愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

卒業生よりレスポンス

2020年12月22日 | 運営
先日、今年度うちのゼミの卒論提出状況がよろしくないとブログに書きました。早速、卒業生数名からレスポンスがありました。心配して、様子を伺う連絡を私あてにくれました。

卒業後大学を訪ねてくる卒業生は皆「後輩たちにきちんと勉強させてください」と私に述べます。ゼミできちんと勉強した卒業生はその重要さを社会に出てから感じているようです。先のレスポンスをくれた卒業生もその気持ちから様子伺いをしているようです。

今年度は2,3,4年次すべてにおいてゼミの活動が低調になりました。秋学期からゼミが始まる2年次は、例年基礎訓練期間です。今年度は秋学期対面授業が可能になり、ゼミは毎週開講できました。そして基礎的な研究発表訓練が実施できました。したがって、今年度勉学面では低調になったとは感じていません。ただし、合宿や懇親会などの課外活動ができなかったため、2年生間でゼミに対する帰属意識が醸成されず、2年生と上級生との交流が進まない状態です。上級生が下級生にアドバイスをするというのは、研究発表や就職活動を円滑に進めるうえで重要です。今後影響が出るかもしれないと危惧しています。

例年、3年生は名古屋マーケティング・インカレ(日経BPマーケティング協賛)に参加していますが、これは今年度中止になりました。一部の3年生は日経BPマーケティング主催の西日本インカレ・オンライン発表会に参加しました。ただし、これに参加したのは約半数の3年生で、残りは参加せずになりました。参加しなかった3年生の研究発表準備はかなり不十分です。また、参加した3年生も、対面授業が始まる前(春学期と夏休み)グループ内できちんと意思統一しながら調査できたわけではないので、発表準備にかける労力が十分とは言えず、結果としてよい発表はできませんでした。合宿や懇親会ができなかったため、上級生との交流が進まなかったのは前述の通りです。そして4年生の卒論は、先日のブログの通りです。

2月に商学部主催のビジカンと呼ばれる研究発表コンテストが開催されます。今年度は、発表者がパワーポイントを活用した動画を作成して、それをオンライン上公開する形をとります。発表者や教員などがその動画を視聴し、質疑応答の末評価を行います。今年度これが締めくくりなりますので、全ゼミ生はこれまでの低調さ補うように、全力を傾けてほしいと思います。
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提出終わり

2020年12月18日 | 卒論
12月15日に卒論提出締め切りを迎えました。うちのゼミでは8名中5名の4年生が提出しました。残り3名のゼミ生は脱落しました。就職活動が忙しく卒論執筆を断念すると連絡してきた者がいた一方で、全く音信不通で消えていった者もいました。

多くの大学では、卒論は学業の集大成という位置づけです。商学部でも卒論を大変重視しています。うちのゼミでは、良い卒論を円滑に作成してもらうため、2年次、3年次にゼミ生研究発表コンテストや論文コンテストに参加してもらっています。2,3年次の活動は4年次の卒論のための助走と捉えているわけです。

その学業の集大成を手掛けなかったゼミ生が40%に上るというのは残念至極です。学部全体では脱落率は10%に満たないので、うちのゼミの学業取り組みレベルが低いということです。卒論提出したゼミ生に、「うちのゼミは学部の中では賢い方の学生が集まるという噂ではなかったのか?いったいどうなってるの?」と尋ねると、苦笑いが返答として返ってきました。きちんと卒論に取り組んだ学生から見ても、今年度の状況は好ましくなかったようです。ちなみに賢い人たちの集まるゼミというのはフェイクです。

なお提出された卒論に対し現段階では講評しません。今年度は副査制度が設けられたため、卒論評価は主査の評価に副査の評価を加味して1月中に下されます。したがって、副査の評価を待たねばならない段階で、主査の私があれこれ内容について指摘するのはよろしくありません。ただ、ゼミ全体では例年よりも低調であったといえます。春学期にまともな活動ができなかったことが響いています。遠隔授業は必ずしも教育の質を落とすものではありません。しかし、ゼミ活動は、対面で時間をかけ、学生同士、教員学生間で表情をうかがいながら行うことが重要であるようです。
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卒論審査

2020年12月02日 | 卒論
商学部では12月1日から卒論の提出が始まりました。12月15日午後5時が現物の締め切りです。ゼミ生には最後まで粘って検討を重ねたうえで、締め切りに間に合うように提出してほしいと思います。

うちのゼミでは、昨年度まで、12月の締め切り日に提出してもらった後、私が不十分な点を指摘して、残りの授業期間中に修正して再提出してもらう機会を設けていました。しかし、今年度からはこの機会はありません。なぜならば、今年度から商学部では複数教員による卒論審査制度を実施するからです。

うちの学部で採用した複数教員審査制度では、すべての卒論に対して主査と1名以上の副査が割り当てられます。主査はゼミ担当の教員ですが、副査はテーマに関連した分野の専任教員が割り当てられます。卒論現物の提出とは別に、12月15日の締め切り後、学生は卒論のPDFデータとその要旨PDFデータを提出しなければなりません。そしてそれらのデータが主査と副査に回ることになっています。主査は卒論の現物とそれらデータを読んで審査、副査はそれらデータを読んで審査します。審査期間は定期試験の前まで(残りの授業期間)で、その際には、主査と副査による口頭諮問が実施される可能性があります。

副査が加わり、学部統一のスケジュールで審査することになったため、審査の公平性を保つ理由から、原則的に提出後の書き直しは認められません。したがって、うちのゼミ恒例の卒論書き直しは行いません。

複数教員による審査制度に伴い、審査を公平に行うため、ルーブリックが導入されました。ルーブリックというのはレポートや論文を評価するための基準や指標のことです。この基準に基づいて、主査や副査は卒論を評価します。そして、副査の評価は主査に提出され、主査はそれを参考に、自らの評価と合わせ最終的に成績登録することになっています。

ゼミ生たちは後10日程度で、修正点がないように卒論を完成させなくてはなりません。例年以上に緊張感をもって、この時期集中してほしいと思います。
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