四谷十三雄の作品2点

2020-11-23 | 日記

 

この四谷十三雄作品は、彼の作品が見たいという方のリクエストがありましたので、久し振りのブログですが、ここに掲載します。
2012年 (1月8日) に、このブログで四谷十三雄 (1938‐1963) の作品を紹介しましたが、これを見られた方のリクエストです。仕舞いこんでいた作品を先ほど2点ばかり探し当てたものです。他にも何点か所蔵していて、こちらの方は未だ見つけていませんから、また後日、整理しながらの捜索(?)をして見たいと思います。
僕が四谷の作品を知ったのは洲之内徹が『芸術新潮』という新潮社発行の雑誌に「気まぐれ美術館」というエッセイを連載されていて、やはり僕は、そのバックナンバーで知ったのでした。記憶ですが、四谷の初めての個展の案内状が出来上がって、彼はそれを受け取っての帰路の時かに、車に轢かれ命を絶ったということでした。かわいそうな十三雄君!
右の絵は、燃え上がるような彼の彼自身の未来を指向する意気込みを象徴しているように思えて、僕はこの絵を見た時、静かに心が震えたことを、今も思い出します。

 


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2 コメント

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Unknown (姫子)
2020-11-23 18:10:16
四谷十三雄がどんな人物だったのかを知っている人がこれらの絵を見たら、また特にモデルに心当たりがある絵はなおさら感慨深いものがあります。ありがとうございました。
Unknown (m.sakai)
2020-11-23 20:22:03
僕はただ第三者ですが、画家の身近におられた方なら、このモデルの人物がどなたかは分かっておいででしょうから、感慨一入だろうと思います。
一枚の紙に描かれた、たった一枚の絵でさえも、時間も環境も遠くある人たちにさえ、慰めと希望をもたらすものだと思います。

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