展示替えです

2013-06-20 | 日記

絵の展示替えをしました。水彩画やドローイングを飾って見ましたが、どうでしょうか。軽装で涼しげな雰囲気が出たように思います。何といってもこれから暑い季節に向いますので、見た目にも清涼感あるものが気持ちも軽くしてくれます。そうかといって描かれているものには重いものもあるとは思いますが、画材などによって、インテリアとしては絵画は季節感を非常に醸すものですね。この写真のように、これは25歳で死んだ四谷十三雄 ( 1938-1963 ) の鉛筆デッサンで、女性のポートレートなのですが鉛筆で描かれたというだけで、すでに午後の室内を軽くしてくれます。それにしてもギャラリーは暇なので、一人この四谷十三雄の絵を見ていると、何故か切なくなってしまうんですね。デッサンだと言っても描かれているのは単に横顔に過ぎないけど、実は 「 切なさ 」 を描いたのではないだろうか。まあ、そういう感情移入することは、時としてありますね。絵は、見る人の時々の感情によって、いろいろな表情を持っていると思います。

書棚の横に掛かるこの水彩画は、西脇順三郎の 「 熱海 」 です。制作年は不明。 うっとうしい梅雨の季節、気分転換にぜひ絵を見にいらして下さい。