愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

新企画

2015年11月05日 | 卒論
うちのゼミ4年生ゼミ長の牧田君を実行委員長として、愛知学院大学商学部の学生有志が、研究発表会「ビジネスカンファレンス」略してビジカンを企画しました。来年1月30、31日に名城公園キャンパスにおいて開催します。これはポスター形式による研究発表コンテストです。ビジネスに関する研究発表ならば何でもOK。参加学生は、演習、実習、卒論の成果をポスターに託して、発表します。それに対して、学生や教員が投票によって評価します。上位者は表彰されます。

そもそもこれを企画した背景は、学生の卒論に対する取り組みのモチベーションを高めるためです。うちの学部の場合、卒論はゼミ(演習)において指導されます。ゼミの単位認定者である担当教員によってゼミごとに卒論の評価がなされます。それは当然のことですが、それだけでは学生の卒論執筆に対するモチベーションは上がりません。なぜならば、少人数で2年半にわたって続くゼミにおいて、学生は教員に対して甘えの感情を持つからです。「とりあえず、字数等の形式要件さえ満たせば、先生は単位はくれるだろう」と高をくくって取り組む学生が多くみられます。もちろんほとんどの担当教員はきちんとした指導を行っていますが、学生が甘えの感情を持つと、指導がなかなか実を結ばないのです。

したがって、ゼミの外で評価される機会を設けることが必要になります。ゼミの担当教員や仲間以外に、発表内容を確認され、評価されると、学内であっても、学生は緊張感を持つことになるでしょう。ということを私はずいぶん前から学部内で提案してきましたが、無視されるか批判される以外の反応を得ることはありませんでした。

そこで、ゼミ生に直接声をかけてみたのです。そうしたら、ゼミ生自身も、現状の卒論評価について物足らなさを感じていたことが判明したのでした。ゼミ内の評価だけでは頑張り甲斐がないというのです。そして、学生主体の研究発表コンテスト主催を決意してくれました。学部の他のゼミ(中野ゼミ等)にも声をかけたところ、賛同者が現れ、実行委員会を組織し、このたびようやく開催できることになりました。

このコンテストでは、ポスター発表という形式をとります。なぜこうなったかというと、学生の研究発表でよく採用される口頭発表によるコンテストに対して、学生たちは不満を持っているからです。口頭発表、いわゆるプレゼンによる発表では、内容よりもプレゼンの巧みさによって評価が左右されがちです。卒論というのは文章表現した成果なので、それを中心とした発表コンテストは、しっかりと内容を評価する形式にしたいという学生の強い思いが、ポスター発表を選択させました。また、ポスター発表では、一度に多くの発表を展開することができことも重要点です。

卒論を焦点とした発表コンテストですが、それだけでなく、学生として個人やチームが、ビジネスに関して研究した成果ならば何でも発表してよいことになりました。うちのゼミでは、2年生、3年生にも研究発表してもらう予定です。そこで、ポスター発表の方法とコンテストの運営を学んでもらいたいと思います。
コメント
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