東京路上カンサツ

2015-03-31 | 日記

      

これは青山墓地バス停前にあった中華屋さんの外壁。大きな中華鍋が二つ並んで掛けられている。鍋底が目ン玉のようでもありユーモラスである。写真を撮っていると中からドアが開いて、兄さんが出てきたので思わず、お早うゴンス!と挨拶したから、向うは驚いていた。何でもそうだが、同じものを並べてみると面白い造形が生れてくる。それにしてもなぜ 「 ゴンス 」 なんて言う言葉が咄嗟に出てきたんだろう?

 


今日も“東京散歩”の写真

2015-03-30 | 日記

 

      

28日土曜日の朝10時頃の青山墓地。満開ではなかったが、桜が咲いていて散策している人が多かった。外人のお墓はそれぞれユニークなデザインで面白かったから、密会にはいいんじゃないだろうか。ボチボチ歩きながら、墓地にいると落ち着くという方が居られるがこれは真実なことである。

 


東京カフェ

2015-03-29 | 日記

           

昨日は久し振りに東京を歩いた。青山辺りをブラブラ歩いていると、今も自分が東京でサラリーマン生活を続けているという、錯覚に陥るのである。もう東京を離れて七年も経つというのにである。写真は、途中で見つけた小さなカフェである。女性が随分並んでいた。窓から中を少し覗いてみて、なんだかいい雰囲気のカフェだった。書棚には、カップと少ない本が置いてあって、いい感じが漂ってきた。

 


ピカソ・デッサン展

2015-03-26 | 日記

         

壁に掛かるピカソのデッサン! ではなくて、1954年のパリ、ベルグリュアン画廊での展覧会カタログである。今年一月下旬に行われた 「 銀座 古書の市 」 で入手したものである。表紙はムルロー工房の石版刷りで、このカタログの序文はピカソ(1881-1973)の “ 第一発見者 ” であるカーンワイラー ( 1884-1979 ) 自身が書いている。本物のピカソには手が届かないが、しかしこんな風に本 ( 薄めの冊子 ) を額に入れて飾ってもピカソの臨場感が味わえるというのは、そしてこんなにも嬉しいことである。

 


逆光の朝日

2015-03-24 | 日記

      

『 古今和歌集 』 の恋の歌にこんな歌がある。

  しののめの別れを惜しみ 我ぞまづ鳥よりさきになきはじめつる  

しののめ、とは暁のことであるが、朝日差し込む前の、黎明時に離れて行かなければならない男と女の別れである。今朝の朝日は千年前の朝日と同じように、仕様がない男の部屋にも差し込んでいる。それにしてもこの歌はちょっと自虐的な味があって、滑稽味もあるように思う。鳥より先になく、という発想なんて言うのはどう考えてみても一つの洒落である。