(切抜/LIFE)
1968年6月14日号のライフ誌の表紙。
同年6月5日に暗殺されたロバートケネディ上院議員がありし日に美しい海岸線をジョギングしている。
勝者のいないベトナム戦争のテト攻勢やキング牧師の暗殺などもこの年で、社会が「統合失調症」に罹っているようだと論調にある。
昨日までの日常がある境をもって、断絶する、もしくは終焉を迎えるということは、無常の世においては致し方は無いのかもしれない。
しかし、無体不条理むなしすぎるほどの無力を覚えさせられる理由のない被害の強要、そんなふうに人を危める事件が起ると、やりどころの無い怒りを私は持つ。
そう今、私は怒っている、おこっているのではなく、いかっている。たぶん血圧は上がっているだろう。
そして、血圧を下げるためにこんな話を想いだす。
精神病院に自分は神だ神だと吹聴する男が入院してきた。すると古株の患者が彼に近づきこういった。
「わしはお前をつくった覚えは無い」
1968年6月14日号のライフ誌の表紙。
同年6月5日に暗殺されたロバートケネディ上院議員がありし日に美しい海岸線をジョギングしている。
勝者のいないベトナム戦争のテト攻勢やキング牧師の暗殺などもこの年で、社会が「統合失調症」に罹っているようだと論調にある。
昨日までの日常がある境をもって、断絶する、もしくは終焉を迎えるということは、無常の世においては致し方は無いのかもしれない。
しかし、無体不条理むなしすぎるほどの無力を覚えさせられる理由のない被害の強要、そんなふうに人を危める事件が起ると、やりどころの無い怒りを私は持つ。
そう今、私は怒っている、おこっているのではなく、いかっている。たぶん血圧は上がっているだろう。
そして、血圧を下げるためにこんな話を想いだす。
精神病院に自分は神だ神だと吹聴する男が入院してきた。すると古株の患者が彼に近づきこういった。
「わしはお前をつくった覚えは無い」