端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

お揚げさん

2008-01-19 | Weblog
この 大きな油揚げ 初めて見たときはビックリしました。

22センチ 四角です。包丁を入れればそのとおりに切れますし
少しづつ 割って使うことも出来ますし 味噌汁や煮物に使っても
美味しいものです。
熊本に親戚を持つ お友達が 「送ってきたからお裾分けよ」と
頂いた物です。

熊本の「南関あげ」です。 子供の頃から口にしていた人には きっと
忘れられない 「南関あげ」なのだと思います。

二人暮らしで沢山 おかずを作ったとき お友達に「お裾分けよ」と
届けます。

余っているからあげるのでもなく 哀れに思っているからあげるのでもなく
対等な立場で もらって下さいの意味があると思うのです。

私が子供の頃 「お裾分けよ」とおかず等頂くと 母は容器を綺麗に洗い
お返しが何もないとき マッチの軸を一つまみ載せて お礼の言葉と
一緒に返していました。
今 思うとどんな意味があったのだろうかと 不思議に思います。
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4 コメント

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Unknown (とんぼ)
2008-01-19 23:25:53
「おすそ分け」、とてもやさしい言葉です。
昔はご近所で、よくそういうことありました。
ウチではお隣のおばちゃんの「五目豆」、
小鉢に入れて、ラップなんてない時代ですから、
おばちゃんが前掛けの下に隠すようにして
ほこりよけにしたり、ふきんをかけたり。
お漬物もよくいただいたので、母は材料になる
きゅうりなどが安いと買っていったり、
それ以外のご近所のひとからだと、
マッチとか楊枝とか、お返ししていました。
そういうものが普通に使われていた時代ですから。

あれを母は「おうつり」と呼んでいました。
元々母の故郷、京都ではお祝い事のお返しのことを
「おうつり」「おため」と言うのですが、
これはさいしょにもらったものの一部を
お返しすることで、シアワセのおすそ分けの
お礼とか、こうしてうつったりうつされたりで、
これからもあなたとのご縁がつづきますように、
というそういう気持ちなのだそうです。

ここへ越してきたばかりの頃、たまたま親が
「お隣さんにもおせわになっているから」と、
小さな佃煮のおみやげを買ってきたので届けたら、
すぐ次の日に、りっぱな菓子折りを返されてしまい
なんだか「こういうことはしないでください」と
言われているようで、寂しかったです。
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女房様、とんぼ様、有難うございます (あまてらす)
2008-01-20 08:14:39
 南関あげ、私も大好きです。口に含んだときのジュワッとした感じが何ともいえません。こちらのスーパーにもおいてありますので時々買ってます。賞味期限が長いのもありがたいですね。
 とんぼさんの「おうつり」という言葉、そういう意味があったんですね。母が「うつり」と言って石鹸1個とかお返ししてました。「うつり」の意味がわからず、子供心にもおつりの間違いにしてはおかしいしと思いつつも、母に聞くこともしませんでした。
 でも今は全く聞かなくなった言葉で、半分忘れかけて私の心の奥底に眠ってました。今、初めて知りました。
 
 女房様、とんぼさん、有難うございます。
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女房の品格 (穴熊の女房)
2008-01-21 08:37:59
本当に「お裾分け 」この言葉いいですよね。
今の世の中 分かち合うことが少なくなったように思います。
ご近所の嬉しいことも一緒に喜び 悲しみや困ったことも分け合う 昔はそんなことが多かったように思います。
昨今の新聞の事件を見ていてもそう思います。
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あまてらすさんへ (穴熊の女房)
2008-01-21 08:41:44
あまてらすさん。
私のブログのお裾分けどうですか?
南関あげ 知っていましたか。
熊本は 故郷でしたね。 美味しいですよね。
どんな大きな 豆腐で作るのか 見たいものです。
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