愛知学院大学青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。

ゼミ募集

2014年06月24日 | 募集
商学部では現在ゼミ生募集期間に入っています。商学部で1,2を争う不人気ゼミであるこのゼミは,1次募集では,例年通り,定員を下回る応募者しかいませんでした。2次以降の募集を行います。定員以下の応募者数であっても,ゼミの教育レベルを保つため,「全入」にはしません。きちんと選考します。

例年通り,応募者に作文を書いてもらい,その日本語表現力から学力を推察して,それに基づいて合否を判断します。面接に基づく判断は基本的にしません。なぜならば,面接における志望者の,「このゼミの素晴らしさにひかれました」「ゼミの活動に全力を尽くします」などの発言は信用ならないことを思い知らされてきたからです。とりあえず,どこかのゼミに入りたいという皮相的な願いから,その場しのぎで「教員受けのいいこと」を話す学生を散々見てきたのです。

それよりは,日本語表現力の評価の方が選抜にとっては有用であると信じています。大学入試において,面接重視のAO試験よりも,学力試験の方が有用であるという,昨今の認識変化にも通底しています。

応募者の作文について,つぎの事柄をチェックします。

こちらが尋ねたことに答えているかどうか。すなわち,自分が伝えたい事ばかり記していないか,こちらの質問の意図を理解しているかどうか。

文法上の間違いがあるかどうか。例えば,主語と述語が対応しているかどうか,指示語や接続語を正しく使っているかどうかなど。

誤字脱字が多いかどうか。小学校レベルの基本的な漢字をひらがなで表現しているかどうかも含む。

読み手のことを考えているかどうか。例えば,読み易い大きさの文字であるかどうか,句読点を適切に打ってあるかどうか,識別が容易な字の濃さであるかどうかなど。

以上を踏まえ,ゼミの活動に耐えられる日本語表現力を持つ学生を残します。



さて,合格した応募者に連絡です。つぎのアドレスにメールしてください。その際に,合格者連絡というタイトルに加え,学籍番号と氏名,返信用アドレスを必ず文中に明記してください。

aohito@dpc.agu.ac.jp

全てのゼミ募集活動が終わり,配属が確定したら,今後のスケジュールとゼミの夏休み課題を返信用アドレスに連絡します。その課題をこなさないと,秋学期から始まる正規のゼミ活動にはついていけないようになっています。
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近況

2014年06月12日 | 名古屋マーケティング・インカレ
ゼミ3年生は,現在,7月6日開催の名古屋マーケティング・インカレ第1回中間発表会に向けて,準備中です。本人たちが読んでいる中で,きついことを書くのは気が引けますが,本人たちのために敢えて書くと,発表内容やチーム・マネジメントは過去5年間で最低レベルです。

4月に発表準備を始めた時には4チームありました。しかし,うち1チームがテーマを具体化できず辞退。3チームに絞りました。また,残った3チームにおいては,早くも何もしないメンバーがいたため,チーム・マネジメントに懸念が生じました。そこで,辞退した1チームのメンバーと,何もしないメンバーについて,3チームへの再配属を行いました。そして,5月下旬に新3チームが大会エントリーを行いました。

しかし,あれから3週間近くたちますが,あまり改善していません。例年は3月から研究発表準備が始まるところ,今年度はキャンパス引越しのため,4月からの開始になりました。その遅れが影響しているのかもしれませんが,それにしても,ゼミ生の意気は上がらず,発表内容は雑なままです。

酷いチームは,リーダー一人ががんばり,他のメンバーはほとんど何もしません。リーダーは毎日夜遅くまで調査を行い,発表準備にいそしむ一方で,他のメンバーは何もせず,夕方さっさと帰宅してしまいます。そして,何もしないメンバーにとって,週に1度のゼミの開講時限に出席し,リーダーが書いた発表原稿を棒読みするだけが,研究発表への参加になっています。これはダメだと諭しましたが,変化があるようには見えません。チーム・マネジメントの失敗ゆえか,そのチームの発表はここ3週間全く進歩がありません。

エントリー後ではありますが,ダメチームをさっさと解散させようと考えました。しかし,とりあえず,7月6日の発表会までは存続させることにしました。なぜならば,発表会を経験すれば,ダメメンバーも意識を変えるかもしれないと思ったのです。

ダメメンバーは,学内のなあなあな雰囲気を引きずって,「研究発表会なんて大したことがない」と高をくくっているのかもしれません。ゼミでは私は4月から厳しい指摘をしてきましたが,所詮学内での出来事なので,「教員のこけおどし」と受け取って,受け流してきたのでしょう。

