「犬が吠えなかったことが奇妙なのだ。」
シャーロック・ホームズににそう言わせた、アーサー・コナン・ドイルは、推意の基本をこう語っている、
「変わっているところが決まって手がかりになる。」
推理、推測、予測の類において、その精度の高低は、変化を見逃さない着眼力・感知力の鈍敏に左右される。
事件事故においても、初動においてそれを見逃すと、取り返しの効かないような失態を演じる事になるようだ。
人生に起こる物事は、ほとんど常に「想定」の外側でおこる。それを理解せず前例や憶測に囚われてはなるまい。
頭が良く賢い人たちは、「どんなときにどうすればよいか」はとてもよく知っているだろうが、問題は「今がどんなときか」を感知する力にあるように思う。
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