コラージュ・デッサン

2017-10-29 | 日記

            

            

一日雨降りの日だった。こんな日は体が休まって、なんとなく気持ちいいのである。あまりいい天気だと、気持ちが一応ソワソワして来て落ち着きが無くなってしまうことがありがちなことでして…。「越後上布です、似合いそうですね」。下の絵は、蝶皿草(ちょうさらくさ) ? と命名しよう。

 


古書目録表紙

2017-10-27 | 日記

           

先日届いた『 森井書店古書目録 平成29年11月 』の表紙。すなわち竹久夢二 (1886-1936) 自筆のセノオ楽譜表紙デザイン画である。目録の案内によるとこの自筆の絵は画用紙 (34.5cm×25.5cm) に着彩。価格は税込みで2,800,000円。

 


meiji “ THE chocolate ”

2017-10-21 | 日記

      

スーパーの店頭に並べてあったチョコレート。パッケージのデザインが気に入って一枚買って来た。机の脇に立て掛けて写真を撮る。段ボール色の地に、銀に縁どられた赤いカカオの実がおもしろい。「ベルベット・ミルク」というパッケージのコピーが、文字通りに僕の目にもベルベットに映ったからかも知れない。“ THE ” という冠詞がなぜか、チョコの中のチョコであるという意味を与えている。椅子にも “ THE CHAIR ” という “ THE ” が付いたフォルムの美しい椅子がある。広告文には「香りを食べる、こだわりカカオの〈 meiji THE Chocolate 〉。ナッティな香りとミルクのこく、どこまでも濃密な深みが漂います。」とある。( ナッティとはカカオの風味のことかな?「ナッティな香り」という表現はどうなんだろう … )

土曜日の曇り空の朝に、ブラック・コーヒーとザ・チョコレートで目覚める。

 


夕陽

2017-10-18 | 日記

       

いつだったかの日に撮ったもの。夕陽が障子窓を透過して朽ちた木像を照らしている。背景にみえるのはホアン・ミロ (1893-1983) の1972年のパリでの展覧会ポスター。このポスターは僕がまだ学生の時に、あの頃まだ銀座にあったイエナ書店で思い切って買ったもので、とてもビンボウな学生だったがこの書店では外国のいい画集をたくさん見せてもらった。勿論買える訳でもなかったが銀座のイエナは当時の僕の “ 芸術専門学校 ” だった。立ち読みがありがたかった。思い出すと当時の自分がいとおしくなるのである。しかし、現実の夕陽のこの時間も刻々に過ぎて、やがて夕闇のパラソルが開き始めるだろう。僕はこの写真によっていつかまた思い出すのだ、若い日の僕自身と「わが身の Honte!」を。夕陽を受ける木像は美しく朽ちた薔薇である。