もういない実家の父は 南九州の生まれだったせいか 小さな菜園には夏になると 苦瓜が沢山下がっていました。
大人はなんであんなに 苦いものを食べるのだろうと 丸い食卓に並ぶ苦瓜料理を眺めていました。
そんな我が家 夏には苦瓜料理の出番が 多くなります。
生で薄くスライスして 酢につけたり 天ぷらにしたり 豆腐 豚肉などと味噌でいためたりして 食卓に登場します。
今日は薄くスライスして 削り節とゴマを入れて 佃煮風に煮てみました。
あんな苦いもの 一生食べなくていいと 思っていたのに 今はあの苦みが何とも言えません。
冷蔵庫で 一週間は持つようですから 箸休めの一品です。
年齢を重ねて 色々人生の灰汁や苦みもたまっている私 せっせと苦瓜を食べて 浄化せねばなりません。
私と息子で 一本の苦瓜 薄くスライスして 炒めて そして卵でとじるだけですが・・・
一本は少々多い。でも二人でぺろっと食べてしまいます。
ケチな私は 翌日にも残そうと お肉を足したり 水分の出ないものを加えて かさ高くするんですが。。。
「残すんなら 俺が食べてもエエかぁ〜?」って 翌日の分は無し。笑
たぶん 「一週間は持つから〜」って 言ってもダメでしょうね。一日分です、笑
やっぱり 子供のころから なじんでいないと 好きになれませんよね。
苦みが なんだか薬効がありそうで 食べています。