地震後

2011-03-18 | 日記

大震災後すでに一週間が経ちました。平成23 ( 2011 ) 年3月11日金曜日午後2時46分頃、運命の天変地異が発生。                                        今日は久々に青空に月が浮かんでいます、見えますか?満月ではありませんが、しかし夕方の晴れた空に出る月は透き通って雲と分かちがたい。まだまだ高山は月と雪に白く輝いています。

 下記は相澤直人著 『 理想的兵卒 』 ( 光人社NF文庫版 2006年11月17日発行 ) より引用 。                                                       

「  私ハ私ノタネヲ、コノ地球上ニマクマイ。ソレガ、私以外ノ人間ニ対スル精一杯ノ愛デアル 」

「  秋風がかくも澄む日は恥もなく見栄もなく唯生きておりたし 」                                                                                         

  


ホワイトマウンテン・ハッカイ

2011-03-09 | 日記

トミオカホワイト美術館から見える、蒼穹に白く輝く八海。未開の精神は自然の神秘に遭遇することで目覚める。清浄な冷気に体が畏敬する。今日は 「 感謝 」 の日であるという。三月九日、さんきゅう。

     夢はいつも帰って行った、麓の雪に閉ざされた村へ。                             そして夢は再び、厳冬の白い世界で生まれるのだった。

 


久々です

2011-03-08 | 日記

二月は一回もブログを書きませんでしたね。一月の豪雪には心身が滅入っていました。何をするにも気力がついていかなくて、体も気持ちに連動していて毎日が憂鬱でした。二月は晴天が続いていたのですが、やっぱり一月を引きずった日々でした。一月は残酷な月だった!
写真は、栃尾の 「 道の駅 R290 」 で如月中旬に行われた遊雪祭りの時の 「 雪の中の灯り 」 です。小さなカマクラの中に灯ったロウソクの灯り。掲載する時節が少しずれましたが、冷たい冬の闇の中に灯された火は一つの鼓動だった。何でもない寒い夜が、しかし一個のロウソクを灯すだけで、しかし心が温まるのですね。なぜこのたった一個の灯りがこの厳冬の全世界風景を激変さすことができるのだろう。                                    良寛 ( 1758-1831 ) の和歌に、

   あは雪の中にたちたる三千大千世界 ( みちあふち )
              またその中に沫雪 ( あわゆき ) ぞ降る

というのがあります。じっと降る雪を見つめていると永遠の世界が現出するのだ、しかしまたその永遠の世界にあっても雪は静かに降っているのだった、という。果てしない循環する世界。これを輪廻というのだろうか、僕は知らない。知らないけど、ロウソクの灯りを見つめていると不思議な感覚になるのだった。

   かまくらの灯りの中も三千大千世界