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人間の証明

2017-04-06 20:31:53 | テレビ
日曜日にテレ朝で放送されたスペシャルドラマ「人間の証明」がとても良かった。
森村誠一原作の傑作ミステリーで、「犬神家の一族」でメディアミックスのPRが功を奏し空前の大ヒットを受けての角川映画の第二弾。
邦画らしからぬスケールの大きさ、オールスターキャスト、音楽、出版、テレビが一体となって作品を盛り上げ、次の「野生の証明」へとつないだ角川映画の金字塔。子供の頃、これらの作品に熱狂した私には、めちゃくちゃ懐かしく、古き良き昭和を思い起こさせる素晴らしい作品でした。

その前の週の「そして誰もいなくなった」もそうでしたが、原作を変にいじってないのが素晴らしい。映画にも原作の小説にも敬意を表しており時代設定も変えてないのが本当によかった。ともすれば、過去の名作をもってきて現代にアレンジしたり独自性を出そうとするケースが多々ありますが、そういうのを視聴者は望んでいませんて。以前フジで竹野内豊さん主演でやったドラマは、これ「人間の証明」か?と思いましたもん。かなり改変されていました。
制作側も私と同じような年代なんじゃないのかしら。特に映画版への熱いリスペクトが感じられましたね。
当時作品じたいは大ヒットしたものの、賞レース的なものからは見事に無視されていましたね。新参者の角川映画に対する業界の風当たりが強かったのかなあと思います。でも昔も今も、私はいい作品だと思っています。

昔松田優作が演じた棟居刑事役は藤原竜也さんにはプレッシャーだったかもしれませんが、いい味出していましたね。役者の演技も映画版と比べても遜色なかったと思います。
この2週間のミステリー大作のドラマ化は、残業で疲弊した私には有難い贈り物となりました。
テレ朝さんありがとう。


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