南無煩悩大菩薩

今日是好日也

組織。

2007-11-15 | 有屋無屋の遍路。

識別されうる一つの集団として、なんらかの統制の元に存在として組み上げられたものを組織という。

上手く組織化されている。という言い表し方があるが、それそのものにあまり意味は無い。

つまり組織は人間が作る以上非常に流動的な形態とならざるを得ないであろうから。

時の経過による、様々な思惑の変化の中で、実際にはかなり劇的な変化をしているはずである。

つまりその変化の中で、そのなんらかの統制装置も同じように変革を行えていなければ、組織は崩壊するという可能性を常に内包している。

単純な組織とは、多分仮想敵国を存在させる事によって纏まるものであろう。

訳のわからないままに、身を守るためだけに、若しくは上手いスープを飲むためだけの目的で出来上がる組織は幾ら大きくても脆い。

むしろ肥大化すればするほど、組織人的感覚疲労は、大きくなる。

少なければよい訳でもない。流動性と変革性への対応力はある程度の規模がなければ、脆弱極まりない。

組織ぐるみの・・・。という言い表し方にもあまり意味は無い。

ぐるになって何かをするのが組織である。

私はしていない。関係ない。というような人間はその組織にいることを、なんと思っているのだろう。

早くその組織を抜けることだ。

居続けるなら、ちゃんと一員であることを自覚しなければ、それはもう組織とは呼べない存在の団体である。

ご一行様。にしか過ぎない。

水戸のご老公ご一行様のほうが、ずっと社会的貢献度は高い。

つるむのではなく、組織として身を律する覚悟が組織人の第一対応であろう。

人の振り見て我が振りなおせ。

我々は、どのような組織に所属したいと切望し、自助努力を重ねていけばいいのだろうか?


どんな善神達でさえ、森羅万象の問題に対し、単独で出来ることは、高が知れているのである。