愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

つぶやき2

2014年07月30日 | Weblog
春学期定期試験が昨日終了。2年生が履修者の中心である科目について,現在採点中。2年生は入学試験の倍率が高かった。したがって,他の学年と比べて,学力は高く,勉強癖のついている学生が多い。勉強した形跡の見られない答案は少ないようだ。しかし,教科書の内容をそのまま抜き書きするような問題ではない,少しひねった問題(授業中解説はしている)を出すと,とたんに解答できなくなっているようだ。事前の予想よりは出来が悪い。

昨今の大学業界では厳正な成績評価が求められているので,そうするまでのことだが,悩ましい日々が続く。

ところで,せっかくの新キャンパスなのに,ごみをポイ捨てする学生が後を絶たず。昨日試験監督をしていて怒りを覚えた。試験会場にごみが散乱。食べ残しのサンドイッチ,飲み残しのペットボトル,レジ袋,おにぎりのパッケージが,机や椅子の上,足元カーペット上にいくつもほったらかしになっていた。何百人もいる学生は誰も拾おうとしない。仕方がないから私が監督中拾い集めていた。

日本人の観客はごみ拾いをするなどマナーがいいと,ブラジルのワールドカップでほめられたらしいが,うちのキャンパスを見る限り,ちゃんちゃんらおかしな話だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つぶやき

2014年07月26日 | Weblog
1年次必修科目の期末試験採点中。昨年度と同じ科目,同じ内容の授業において,同じ問題の試験を今年度も実施。しかし,答案の出来が全然違う。100点満点に換算すると20点ぐらいは平均点が低い。1年生(今年度履修者)と2年生(昨年度履修者)の学力に大きな差があるということだ。実は今年度入学生の入試においては,昨年度と比べ,志願者は半減した。それが影響している。授業中のクラスの雰囲気も全然違う。昨年度の履修学生はフレンドリーで,教員にもよく挨拶してくれた。教室内は明るい雰囲気だった。今年度の履修学生は教員に関わり合いになりたくないという雰囲気をまとい,教員にあいさつする学生はほとんどいない。能面のような表情の学生が多い。やはり学力差が明瞭に表れていた。

しかし,困った。素点で評価すると,半数以上が不合格になる。だからといって,間違ったあるいは不十分な答案を正解にはできない。それでは教育にはならない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春学期終了

2014年07月22日 | 運営
本日春学期の授業が終了しました。明日から試験期間に入り,その後8月夏休みになります。ゼミでは7月17日が春学期最後の授業日になりました。

学期最後のその日,2012年3月に卒業した,元ゼミ生の平野達郎君がはるばる浜松から大学を訪問してくれました。ゼミが始まる直前に研究室に現れたのでした。うちのゼミの卒業生では初めての新キャンパス新研究室訪問者になりました。

せっかくだから,ゼミに参加して欲しいと要請すると,快く平野君は応じてくれました。3年ゼミ生がプレゼンしたのちに,コメントを述べてもらい,さらに就職活動に関するアドバイスと,ゼミの思い出話をしてもらいました。

就職活動アドバイスの趣旨はつぎのとおりです。

面接やセミナーで,質問を大事にせよ。企業側は,学生の能力や意欲を推し量るため,学生の発する質問に着目している。どんなことでもいいから質問すべき。質問を全くしない学生は存在しないのと同じである。質問の大事さは大学時代ゼミで学んだ。ゼミで,プレゼンの後質疑応答を行うと思うが,重視して欲しい。

学生に身近な現役ビジネスマンの言葉なので,ゼミ生たちは耳を傾けていました。さらに,思い出話ではつぎのような言葉が出ました。

3年次,チームで研究発表を行ったが,とにかくもめ続けた。考え方の違い,取り組み方の違い,努力の違いなどによって,メンバー間の衝突は日常茶飯事だった。4年次に卒論を独りで作成することになった時,何て気楽なんだと感じたことを思い出す。しかし,チームにおける衝突はいい勉強になった。今でも職場で同じような状況に会うからだ。自分は小売業で働いているが,売り場つくりという重要テーマで,職場の同僚たちと衝突する。その時,ゼミでの経験を思い出しながら対処している。現役ゼミ生の今の経験は無駄にはならないと思う。

