愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

記念品

2018年03月20日 | 運営
卒業式当日に撮った卒業生の写真をフォトチャネルにアップしました。加えて,卒業生からプレゼントされた記念品の写真もアップしました。

その記念品は椅子に装着する姿勢矯正具。長時間の着座で疲れない姿勢を保つことができるようにしてくれるそうです。よほど私の姿勢が悪いと思われていたか。それともいつも疲れてそうな顔をしていたか。実際,8年前ぎっくり腰になって以来,冬になると腰痛に悩んでいたので,ありがたいプレゼントです。

腰が痛くなったら,いつでも卒業生のことを思い出します。違うな。腰が痛くない身軽な状態が続いたら,「あ,これは彼らのおかげなんだ」と感謝をいたします。

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卒業

2018年03月15日 | 運営
先日,愛知県出身のスーパースターであるイチローが古巣のマリナーズに復帰することになり,そのニュースがメディアを賑わせました。40代半ばになっても,現役のメジャーリーガーとして,プロスポーツの第一線に立ち続けるということは並大抵のことではないでしょう。

そのイチローがメジャーリーグの年間安打数の新記録を打ち立てた時の言葉が,多くの人の心に刺さりました。

「小さなことを重ねることがとんでもないところに行く唯一つの道」。

大した成果を実現してきていないおじさんである私の心にも,この言葉は突き刺さりました。目標に向けて,努力を怠らず,日常の何でもないことを,何年にもわたって,毎日きちんと行い続けることが,成功への道である。このことは自分の今までの生活を振り返って納得がいきます。もちろん,私の場合,小さなことを積み重ねることがきちんとできなかったがゆえに,中途半端な成果しか生み出していないことを後悔して,納得しているわけですが。

イチローはかつてこういう言葉も残しています。「特別なことをするために特別なことをするのではない。特別なことをするために普段通りの当たり前のことをする」。

卒業生は,新生活を迎えるにあたって,今,高揚感と不安感が高まっていると思います。卒業後数年たち,新生活に慣れると,それらの感情が治まってくるでしょう。退屈な気持ちを感じるようになるかもしれません。その時に,繰り返しの日常をきちんと送るよう心掛けて欲しいと思います。そして,自分がやりたい,自分にふさわしい仕事を見つけ出し,その道でプロになるために,何を学ばなければならないのか探り出して欲しいと思います。その上で,少しづつ地道な努力を積み重ねて欲しいと思います。それで特別な成果を生み出せなかったとしても,間違いなく充実した人生にはつながります。

今年度の卒業生の思い出といえば,とにかく少数だったということです。彼らが2年次,その前年度からの揺り戻しで,うちのゼミは商学部では格別に不人気でした。3次募集までやって集まったのはわずか3人。2年次の初めての集まりの日,自己申告で,3名それぞれの性格や行動パターンを動物になぞらえて発表してもらいました。三者三様だったことを思い出します。その時,違いがあるのが当たり前だから,お互い違いを理解して協力して欲しいと話しました。なぜそのようなことをしたのかといえば,3名しかいないゼミのチーム編成では,もし衝突が起きれば,個人の逃げ場がなくなり,収拾がつかなくなることを危惧したからです。

結局,初めての集まりで感じた不安が後に的中してしまいました。研究発表準備が進むにつれ,色々衝突が起きて,協力関係が崩れ,3年次の終わりに1名が辞めることになってしまいました。私はゼミ生の人間関係にはあえて口を出さないことにしていたので,辞めていく学生を引き止めませんでしたが,このことをずっと後悔しています。

卒業生には,あの混乱を糧として欲しいと思います。小集団における協力関係の構築と維持の難しさをかみしめて欲しいと思います。卒業生は,この先,職場や地域社会で,チームで様々な活動をすることになるでしょう。このゼミでの経験と反省を是非活かしてください。
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