jean Honoré Fragonard(ジャン・オノレ・フラゴール)の「ぶらんこ」が挙げられる。1767年に発表された、庭園にあるブランコに乗る若い女性とそれを見つめる愛人の男性を描いた作品だ。
また、1976年に公開されたJacques Demy(ジャック・ドュミ)監督のフランス・ミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」や光と空間をテーマに、主にインスタレーション作品を制作しているモダンアーティストJames Turrell(ジェームズ・タレル)にも影響を受けているそうだ。 因みにキャストの中には、「オペラ座の怪人」の舞台となったガルニエ宮というパリにあるオペラ座から、幼いバレリーナも出演しています。
シャネル、カルチェそしてエア フランスといい、お洒落な質の高い オートクチュールと同じく広告表現も質の高い仕立屋です。