発表会で,自分たちよりも意欲・能力で勝る他大生に直接会い,厳しい指摘をされれば,危機感を持ってもらえるかもしれません。他大生,他大学教員,ビジネスマン等の前では,学内とは違って,甘えが通用しないことを感じてもらえるかもしれません。自分たちのダメさを悟ってくれるかもしれないのです。そうなれば,意識が変化して,まじめに研究発表に取り組んでくれるのではないかと予想しているのです。

ただし,それは私の甘い期待に終わるかもしれません。やはり何も変わらず,ダメなままかもしれません。そうなった場合,ダメチーム・メンバーには,名古屋マーケティング・インカレからは外れてもらう(辞めてもらう)予定です。参加している他大学の先生方や学生には迷惑をかけますが,その大会の質を維持するためにはやむを得ないこととして,私が謝罪して,認めてもらうつもりです。

辞めたメンバーについては,ゼミの単位取得を望むならば,研究発表に取り組むゼミ生とは別メニューで,資格試験勉強をしてもらいます。例えばTOEICなど。一定水準の資格が取得できたら,ゼミの履修単位を認めることにする予定です。すでにゼミ生には予告していますが,春学期末にきちんと考慮する予定です。

今年度のこの事態について,昨年度からその芽が出ていることを上級生が指摘していました。私は,4月から名古屋マーケティング・インカレ準備に入れば,好転すると考えていました。私の見通しが甘かったのでしょう。反省してます。

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就活の心構え

2014年06月06日 | 就職
以下のような,就活面接に関する記事を産経新聞(2014年5月24日)で見つけました。趣旨は,「無理に話を盛るな」ということです。企業は高スペック学生を評価するとは限らないのです。企業は学生のスペックよりも,学生が,日常の学生生活の中で起きる様々な問題を,どのように解決しているのかについて,見ようとしています。なぜならば,仕事の大半は,華々しいものではなく,地味な日常の出来事だからです。うちの学生の中には,スペックが劣ると悲観する者がいます。しかし,スペックが劣ることよりも,自分の日常をきちんと振り返っていないことのほうがまずいのです。

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就活で背伸びは禁物 最終面接での落選要因

2014年度も2カ月が過ぎようとしており、現時点で大手企業からの内々定が出始めている状況です。友人が内々定をもらったという話を聞いて焦りを感じ始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、「なぜ最終面接で落選するのか」という点に着目したいと思います。ここ最近「1次面接や2次面接は受かるが最終面接で落選する、その原因は何か」といった相談を受ける機会が多くなってきております。落選の原因は2点あると考えております。

1点目は、企業内での内々定の承認権限が企業幹部に委ねられていることです。昔から最終的には企業幹部が内々定のゴーサインを出すことになっているのが普通だったのですが、最終面接までの段階である程度の判断がされており、最終面接は顔合わせやあいさつのような確認程度といった位置付けが多かったように考えられます。しかし近年の最終面接での不合格者増加を見ていると、企業の業績不振や若手社員の離職率が影響して、企業側の目もより一層厳しくなっていることと、やはり企業幹部も承認をするからには責任を持って採用をしていくという気持ちの表れではないかと推測します。

2点目は、学生自身が背伸びをしてしまっている傾向があることです。企業側が欲しい人材は、「一緒に働きたいと思える人材+利益に貢献してくれる人材」です。そのような観点から企業の採用担当者は学生の皆さんと接しています。学生の皆さんには全国大会で優勝した学生、研究発表で評価を受けた学生、国家資格を取得した学生などさまざまな方がおります。そんな中で就職活動を進めていると、他の学生が立派な経験をしているのに私にはそんな経験がないと、自分と比較し萎縮してしまう学生が多数存在するのも現状です。ただ、私はそこで萎縮する必要はないと考えています。繰り返しになりますが、企業側が欲しい人材は、「一緒に働きたいと思える人材+利益に貢献してくれる人材」です。この方針に合致するのは、全国大会で優勝した学生や研究発表で評価を受けた学生だけでしょうか。

例えば、地区大会1回戦を突破するために苦労した経験や、試験の点数を10点上げるために苦労した経験、そのような経験でも立派なアピールポイントになると私は考えます。もちろん、技術に優れた学生は企業で即戦力になります。ただ、現状は企業で仕事をしたことがないため、戦力になるかは未知数です。そのため、企業の採用担当者は学生時代の成果だけでなく、その学生がどのような意識で問題に取り組み解決したのか、過去の経験が入社後に生かせるのか、企業に貢献してくれるのかといった点も重視しており評価対象としていると考えられます。このことから自己PRはありのままの自分を伝えることが重要であり、自分自身を大きくみせる必要はないということです。
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