私がいつもがみがみ諭すのとは違って,しみじみとした語り口だったためか,ゼミ生の心に引っかかってくれたのようでした。

なお,さまざま語ってくれた平野君を見て,卒業生の成長を感じました。彼は,初めて聞いた3年ゼミ生のプレゼンに対して,その問題点を的確に指摘したコメントを発していました。また,アドバイスや思い出を,堂々と整然と語っていました。現役学生の頃は,焦点のぼやけた,しどろもどろの話しぶりだったのに,ずいぶんと能力向上したなと思った次第です。

他の卒業生にも,是非新キャンパスを訪ねて欲しいと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

活動状況

2014年07月11日 | 運営
最近のゼミ活動を報告します。

4年ゼミ生は卒論のテーマを決定し,教務課に論題を提出しました。提出後は,原則的に,論題変更はできません。例年と同じく,今年度も,先行研究をきちんと調べたうえで,テーマを決めることをゼミ生には指示しました。先行研究に基づかない,思い付きのテーマは認めないと諭しました。また,セブンイ-イレブンのマーケティングのような,本の丸写しになってしまう,ありがちであいまいなケーススタディーも認めないと諭しました。

こちらの教育的意図を何とか理解してくれたようで,思い付きのテーマはありませんでした。手間のかかるフィールドワーク,詳細な文献の検討が必要なケーススタディー,何らかの実証的調査が必要な仮説検証型研究が含まれています。

そのうちの一つは,朝市の魅力を探究するもので,佐賀県唐津市の呼子朝市を取り上げ,その集客力の源泉を検討します。4年ゼミ長の白井理恵さんが,夏休み中大学から九州経済調査協会に派遣されて研修を受けることに伴い,このテーマを選びました。当研修では,研修生は,九州経済に関係したテーマで自主研究を行って,調査協会において発表することが求められています。そのため,呼子朝市を取り上げることになりました。ちなみに,白井さんは,愛知学院大学同窓会組織の商経会から派遣研修に対する助成金を授与されました。商経会には感謝いたします。

3年ゼミ生たちは,7月6日今年度1回目の中間発表会に参加しました。先日その反省会を開きました。彼らが振り返った自分たちの問題点は,とにかくプレゼンが下手で,質疑応答は最低レベルだったということでした。原稿を棒読みして,内容を理解させる工夫のない発表をしたチーム,質疑応答場面で質問されたことに全く答えることができず,大恥をかいたチームがありました。内容はともかく,プレゼンと質疑応答に関しては,他大生には完敗であるという声がいくつもあがりました。

発表会参加前に,私から,内容に加え,プレゼン方法についても,いくつか指摘をしていました。しかし,痛い目に合って,恥をかいて,ようやく本気で改善する気持ちが生まれてきたようです。来週以降,評価シートが届き,他大生からの発表評価が明らかになります。それを読んで,愕然としてもらって,内容についても本気で改善を画策して欲しいと思います。

2年生に対するゼミ募集活動が終了しました。商学部でもっとも不人気なこのゼミは,例年通り,3次募集まで行い,定員を充足することはできませんでした。マーケティング関連ゼミは,今年度は大人気だったらしく,どこも応募者殺到で,1次募集で終了したにもかかわらず,このゼミは,応募者少数のため3次募集まで行っていたので,同僚に驚かれていました。よほど嫌われているのか,活動に魅力がないと思われているでしょう。いつものことなので気にはしません。

募集面接時,応募者に説得を行いました。私とゼミ生代表が,2年半に及ぶゼミ活動の流れを説明した後,応募者に対して,「いろいろ大変だから,このゼミはやめておいた方がいい」としつこく呼びかけたのです。そして,応募者に応募書類(小論文)を書いてもらう際に,教員の私はいなくなって,応募者が途中退出して応募を取りやめる機会を与えました。応募者が少ないのだから,残ってもらうようにするのが普通だろうと学生は思うかもしれません。奇妙だとゼミ生からは言われました。しかし,以上の対応で,応募者の動機を確認しています。不人気だろうが嫌われ者だろうが構わないので,とにかくちゃんとした大学教育を実現したいのです。ちなみに,3次募集時,そのような措置で,応募者のほとんどが応募を取りやめました。

新ゼミ生には秋に論文コンテストに応募してもらう予定です。今月から集まってもらって,作業を始めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする