婦人像偽画

2015-04-29 | 日記

     

先日、長岡市内にある県立近代美術館でこのエドゥアール・マネ ( 1832-1883 ) の絵を見てきた。ポスターになっているこの絵が見たかったからで、やっぱり期待通り、良かった! 画家の亡くなる前年の年に描かれた 「 灰色の羽根帽子の婦人 」 というパステル画である。ポスターが欲しかったので聞いてみると、頂くことができたので、このポスター ( B2サイズ 728mm×515mm ) を写真のようにアクリルやクレヨンを上塗りして “ 改作 ” してみた。背景をグリーンに変え、赤い椅子を追加した。 改作作業しながら、マネの絵の上手さを実感するのである。ポスターの薄く軽い紙が、塗り付けた絵の具やクレヨンの重みで結構重くなった。

 


白壁崩れる蔵

2015-04-27 | 日記

     

隣の家の蔵である。土壁が崩れ、板壁も風前である。痛々しい光景だが、春が心地いい風を運んでくるから、暮れかかって行く一日が名残惜しい。この敷地内には水芭蕉もあって、もう萎れかかっていた。気付かないでいると季節は余りにも早く行くので、サンダル履きでは追い付かないのである。夜にはまた、蛙の鳴き声が始っている。「 思い出 」 は季節が逝くたびに思い出せなくなって行く。

     

 


白い霊峰

2015-04-21 | 日記

    

小学生の頃の校歌に、「 霊峰守門 」 というのがあった。卒業したその小学校は、もう今はないが、こういう校歌なんていうものはどうなってしまうのだろうか。近年、過疎の町村では学校が廃校になって行く。それで、そういう校歌なんていうものはどうなるんだろうか。もうその学校がないので永遠に歌われないのだから、教育委員会のどこかの机の擌底 (きょうてい) に忘れられているのだろう … 。

写真の白い山は今日現在のレイホウ・守門岳である。昼過ぎまでは小雨が降ったり止んだりの空が、夕方になって晴れて来た。いまだ雪に被われた白い守門岳が青空に映えている。レイホウの時間と家々の時間の速度には、相当の差異がある。下界では、四月ももう下旬になった。レイホウ界では、まだまだ冬である。

 


食堂

2015-04-12 | 日記

  

  

昨年改築された昭和十年創業の鈴多食堂。今は息子が継いで、四代目だという。四十数年前の僕が高校三年生の頃、学校の帰りには “ 鈴多のラーメン ” が友人との楽しみだった。今日の買物の帰り、母と一緒にここで夕食を摂った。僕はやっぱりラーメンを注文した 。( 上の写真は夕方の栃尾市内 )