愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

英語スピーチ

2016年11月23日 | 運営
うちの4年生ゼミ長の大津君が12月3日に日進キャンパスで開催される「英語と日本語によるスピーチの祭典」に出場します。そのきっかけはEnglish Lunch Clubという催しです。

昨年度からうちのゼミでは,都合のつく時に,English Lunch Clubにゼミ生を参加させています。これは,文学部の英語学担当の先生たちがコーディネーターとなり,学生と教員が集まって,昼ご飯を食べながら,英会話を楽しむという催しです。毎月,日進キャンパスで1回,名城公園キャンパスで1回,計月2回開催されています。ゼミ生には,英語学習を忌避する気持ちを払しょくして欲しいと思い参加してもらっています。

当初は私に言われるままそれに参加していたゼミ長でしたが,何度か参加するうちにそれをいたく気に入るようになり,私が指示したり同行したりしなくても,自発的に参加するようになりました。そしてその場でスピーチの祭典を紹介されたそうです。彼は出場をためらっていましたが,私が今月のEnglish Lunch Clubに出向き,担当者に直接「うちのゼミ生をスピーチの祭典に出場させたい」と談判したところ,それを受けて決心してくれました。

名城公園キャンパスの学生がその祭典で英語スピーチするのは初めてのようです。英語部門のスピーカーの大半は文学部グローバル英語学科や英語英米文化学科の学生です。彼は,文学部の学生は自分の留学体験などを話すだろうと予想し,英語を操る能力では劣る商学部の学生の自分が,彼らと差別化するためにはビジネスのことを話すのが良いと判断し,企業のマーケティング活動をスピーチ原稿に盛り込むことにしました。

昨日そのスピーチ原稿をチェックして欲しいと私の研究室までやってきました。国際マーケティングの考え方を取り上げた商学部学生らしい内容です。彼は英会話はなかなか上手なのですが,英作文は苦手のようです。文法や語彙の誤りがあったので,私のできる範囲で修正しました。しかし,私は英語の専門家ではないので,文章を直しきれません。ネイティブや英語の専門家の視点ではおかしな表現がいくつも含まれているでしょう。「表現が少しおかしくても,スピーチなんだから,大きな声で堂々と話せば,話したいことは伝わる。強い印象を持ってもらえるように動きを大きくするように」とゼミ長にアドバイスしました。

卒論の提出も控えていて忙しい時期ですが,このスピーチ祭典出場は,彼にとってかけがえのない経験になるでしょう。

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締め切り

2016年11月20日 | 運営
ゼミ生たちは現在活動の締め切りが迫り,焦っています。2年生は論文コンテスト,3年生は名古屋マーケティング・インカレ,4年生は卒論です。

2年生は研究発表の基礎訓練として論文コンテストに応募してもらいます。結論に難があっても,調査に不十分さがあっても構わないから,所定の字数で論理的に文書を書く練習をすることが大事であると諭してきました。私からは難点を指摘し,修正を迫ることはしていません。変な内容でも,とにかく完成させることが重要です。彼らは2年生にしては,何とか,頑張っていますが,肝心の結論が出ないと悩んでいます。戦略提案が結論になるのですが,うまく導出できないままです。変な提案,ありきたりの結論でも構いません。基礎訓練として,なんとか論文を形作ってくれれば,その過程で学ぶことがたくさんあるでしょう。

逆に,3年生には,散々研究内容の不十分な点を指摘してきました。先週は,発表内容の中核であるケーススタディーに対して,「全然あかん」とダメ出ししました。彼らのテーマは,ディズニー・リゾートとUSJをケースに,海外テーマパークの日本市場参入に関する指針を探るというのですが,このままではどこの本にも書いてある常識的提言をなぞってお仕舞であると指摘しました。参入前のマーケティング計画と参入後の市場適応をケースで見ていくと彼らは説明しておきながら,実際には,きちんと時系列的に経営行動の変化を追っていないし,さらには特定行動がなぜ起きたのかという要因も探っていない。ただ,起きた出来事を並べただけ,しかも一部の分野は開業後から今までの経緯を記述している一方,別の分野は今現在の姿を描いてるだけという中途半端さ。文献調査のみでケースを記述していますが,その調査が不十分。これではまともなケーススタディーになっていないというわけです。なぜこうなったかといえば,研究テーマをあいまいにしたままで,狭く絞り込むことをしていないからです。そのために,何をすべきか全員が理解できていないのです。調査の範囲が広すぎるという状況にも陥っています。夏休みの2か月間,彼らは実質的に何もしないで過ごしました。その時にあれこれ試行錯誤し,壁にぶち当たっていれば,今頃は研究テーマを絞り込んで,結論が見通せたはずです。努力不足があからさまに露呈してます。残りの期間は寝ないで頑張って欲しいところですが,以前私がそう話したところ,「寝ないとだめです」というので,もう何もいわないことにします。努力不足を挽回できるでしょうか。

4年生では,卒論をまだ所定の半分も書いていない者がいます。後3週間で何が何でも完成させるように指示しました。ただし,うちのゼミの方針で,12月に教務課に提出した卒論は,一旦彼らに返却し,1月半ばのゼミの卒論発表会までに書き直してもらいます。全員書き直しになります。したがって,書き直しを織り込んで,12月の教務課提出に臨むようにと指示しています。大半のゼミ生はきちんと結論が出ていない状況です。その場合,結論やそこにつながる根拠の部分は記述を避け,調べた事柄や途中経過に集中してきちんと記述し,形式を整えて提出するということになります。そして,書き直し期間で結論とそれを支える根拠を記述するということになるでしょう。彼らには1月半ばにゼミの卒論発表会で発表してもらった後,1月末にビジカンでポスター発表してもらい,それで卒論に関する活動は完結します。そこまでゼミ生にはずっと悩み抜いてもらいます。

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