今は亡きキャラメルママのママが大切にしていたアンティーク・ドール
今朝は当ギャラリーで第16回の 「 朝活 」 が開催され、12名の方々が参加された。テーマは 「 失敗をシェアしよう! 」 というもので、皆さん、古傷 (?) の痛みを持ってその貴重な経験談を話されていました。実に老いも若きも傾聴に値するものであった、と思います。
写真のこの少女は明日、今キャラメルママのお店を守っているユミコさんに返却しに行く。そこで、僕にとっての何かのエスポワールとして、KLEE のカタログレゾネ ( 全9巻 ) を椅子代わりにして座ってもらった。 「 二ヶ月ばかり留守にするから預かっておいて。帰って来たら連絡するから 」 。 そうか、いいな海外旅行でも行かれるんだ、とばかり思い込んでいた。今聞けば、海外旅行先は病院だったのだ。それが今となっては最後になった。もう二ヶ月過ぎたけど、もうそろそろ連絡があってもいい頃だよな、電話してみようかな、とは思いつついたが、一昨日の夜遅く、サトウ君から携帯に訃報の電話があったのだった。一週間くらい前、窓を開け放した夜の部屋に風が吹いた。飾っていた少女が倒れたのである。へえ、こんな風でも倒れるんだ、と内心思った。これも、今思えば、の話である。 “ 今思えば ” は今思えば、どうしようもなく猛烈になんとたくさんあったことか!