南無煩悩大菩薩

今日是好日也

萬願。

2007-05-21 | なんとなく落書。

一芸に秀でるものは諸芸に通ず。


人にはよい所があればわるい所もある。

どちらか一方だけということは人間ありえないのであります。

向学の為の努力が苦にならないこと、集中と継続に飽きないことは、自分本来の面目に関わることであり、それがよい所であり、みづからの強みの発露につながることであります。

唯一無二の存在である、「自分」というものの声に接したとき、人からはどう見られようが、「自分本来の面目を保った」という唯楽喜悦の境涯への、一本道になるのであります。


みづからの面目にかける。


萬願如来は、その心意気に降臨するのであります。


偉大なるかの葛飾北斎は、90年ほどの生涯の終わりに、「あと1年生かしてくれたら、わしは本当の絵というものがわかる」といったと聞きます。
晩年の画号は、画狂人卍。壮絶なる面目であります。



すくなくとも、ましなところとどうしようもないところを間違えないで、本来の面目を問いつつ、萬願に向かいたいものであります。





「願わくは 花の下にて春死なん。そのきさらぎの 望月の頃。」
-西行-



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