来年も気持ちの持ちようで

2011-12-31 | 日記

                         

いつもの窓から見える雪景色で、今夜は向かいの家も明かりが点いている。今は午後十時過ぎ、向かいの家は普段だったらもうとっくに明かりが消えているのに、今日ばかりはどこの家も窓には灯りがある。大晦日の夜である。掲載の写真は露出が長かったせいか、光が帯を引いている。ちょっと幻想的だったし、捨てるのも何だしと思って捨てないで掲載した。

ブログは、途中書かない日もあったけど、毎日書こうと思って書いてきたが、どんなものだろう。個人的で余りに個人的なブログ記事なので今後どうしたものだろう。ということをいつも考えていて、しかしこういうことは誰にも強制された訳でもないから、いつでも止めてもいい。しかし書いている内になんだか愛着も出てきて、上手く言えないけど、これは何かの exercise なのかも知れなくて、と思えてきて、書ける時は書いたほうがいいのだろう、と思うようになった。だから、来年も書いて見ようと思う。マンネリズムに陥ることもあったりして、これはやっぱり気持ちの持ちようなので…。いずれにせよもう明日は新春であるから、春が来る。

  春はきぬ 春はきぬ

  初音やさしきうぐひすよ

  こぞに別離(わかれ)を告げよかし

  谷間に残る白雪よ

  葬りかくせ去歳(こぞ)の冬  ( 島崎藤村著 『 若菜集 』 より 「 春の歌 」 から抜粋 )

 


暮れの冬ごもり

2011-12-30 | 日記

                              

今年も暮れようとしている夜の空は晴れてオリオンの欠片が雲に見え隠れしていたが、いつ間に雲が覆ってしまっていた。冬の空は変化が早いから、明日は雪が降るかも知れない。今夜もやけに冷えてきてエアコンも効かない。12月は後半に入って雪の日が続いた。屋根の雪も降ろさないといけなくなった。雪は重さがあるから、その重さがそのまま生活の重さになる。あと数ヶ月、雪に埋もれた生活をしなければならない。だから家の中だけは暖かくして、いとおしく寒い季節と付き合わなければならないのである。そう思えば雪の寒い夜には、机の上に一杯の熱いお茶もいいのである。一灯の明かりの陰影に蕪村の一句が暖かい。

     うづみ火や我かくれ家も雪の中

 


ホームズ邸

2011-12-29 | 日記

                                    

左がロンドン・ベーカー街221Bのホームズ邸のサロン、右は部屋の見取図。中村好文著 『 意中の建築 下巻 』 より引用です。この館は実はシャーロック・ホームズ・ミュージアムで、1990年にオープンしたそうです。


洋書?

2011-12-28 | 日記

                                      

頂いた洋書、ではなくてジュエリーボックスでした。何を入れようか、 ちょっと favorite なものを入れておこうか。万年筆が好きだから、とっておきの MONTBRANC を入れておこうか。文鎮やなんかも読書の時は必需品だから、机上にあるものの 「 文具 」 やなんか入れておくと便利かな。ちょっとシャーロック・ホームズのサロン ( 何かの本で見ました ) にあるような雰囲気の洋書風インテリア小物です。オブジェの台座にもいいかな…。使い方が楽しみです。

 


BEN SHAHN

2011-12-27 | 日記

                          

『 芸術新潮 』 JANUARY 2012 の表紙。特集はべン・シャーン ( 1898-1969 ) 。この表紙絵のデッサンには 「 一篇の詩の最初の言葉 」 というタイトルが付けられている。ベンの線は甲殻類の甲殻が繋がっているような独特のものである。もっと言うと、何故か有刺鉄線の線に似ているとも思うのだが…、それにしてもこういう線がよく描けるものだ。