南無煩悩大菩薩

今日是好日也

花と出会う。

2012-06-12 | つれづれの風景。

花が咲いている。

いかに培養をしても、種子にこれに応える先在的な力が無ければ花は発生しない。

いくら外から働きかけても、内にこれに応える潜在的性質が無かったならば、人の意識現象も生じさせることはできまい。

もとより反対に種子のみあったとしても土と水がなければこれもまた発生しないともいえる。

だから花は偶然に咲いているのではなく、必然で咲いている。

出会い芽生えるとはそのようなものだとも思える。
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トイレの神様。

2012-06-09 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

丸い卵も切りよで四角、ものも言いよで角が立つ。

低俗な言葉を使わずそれとなす諭す、いいですなぁ。

おっと、感心より勧進、

苦しくも前に進んでいま一歩 東や西にたれかけるな 南る人は北ながる

そっとながらしっかり、手を添えて、と。
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○か×か

2012-06-08 | 意匠芸術美術音楽

「君はこの絵を見てどう思うね?」

「コンセプチュアル・アートかしら。でも平凡ね。」

「マルとバツの中心に顔をおいて、左目だけでバツを見ながら顔を近くからだんだん遠ざけてみてごらん、画面の大きさにもよるが、この画面(650x550)なら40センチ位で、視界からマルが消えるはずだよ」

「・・あらほんと、思い出したわ、これって 盲点 のことね」

「そう、1966年のマリオットという人の発見で、人の網膜の構造上どうしても穴のように視野が抜け落ちてしまう部分があるそうだ」

「見えているつもりが盲点ということね、わたしさっき平凡なんていったけど凄くいい絵に見えてきたんだもの」

「君もそう思うかね、私も芸術作品と呼んでも差し支えないと思っている」

「ひらめいたわ、盲点は位置関係に関ると言うことをいいたいのね、そしてバッテンばかりみているとマルが視界から消える」

「ただそれだけでもない、この作品はもしかしたら連作の可能性だってある。もうひとつは、最初から○の描かれていない・・・・」

「マルがバツか、君はどう思うかね?」
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自然観。

2012-06-07 | 意匠芸術美術音楽
(染付雪景山水図)

古典的物理学の自然観はすべての現象を広義における物質とその運動との二つの観念によって表現するものであると、寺田寅彦先生の本に書いてあった。
物質を離れての運動は無く、運動を離れての物質は存在しないのだと続ける。
そして、芭蕉の「不易流行」の説にはおのずからこれに相通ずるものがあると結ぶ。

人間の手によって産みだされるものにはその血が通う。
物質が人を慰め喜ばせおぼろげにも真理を垣間見せるのは、理にも適ったことなのだと、そんなことを匂わせる作品である。

人間の自然観に、自然がきっちりと合わせてくれているようだ。

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ついつい。

2012-06-06 | 世界の写窓から
(source/Jayne Mansfield Meeting Queen Elizabeth II, 1957)

過日、英国連邦の女王エリザベス2世が在位60年を迎えたと言う。
わが邦の昭和天皇も長かったがこの方も奉祝の至りであります。

話は変わるが、世の中には持つものと持たざるものがいるという。
しかし、天は二物を与えず、ともいう。

ヴギウギの女王、笠置シズ子さんは、乳がんの手術で乳房を一つとったあと、身体のバランスを失ってよく階段からおちそうになったというが、そのときの一言、

「天から二つ授かったものは、あれは一つなのね」

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月影のワルツ

2012-06-05 | 世界の写窓から
(source/National Geographic)

右上に見える黒点は、先日の金環日食の時の地球に落ちた月の影。

日本の気象衛星がとらえた。

月並みな言い方だけれど、天体がワルツを舞っている。

あの下で私は仰いでいたことになる。

月影で踊るのもいいが、天空からみるとまたずいぶんと趣が違うものである。
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描いても毛にはならない。

2012-06-04 | 世界の写窓から
(source/telegraph)

誰かが言っていた。比較は暴力である、と。

お父さんもあそこの旦那さんのように毛があったらいいのに、などと聞かされている親父は、それをよくわかっている。

容姿や性格を相対的に見て比較し、白黒つけるのは暴力に等しい。

この象も、わいにはわいのよさがあるぞうとおもっている。
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よい夢を

2012-06-01 | 世界の写窓から
(Marilyn Monroe)

今日6月1日は、マリリンモンローの誕生日だそうだ、1926年生まれというから、存命ならば86歳になる。

こんな話を思い出した。

・・・爺さんがほのかに想いを抱いていた若い女性とたまたま同じ部屋で一夜を明かすことになった。
彼女はシャワーの前に「私はシャワーのときにドアを閉めたことは一度もないのよ。いつだってあけられるのよ」

爺さんは考えた、「わしを信用しているからというのか、見たければ見せてあげるから這入ってらっしゃいということか、老いぼれ爺さんの存在なんかぜんぜん問題にしていないということか・・」しかしなんの為にそんなことをわざわざ断ったのかわからない。

・・やがてシャワーを終えた女がベットにはいるのを横目で見た爺さんはびっくらこいた。

うまれたまんまの姿でなにもかけていない。

爺さんは、脳溢血を覚悟しながら、思い切って切り出した。

「なにもかけずに寝るのかい?」

すると、彼女はちょっと流し目でわしをみながら微笑んでこういった。

「めざましをかけて寝るわ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・  ・・・・  ・・   ・


(source/LIFE)


ハッピーバースデイ、マリリン。


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