昨日、第三回目にして最終回の講座、「 郷土の詩人 矢沢宰の詩を読む 」 があった。講師は地元・見附市出身の詩人・八木忠栄氏。
最終回は、参加者約30名の方々の前もって作った自作詩を読んで、先生が批評を述べる、というものだった。皆さんよく書かれるものだと感心した。最後に、先生の自作詩 「 窓 ― 矢沢宰に 」 が披露された。終了後、希望者が集って市内の料理屋で、先生を囲んでの懇親会があったが、僕は参加しなかった。これで、今年、矢沢宰生誕70年の記念事業は終了したのだろうか。やはり、 『 矢沢宰全集 』 ができればいいのにな、と思う。全三巻くらいになるだろうか。筑摩書房なんかが出してくれると理想である。
ところで三回の講座が終ってみて、何か物足りないのである。なんだろう … 、あまり矢沢の詩を精読しなかったし、鑑賞しなかったように思う … のが、僕としては物足りなかったのかも知れない。参加者の皆さんはほとんどジモトの方々だったのだろうが、矢沢についてどんな思いを持って参加していたのだろう … 。そんなことも聞いて見たかった。
夕方、久し振りに近くの、車で3分くらいの温泉、 “ おいらこの湯 ” に入って来た。もう五時をまわっていたが、温泉場にしては小さ目の湯船に、老人のような方々で結構混み合っていた。大きな窓から見る、刈谷田川を手前にして遠く青い守門岳。
今日の雲は全体に灰色だったし、小雨が降った。