愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

いよいよ完成,新キャンパス

2014年03月24日 | Weblog
本日,愛知学院大学名城公園キャンパスの竣工式が執り行われました。本学理事長,学長,曹洞宗管長などお歴々が居並んでテープカットが行われ,名城公園キャンパスの運用開始が告げられました。今月の26日,27日,28日に荷物の最終運び込みが行われ,日進キャンパスから名城公園キャンパスの引っ越しは完了します。
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卒業記念

2014年03月23日 | 運営
昨日,今年度卒業生の卒業を記念して,ゼミの下級生有志が主催する卒業記念コンパが開かれました。例年は,卒業式前に開催するのですが,今回は卒業生や在学生のスケジュールの都合で,卒業式後の昨日開催になりました。残念ながら,研修が始まっている者がいるので,卒業生全員参加とはいきませんでしたが,7割が集まってくれました。

卒業記念とはいえ,いつものように居酒屋でだらだら飲んだわけですが,やはり感慨深いものがありました。私は,顔ぶれを見ながら,彼らの軌跡を振り返っていました。この卒業生は,3次募集でやっと集めた,全員男子学生でした。

2年次の夏休み,ゼミがスタートする前に,課題を与えて,それを見て,脱落しそうな学生を見極めることにしました。大半の第1志望ではなかった者の中に,不適応者がいると予想していたのです。しかし,意外にも,全員きちんとやってきていました。そして,秋になり,コンビニエンス・ストア・チェーンの競争力の源泉を比較するという,その課題の応用課題を与えたところ,これまた予想に反して,面倒な現地調査や文献調査をこなしました。

3年次には,名古屋マーケティング・インカレに参加してもらいました。その時,私が半期在外研究でアメリカに滞在したため,半期は指導教員不在のまま,彼らは研究発表をやらざるを得なくなりました。色々もめごとはあったようでしたが,脱落者は出ずに,何とか全員最後までやり遂げました。4年次には,卒論と就職活動をきちんとこなし,脱落者は出ませんでした。卒論の平均レベルはこれまでの中で最も高かったと感じました。就職内定についても10月までに全員獲得し,これまた最も早く就職活動を収束させました。

教員から見ると,奇妙なほど,彼らはお互いに気遣いしていました。男子ばかりなのに,毎月ケーキを買ってきて,該当月に誕生日のあるゼミ生の誕生会を開いていました。だれかがどこかに旅行に行くと,たいていお土産を買ってきて,ゼミの教室において皆で分け合って食べていました。また,私の自宅にいままでで最も多く訪れたのも彼らでした。

気遣いをし,年上の教員とも臆せず交流できる彼らは,それなりに世慣れていて,いわゆるコミュニケーション能力があったといえるでしょう。全員,希望の条件で就職内定を獲得したことは,その反映でしょう。

とびぬけて「出来る」者はいませんでしたが,学力とモチベーションにおいて,全員一定レベルを維持していたので,最も「やりやすい」学年だったと感じています。毎年存在する不適応者がいなかったのです。

昨日会が終わり,彼らが私にプレゼントをくれました。私には高級箸,そして私の家族のためにプチケーキ・セット。え?これが本当に男子学生(ついこの間まで)のセレクト? 最後にも,彼ららしさを感じさせてくれました。

ともかく,昨日は良い会でした。また皆で酒を飲み,ケーキを食べましょう。なお,幹事を務めてくれた新3年ゼミ長に感謝します。
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卒業に際して 2013年度

2014年03月16日 | 運営
昨日,愛知学院大学は学位授与式(卒業式)を挙行しました。うちのゼミでは,10名の学生が卒業しました。

この卒業生たちのうち,元々うちのゼミを希望していた者は少数です。商学部でもっとも不人気なこのゼミでは,2年次のゼミ生募集時,3次募集で何とか最低員数を集めました(定員は充足せず)。大半は,このゼミの学習内容や担当教員の私に関心を持っていたわけではありません。他に選択肢がないので,「しかたなく」配属されたのでした。

