再訪

2012-04-30 | 日記

               

                   

28日は山梨県北杜市にある GALLERY TRAX を再訪した。天気のいい日だったから桜の花がそよ風に散って、ギャラリーの磨きこまれた床に美しい模様になった。保育園だった廃屋をギャラリーにした空間は、デザイナー・木村二郎 ( 1947-2004 ) の遺作にして傑作である。

 「 木村二郎 10の生活術 」 の一つに 「 8. 愚かなルールに屈しないようにすると楽しい 」 というのがある。

                       


夜のカフェ

2012-04-29 | 日記

        

エドワード・ホッパー ( 1882-1967 ) の絵にも共通するような ( ? ) 夜の情景、と言いたいのですが、この夜の孤独感がうまく出なかったナ…。そう考えると一般的にいって、一枚の写真が放つ空気感の源とはいったい那辺にあるんだろうか。一々追求していくと面白い結果にたどり着けるのではないだろうか。削除 ( イコール、写真のトリミングといってもいいかも知れない ) につぐ削除、また削除していく。そういえば、ホッパーの絵はディテールを描くというよりは空気感を描いているのではないか …。 atmosphere を描く画家・ホッパーに最近こころ引かれるものがある。

 


春の日に

2012-04-27 | 日記

          

新緑が光を透かして、こういう自然を背景にたたずむブロンズを見ると、より一層金属の肉体は精彩を放っているように思う。金属が肉体化している。

わるガキの頃修学旅行で見た印象は、こういうものは遥か彼方のものに過ぎなかった。でも、今またこうして向き合うと当時とはまるで違う、より身近に見ることができる。身近というのは心理的といっていいのか精神的とでもいうのか …  「 思えば遠くへ来たもんだ 」 という思いに充たされる。

人は何故思い煩うのだろう …。制作者フランソワ・オーギュスト・ルネ・ロダン ( 1840-1917 ) はなぜ一人の才能ある愛すべき女性を狂人に追いやったのだろう …。この像を見る全ての人は男女問わずこういう疑問について、自分自身の内省として真摯に考えなければならない、と思う。何故と言って、折角こういう名作と面と向かうのだから。 ( … という思いです )

 


YOYOGI VILLAGE 再び

2012-04-26 | 日記

        正面入口

        drink bar

        パン屋の椅子

drink bar の熱いスープは、パン付きで美味しかった。野菜ジュースも美味しそうだったけどお腹が空いていたから、ここの熱いスープはなんだか VILLAGE を象徴しているようだったナ。どこのお店の方も自然な優しい笑顔だった。 “ トーキョーサービス ” はこころもからだも温まる。

 “ 代々木 VILLAGE ” は、東京都渋谷区代々木1-28-9 です。


小さな書店 [ POST ]

2012-04-25 | 日記

                    

          

                

東京・代々木に最近できた書店です。コンテナを組み立ててショップやカフェ、ギャラリー、ブティックなどが入る “ YOYOGI VILLAGE ” の一角に書店 [ POST ] はあります。この書店は期間を限定して一つの出版社だけの書籍を並べるという、たいへんユニークな書店です。訪れた時はスイスのチューリッヒの出版社 “ ラース・ミュラー ” でした。主にデザイン、建築、コンテンポラリーアートの本を出版しているということでした。左下の黒い表紙の本はジャスパー・モリソンの作品集です。またその並びの右端の黄色い表紙の赤いタイポの本は、イギリス50年代のアート・建築・デザインを紹介したもの。どの本も丁寧に作られています。興味尽きないものばかりでありました。 www.post-books.jp で検索して見て下さい。