愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

履修登録

2008年03月30日 | 運営
多くの大学では4月の第2週目から授業が始まります。その前に、履修登録が行われます。愛知学院大学では先週土曜日から始まりました。学生がどっと大学に繰り出すのは明日の月曜日から。

うちのゼミは小売業を中心に流通を研究するゼミです。ゼミ生には、そのゼミの研究内容に合うように履修科目を選んで欲しいと思っています。関連する商学部の科目には、マーケティング論、小売経営論、広告論、流通政策、マーケティング・リサーチ、国際マーケティング論などがあります。

是非、研究内容を考えて履修計画を立てて欲しいのですが、実際には、多くの学生は時間割の都合を中心に履修科目を選択します。金曜日には大学に行きたくないので、月曜から木曜日までに大学に出向くことにし、朝早いのは嫌だから、1時限目はやめて、2時限目から4時限目のに開講されている科目の中から、卒業要件を充たしそうなものを適当に選び、さらに楽勝科目情報を仕入れて、履修する科目を決めるという感じでしょうか。

われわれ教員はそれは良くないと指摘します。しかしそうならざるを得ない事情も理解できます。そもそも開講時限表(時間割表)自体が学生の履修計画に最適なように組まれていないからです。どちらかといえば、教員側の都合で作られているのです。学生に是非とって欲しい科目、多くの学生が履修を希望する科目が、複数同一時限に開講されていてかち合っていたり、必修科目と同一時限に開講されていたりします。幾分かそういう重なりは解消するように調整されてはいますが、学生の履修計画をきちんとシミュレーションしたうえで、開講時限表が組まれているわけではないので、学生にとっては不親切です。学生主体の開講時限表を組みましょうというスローガンが毎年唱えられているのですが、そもそもの編成方法が、一義的に教員の自己申告からスタートし、それが優先するようになっているので、本当に学生に親切な開講時限表の実現は困難です。もちろん、教員側にも色々業務があるのでそうせざるを得ない事情があるのですが。


ゼミ生にはつぎのことを心がけて履修計画を立ててほしいと思います。そうするとメリハリがきいた自分の時間割が組めると思います。

●ゼミを中心に自分の時間割のあり方を考える(ゼミでは自主的な勉強や研究発表ための打ち合わせに時間がとられることを考慮する)。
●ゼミ以外に、マーケティングや流通関連の専門科目の中で、1科目でいいから必死で勉強するものを見つける。
●マーケティングや流通関連科目以外で、興味が持てそうあるいは就職活動の準備になりそうな科目を1つ見つける(教養科目でもよい)。
●ゼミ、卒論を除いて、3年次には卒業要件がほぼ充足できることを目指す。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業

2008年03月15日 | 運営
本日平成19年度卒業式が行われ,4年生のゼミ生たちが無事全員卒業しました。

今後のご活躍をお祈り申し上げます。

写真は,国会で閣僚が居並んでいるような写真を撮りたいといって,皆で大騒ぎして撮ったものです。どのへんが閣僚っぽいのか良く分かりませんが,最後の記念にオーソドックスな写真が撮れて良かったでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年をとったと感じる時

2008年03月11日 | Weblog
先日goo ranking で30歳を過ぎて年をとったなと感じる瞬間があげられてました。久々に走って息が切れたとき,白髪を発見したとき,若い芸能人で知らない人が増えたとき,人の名前が思い出せないことが多くなったときなどなど。私にも思い当たることばかりです。

私個人が年をとったなと感じる瞬間はつぎのような時です。まず,健康にひどく関心を持つ時です。メタボ,コレステロール,肝臓,脂肪,抗がん作用などなど,こういう言葉を雑誌やテレビで見てしまうと,ついかぶりついて見入ってしまいます。小売店でもそういう表示を見るとつい買ってしまいます。また,手が乾いて,紙がうまくめくれず,つい指をなめてしまう時というのもあります。試験監督の際,答案枚数を数える時にうまく答案がめくれず,つい指をなめてしまうのです。ぺろぺろ指をなめていると,受験生が「不潔なおっさんめ!」という顔でじっとにらんでます。洋服を買う際に流行のものを避けるようになった時というのもあります。流行のもの,例えば最近のやたらとスリムなものは,逆に自分のおっさんな様をさらけ出してしまうように思えるのです。こちらが今流行ですといわれると,逆にそうじゃないものを買ってしまいます。

