愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

最後であろうとなかろうと

2011年06月21日 | 運営
今週からゼミ生募集の面接が始まります。今週が一次募集面接、来週が二次募集面接、再来週が三次募集面接です。不人気が定着しているうちのゼミでは、一次募集では5名の応募があったのみでした。定員は12名以上ですので、三次募集まで行うことがほぼ確定しています。定員を満たすため学生をかき集めなくてはならないのです。

マーケティング専門のゼミのというものは、たいていどこの大学でも人気があります。しかし、うちのゼミが一次募集で募集活動が終わったのは、本学着任後12回の募集中2回のみです。今は向学心のある学生がそこそこ応募してきますが、5年ほど前まではあぶれ者の集まる荒れたゼミでした。人気ゼミに落ちたから、他に行くところがないからここに来ましたという学生ばかり。

かつてはまともなゼミ活動ができませんでした。ゼミ生の研究発表中、他のゼミ生は全くそれを聞かず、べちゃべちゃ関係のない話をするなんてことは日常茶飯事。注意しても無視するような者がほとんど。大声で騒ぐ者もいました。ゼミの課題をいいわたすと、「なんでそんな面倒なことせなあかんの」といってやってこないのが普通。研究指導として発表に対して指摘すると、「先生に突っ込まれるのは不快だから、先生の専門外で、分からないようなことを卒論に選びたい」と意味不明なことを訴える学生すらいました。

例年、名古屋マーケティング・インカレで他大学のゼミと一緒になると、うちのゼミと顕著な違いを感じるのが女子学生の数です。うちのゼミは男子学生がほとんどです。他のゼミはたいてい女子学生が半数を超えます。女子学生が多いゼミはどこの大学でも人気ゼミです。女子学生が集まれば、男子学生も集まるので、応募者は膨れ上がります。その結果きちんと選考が行われるため、優秀な学生が多数所属することになります。うちは特待生レベルの向学心ある学生が一部所属してくれていますが、平均レベルは他大学のゼミよりも低いといえます。

不人気なのは教員の私に力量がないからです。情けないことですが、研究教育能力が低く、指導力がないと見透かされているのでしょう。女子学生に不人気なのは、能力の低さに加え、きもい、うるさいおっさんには近づきたくないと評されているのでしょう。

うちのゼミの特色として、名古屋マーケティング・インカレに参加してきたことが挙げられますが、今年度からは同学部で秋本ゼミも参加します。今年度は一部希望学生の参加にとどまっていましすが、来年度からは全ゼミ生参加の予定といいます。秋本ゼミは早くも商学部では人気ゼミで応募者殺到です。そうなると、名古屋マーケティング・インカレ参加を志す者は、そちらに流れるので、うちのゼミの存在意義は(少なくとも名古屋マーケティング・インカレ関連では)なくなるでしょう。他に行くところがないから来ましたという学生を集めて、やりたくもないのに名古屋マーケティング・インカレに参加させるのは、本人たちにとっても、教員にとっても、他大学生にとっても不快で迷惑なことです。今年度が参加最後になるかもしれません。

ただ、最後であろうとなかろうと、今年度参加するゼミ3年生には、最大限力を発揮して欲しいと思います。大学やゼミのためではなく、自分のために、自分の向上のためにあと半年間徹底的に時間と労力を使ってください。最後の本大会で、涙を流して欲しいと思います。うれし涙であろうと、悔し涙であろうと。まずは今週末の中間発表会、無い力を振り絞ってでも運営と発表両面でがんばりを見せてください。

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