ゼミに配属後,学習内容に興味を持つことができた者はいると思いますが,卒業まで違和感を持ち続けた者もいるでしょう。それでも,何とか課題をこなし,卒論を書きあげ,無事全員卒業することができました。

嫌々ながら課題をこなしたことは不幸だったのでしょうか。私はそうとは思いません。開き直りと思われるでしょうが,教育的意義があったと考えています。

組織で働く際,自分の希望する業務が与えられることはまれです。自分の思うように仕事をこなすことができる機会は少ないでしょう。同僚,先輩,上司たちの中には,「嫌な」「苦手な」人がたいてい存在しています。組織は理不尽なことでいっぱいです。社会に出る前には,それらに対する耐性を身につけておく必要があります。

希望しなかった,好きでもない教員が指導するゼミで過ごした2年半において,組織で働くことに関する適応力が少しは身についたのかもしれません。そう考えれば,「しかたなく」課題をこなしたことは不幸ではなかったでしょう。

さて,卒業生に言葉を贈ります。

「大いに屈する人を恐れよ,いかに剛にみゆるとも,言動に余裕と味のない人は大事をなすにたらぬ。」

これは,伊藤博文の名言です。この言葉を素直に受け取ると,「とても腰の低い人を恐れなさい。強そうに見えても,言葉や行いに余裕と面白味のない人(虚勢を張っているような人)は,大したことはできない」という意味にとれます。本当に恐い人(すごい人)は腰の低い人なのだと。

明治時代に近代日本を作り上げた大政治家の一人,伊藤博文は,10代のころ松下村塾に学びました。その時すでに,師匠吉田松陰に「俊輔(伊藤の名),周旋(政治)の才あり」と評されたことは有名です。政治家として,人を見る目が必要ですが,その要諦があの言葉に表現されたのかしれません。あるいは,自身の処世訓として発言したのかもしれません。

卒業生には,是非「大いに屈する人」を目指して欲しいと思います。働き始めると,多くの意のままにならないこと,理不尽なことに出合います。その際,突っ張って,わが意を押し通す努力をするという選択肢があります。この場合,うまく意に沿う結果を得ることができるかもしれません。しかし,反発を招き,摩擦によって自身も周囲も疲弊してしまうことでしょう。逆に,腰を低くして,柔軟に意のままにならないことに対応する選択肢があります。この場合,自分にとっては不本意な対応であっても,周囲から支持を集める可能性があります。長い目で見ると,周囲からの支持によって,自分の意を実現する可能性が出てくるのです。

4月にいよいよ新キャンパスが稼働します。卒業生は,是非一度は,新キャンパスを訪ねて,母校の発展を確認してください。もちろん,今年度の卒業生だけでなく,すべての卒業生を歓迎いたします。

なお,今年度卒業式当日1枚も卒業生たちの写真を撮る機会がありませんでした(ゼミ生以外も含め)。私が撮られることもありせんでした。その結果,ここに写真を掲載することができず,なんだか残念です。まあ,不人気の私にふさわしいわけですが。
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搬入

2014年03月12日 | Weblog
新キャンパス(名城公園キャンパス)の完成が間近になっています。昨日は,研究室に,本と資料が運び込まれました。旧キャンパス(日進キャンパス)の研究室では何とか収納されていた本と資料。しかし,新キャンパスでは,書架に収まりきらず。今更,旧キャンパスに戻すわけにはいかず,しばらく段ボール箱に入れたまま,積み上げておくしかないようです。

研究室の広さは変わりないはずです。新キャンパスのほうが,旧キャンパスよりも書架の数が1つ分少ないのですが,書架の収容力は少し上回ると聞いていました。でも結局は,新キャンパスの研究室の収容力は旧キャンパスに劣るようです。

今後も本と資料はどんどん増えていくことが予想されるので,収容力の限界を問題視しています。現有の本と資料を処分するしか方法はないかと思案しています。捨てた後で,「あ,必要だった!」と嘆くことにならないようにしなければなりません。これがなかなか難しい。
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