愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

ブログの是非

2014年09月19日 | Weblog
このブログは愛知学院大学関係者にはつとに評判が悪い。「愛知学院大学の学生を貶すようなことを教員が書くとはけしからん」と批判されているわけです。

しかし,そういわれてもこちらも困ってしまいます。なぜならば,このブログは大学広報のために開設しているのではなく,あくまで私が開講しているゼミの活動改善のために開設しているからです。学生の学習活動の良くない部分を改善してもらうための,いわば「説教ブログ」です。もちろんいい部分はほめることも考慮しています。想定読者はゼミ所属学生および所属を望む商学部の一部学生です。したがって,学生に対して教育のための辛口のコメントを書くことは非常識なことではないと思います。

辛口なコメントを書いてはいますが,記述にはそれなりに注意を払っています。まず,学生のプライバシーを侵害すること,個人を特定して批判するようなことはしていません。また,職務上知りえた秘密の暴露も行っていません。大学内の出来事を記述していますが,愛知学院大学の教職員あるいは学生ならばほとんどが見聞きしている事実ばかりです。例えば,学生の喫煙マナーが悪い,教室で騒いでいる学生がいる,たるんだ学生が雰囲気を停滞させている状況などは,かねてから教職員や学生が問題にしてきてことで,学外の第三者が訪れて,すぐさま発見できるようなことです。

関係者に評判の悪いこのブログをやめてしまおうかといままで何度も考えました。今もやめようかなと思っています。なぜかというと,ゼミ活動の改善にたいして貢献していないと感じているからです。意外にブログの記述には手間がかかります。一つの記事を書くために何時間も費やすことがあります。手間をかけた割には,ゼミ生の活動改善は見られないなと最近感じているのです。おそらく,ゼミ生は,「またあの人は同じことを言っている」と受け流しているのではないかと想像します。口頭で語ったことを文章化している例が多いのですが,繰り返しの指摘はかえって反発を呼んでいるのかもしれません。

ただ,今ここでやめるのは惜しいという気持ちもあります。なぜならば,こんなブログでも,共感してくれる少数の読者がいるからです。

以前ある学会に出席した時に,初対面の他大学の先生から,「あなたのブログを読んでいます」と告げられたことがあります。「ゼミの指導で悩んでいるときに,このブログを見つけました。共感できる部分があったので,あれこれブログ内の記事を読みましたよ。」といっていただきました。

一流大学は別にして,多くの大学,とくに私立大学ならば,教育上抱えている問題や対応はどこも同じでしょう。教員の悩みも共通化しています。学会や研究会で,情報交換することはありますが,機会が限られます。様々な教員によって,いつでも読むことができるブログやHPで情報が提示されるならば,教育改善の手がかりを得る機会が増えるのではないかと思います。

惰性でしばらくは続けることになるでしょう。ただ,年度末,ゼミの活動状況を見直す際に,このブログも見直すことにします。

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