愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

経過報告

2022年08月29日 | 運営
8月29日は事務休業日でしたが、ゼミの3,4年生合同の研究発表・卒論の経過報告会を実施しました。全員出席するよう求めましたが、実際に出席したのは3分の1。3年生においては4チームのうち3チームはメンバーが1人以上出席しましたが、1チームは誰も出席せず。4年生は出席しないもの多数。欠席者には代替措置として経過を示すデータを求めました。大半は提出しましたが不十分なものが続出。さらに提出すらしない者もいました。

少数で行った経過報告会でしたが、大変有意義でした。少数がゆえに、学生間の質疑応答が活発になり、一つ一つの発表の問題点と修正点を丁寧に検討することができました。数人の4年生が3年生の発表に対して的確に問題点を指摘したので、3年生は多くの気づきを得て、今後の方向性が導出できた思います。また、4年生は論理的思考の訓練になったと思います。さらに、4年生の卒論テーマ発表に対して、それに初めて触れる3年生が素直に理解できない点、疑問に思う点を指摘してくれたのも良かった。4年生は「分からせる」論理構築の難しさに気づいてくれたと思います。また、3年生にとっては質疑応答の練習になったと思います。

以前のように、学年を超えて、研究発表や卒論について、肩ひじ張らずに「ああでもないこうでもない」と指摘し合うことの教育的意義を改めて知ることになりました。今後、このような機会を何度も作ります。

ところで、今回の発表会に関わらなかった多くの学生について、そのままにしておきます。何らかの課題を割り当てるとかはしません。結局、研究発表や卒論の作成が滞るだけのことで、それは自業自得です。学期最後に評価が下ります。事前に欠席の連絡をしなかった学生も数名いました(社会通念上、サボりとみなす)。それに対してペナルティーを直ちに与えることもしません。ただ、「普段の行動は見られているよ。自分に跳ね返るよ」と諭します。これまた学期最後に評価が下ります。
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メモを残せとしつこく諭していますが

2022年08月18日 | 運営
いつもゼミ生には研究発表や卒論のための調査、打ち合わせ、考察について、メモを残すように指示しています。思考や作業の過程を記録として残せということです。グループワークの場合でも、必ず個人でメモを残すように指示しています。しかし、いくら指示してもメモをきちんと残すゼミ生は半分いません。過半のゼミ生はこちらの指示をぼうっと聞いているだけです。教員の指示すらもメモしません。

私がメモを指示するのは、堂々巡りの思考や作業に陥らないようにするためです。過去うまくいかなかったことを記録として残しておけば、別の作業を行ったり、視点を変えた思考にとりかかったりすることができます。そうすれば堂々巡りから逃れられます。あるいは、同じ作業を行うにしても、記録をたどって過去の作業のやり方のまずさを改善することができます。しかし、メモをきちんと取らないゼミ生たちは、同じ間違いを何度も繰り返し、まずいことに堂々巡りに陥っていることさえ気づかないで時間をやり過ごします。

20数年の大学教員としての指導歴において、明白に感じていることは、メモをきちんと取らない学生で優秀な者はいないということです。それは、メモは思考を前に進めるきっかけになるというだけでなく、以下の記事のように自分の振り返りになるからかもしれません。つまり、文字化することによって、思考が見える化し、自らの課題が明らかになるというでしょう。

またしつこくメモを残せと諭します。実践するゼミ生は少数であったとしても。

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二刀流の大谷翔平選手や卓球の伊藤美誠選手……一流アスリートは無名だった頃からノートをつけていることが多い。メンタルトレーナーの高畑好秀さんは「体を使った練習を、頭を使って定着させるんですね。それが次の練習に活きていく。書くことで論理的に考える力も養われます」という――。

大谷翔平選手のマンダラチャート、伊藤美誠選手の師弟ノートなどなど、一流アスリートの書くノートやメモ帳が話題になることが多い。ノートを書くと、なぜ夢が叶い、目標が達成されるのだろう。勉強や習い事にもノート効果はあるのだろうか。

フィギュアスケートの羽生結弦選手が書いた「発明ノート」、サッカーの元日本代表・中村俊輔選手の「サッカーノート」、卓球の伊藤美誠選手がコーチと書いた「師弟ノート」など、一流アスリートが書いたノートやメモには、練習内容だけではなく、自分を見つめ、今足りないもの、目標を達成するために必要な課題、やるべきことが詳細に綴(つづ)られている。

大谷翔平選手の花巻東高校野球部時代に書いたマンダラチャートといわれる「目標達成シート」には、野球に関することだけでなく、「人間性」や「運」を書き入れているところにスケールの大きさがうかがえる。

出所:「プレジデントFamily2022年夏号」の一部
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