マジョルカピンク

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ゆとりですがなにか

2016-06-29 15:05:32 | テレビ
もうとっくに放送は終わってしまったのですが、第一四半期のクールは日テレの「ゆとりですがなにか」が抜群に面白かった。久々に毎週楽しみにチャンネルを合わせ、終わるのが残念だったドラマでした。
当初はゆとり世代がテーマというのであまり興味が湧かず、視聴予定ではありませんでした。この日曜夜の日テレの枠は正直微妙な作品が多く(ごめんなさい)食指が動かなかったのも事実。ところがGW中に偶然見ていてその斬新な内容に引き込まれてしまいました。さすがクドカンワールド。
ゆとり世代と呼ばれる若い人たちの生き方を群像劇風に多面的に描いており、その中にネット炎上やらレンタルおじさんやら外国人労働者やら現代社会を切り取ったキーワードを巧みに散りばめつつ笑わせたと思ったらホロリと泣かせて、考えさせられつつ感動を生むという優れもの。最終回には「水に落ちた犬を叩く」的な最近の社会風潮を嘆き、大人が間違えたっていいじゃん!と総括していましたね。ベッキーが見てたら泣いたんじゃないか?
ぶっちゃけクドカンさんにとっては「あまちゃん」がキャリアハイであろうと思っていましたが、いやこの作品もひけをとらない素晴らしさ。加えて出ている役者さんがみなさん最高の演技をしています。
主演の3人の男子にとっては全員が代表作となったのではないでしょうか。柳楽優弥さんてこんな良い役者さんだと思わなかったし、松沢桃李さんもとぼけた味わいある演技で新たな一面を見た気がします。
先日ワイドナショーにクドカンさんが出ていましたが、脚本を書き上げたら現場には基本行かないし演出などは丸投げだそう。独特な作風で唯一無二ともいえる才能を発揮している宮藤さんですが、手掛けるチームによって多少テイストは変わってくるんでしょうね。そのあたりスタッフの腕の見せ所かもしれません。今回は脚本、演出、演技がガッチリかみ合った幸運なケースだったのでしょう。最近ではこういう作品は1クールに1本あればいいほうですね。


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