これらに関係して,昔と比べると普段読む雑誌が変わりました。仕事柄読む経済関連のものは別にして,健康,食事,環境問題が特集されている雑誌を好んで読むようになりました。食事は健康の基本だということで関心を持ちます(粗食なんていう言葉に反応してしまいます)。また,地球の健康も結局は自分の健康に跳ね返ってくることを心配してしまいます。たまに読むファッション誌では,中井貴一さんや佐藤浩市さんなんかがスーツを着て足を組んでいる表紙の中年向け誌に書店でついつい目が行き,あんな格好良くなりたいなと,つい買ってしまいます(自分があんな格好良い中年になることは不可能ですが)。

大学生の頃は,精神的・能力的に成長が著しい時期だと思います。大学生を見ていると,1年生から4年生まで年々成長していくのが分かります。とくに,3年生から4年生の時期は精神的・能力的な成長が顕著に見られます。成長を促すきっかけは就職活動と卒業論文かなと思っています。就職活動では社会性が身についていくようです。卒業論文では論理的思考力や文章の読み書き能力が高まるようです。そして,卒業して社会人になると,仕事でもまれてまたまた成長します。周囲のなかでの自分の位置づけが理解でき,責任感が備わって好人物になって行きます(ある意味ずるく)。こうして20代を過ごし,30代に突入すると,年をとったなあと少し感じ始めるのです。年をとったなあと感じることは成長したなあと感じることと表裏一体でなければならないのですが,本当にそれを実感できるよう努力したいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

商学部の紹介です(ネタがありませんので・・・)

2008年03月01日 | Weblog
愛知学院ブロガーの間ではつとに有名な(?)ヒゲ夫のブログにこのブログが紹介されました。紹介されてしまうと,じゃんじゃん更新せざるをえないのですが,今は春休み中。ゼミ活動はありません。そのためこのブログに書くことがない状況です。

最後の入試がもうすぐ行われます(3月10日)。また,今は受験生が最終的に入学の意思決定をする時期に入っています。そこで,ゼミ活動関連のネタをひとまずおいて,愛知学院大学商学部を少し紹介します。


商学部というのは少々人気がありません。高校生に聞くと,何をするところか分からないからだというのです。経営学部は経営者になるための学問なので,そのほうが分かりやすいと。その声に押されて,商学部を止めてしまう大学が多く,中部地方では愛知学院大学ともうひとつの大学に残っているぐらいです。ちなみに,関東や関西の名門大学(例えば,早稲田,慶応,同志社など)にはちゃんと残っています。

商学部で勉強することを一言で表現すれば,売買に関係する経済活動を捉えた学問を学ぶということです。高校生や大学生でも,毎日コンビニやスーパーで商品を買って,お金を払って生活しています。売買に関わっているのです。そのとき,売る側の立場だったら,どうやったらうまく売れるだろう,お金が入ってくるだろうと考えます。買う側の立場だったら,どうやったら無駄なく買うことが出来るだろう,お金を工面できるだろうと考えます。こういうことを学問的に追究してみようというのが商学という学問で,それを中心に学ぶことが出来るのが商学部です。

そう考えると,商学部が何をするところなのか明快,分かりやすいじゃないですか。売買に関する経済活動を学ぶのです。企業の世界ではこのことをビジネスと呼びます。

商学は,売買そのものの仕組みや法則を考えていくマーケティング論,金銭的な計算を追究する会計学や簿記,お金のやり取りを社会的な仕組みで考えていく金融論などさらに細かく分けることができます。商学部ではこういうことを学ぶのです。

売買を理解するためには,経済全体の仕組みを知る必要があるので,愛知学院大学商学部では経済学を重視しています。経済学も学ぶことになるのです。また,商品の売り手はたいてい企業なので,企業の組織や経営者の役割を考えていく経営学も学びます。さらに,最近では,売買はインターネットを使って行われることが多いので,情報ネットワークや情報処理についても学びます。

愛知学院大学商学部は,分かりづらくもなければ,古臭くもなければ,奇妙でもないと思うのですが,いかがでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする