黒い本
2010-08-17 | 日記
『 ざわめく真空 』 2010年5月17日発行 画・有坂ゆかり 文・伴田良輔 発行所・言水制作室。サブタイトルは 「 有坂ゆかりの絵画 」。昨日、ご本人から届きました。
有坂さんは東京在住の画家。僕のお会いしたところでは、とても物静かな知性的な女性という印象です。
しかしその作品を拝見しますと、これは 「 情念 」 の画家であろうと思います。正確には覚えていませんが T.S.エリオット は、一つの芸術作品には主知的なものと情的 ( エロティシズム ) なものとが同時に内在していなければなりません、と書いていたように思います。言葉を勝手に僕が変えているかも知れませんが、以来この思いが僕にとって金科玉条になっています。特に造形作品を見るときの基準にしています。
世界のあらゆるものは、相反するもので構成されています。物質にしても生命現象のことにしてもプラスとマイナス、オスとメス。理性と感情。
有坂さんの芸術は、この相反世界のもたらす秩序の謂いであろうと思います。
有坂さんは東京在住の画家。僕のお会いしたところでは、とても物静かな知性的な女性という印象です。
しかしその作品を拝見しますと、これは 「 情念 」 の画家であろうと思います。正確には覚えていませんが T.S.エリオット は、一つの芸術作品には主知的なものと情的 ( エロティシズム ) なものとが同時に内在していなければなりません、と書いていたように思います。言葉を勝手に僕が変えているかも知れませんが、以来この思いが僕にとって金科玉条になっています。特に造形作品を見るときの基準にしています。
世界のあらゆるものは、相反するもので構成されています。物質にしても生命現象のことにしてもプラスとマイナス、オスとメス。理性と感情。
有坂さんの芸術は、この相反世界のもたらす秩序の謂いであろうと思います。