ラッキョウ漬けは やーめた。
と パソコンで宣言したのに 昨日夕方婆友が 梅を沢山届けてくれました。
計ってみたら 二キロあります。
昨年 塩分控えめ の美味しい梅漬けを 「食べて 食べて」と
配っていました。
「漬けてよ 今年は梅 少ないみたいよ」
との 脅迫つきでした。
実はほんのり 色付きなのに硬い。
生まれは 正統派の 梅かもしれません。
焼酎 酢 塩 砂糖などの調味液につけ 重しをきつくする 漬け方は
婆友の 勝ちゃんの漬け方です。
夜中の 点検の始まりです。
高齢になり 心の振幅が小さくなりました。
心も 硬くなったのでしょうか 反省しなければいけません。
年寄りは いけません。
自分の 身の回りを見回して 気分だけで 行動します。
先日も 友だちが私の様子を見に来て 「故郷に住む 婆友に
産直から 泥付きの ラッキョウを 送ってきた。」と
つぶやいて 帰りました。
所帯を持って以来 ラッキョウ好きの 穴熊さんと この時期
ラッキョウ仕事を 二人で向き合い 寡黙にしていました。
初夏の ラッキョウ仕事と 梅仕事 お茶摘みの仕事は 農家の嫁の
必須科目でした。
私も もうお暇を頂く年齢だと 今年はラッキョウ仕舞いにしようと
空き瓶の整理もしています。
昨年の 美味しいラッキョウは タルタルソースにしようと 腕をまくっています。
固ゆで卵2個みじん切り ラッキョウのみじん切り マヨネーズ
好みの味付けが 私流。
主役は勿論 宮崎の鶏肉のチキン南蛮です。
5月の第二日曜日は母の日です.
昭和39年夏 母は病を抱え 三度目の入院をしていました。
47歳でした。
私は 務めと つかまり立ちの長男をみつつ 毎晩母の様子を
見に行っていました。
丁度この季節 ベッドの母に 耳元で「母の日がくるよプレゼント
何がいい」と聞いたら 「日傘がいいと」小さな声でつぶやきました。
家族は 到底歩いて家に 帰ることはないだろうと 心に秘めていました。
反抗期が まだ続いていたかのような 母と私でしたが 翌日すぐ 日傘が
枕元に ありました。
初孫をおんぶして 日傘をさして あちこち 行たかったのだろうなあと
半世紀も過ぎたのに 日傘をなぜています。
日傘を見ると 思いだす切ない思い出です。
朝の 日の出が随分と早くなりました。
お茶農家は 一番忙しい時期です。
先日 うれしい新茶を加代子さんが 「一服して」と
届けてくれました。
若い頃は お茶より冷たい水を コップでごくごく
飲んでいましたが どんなに暑くても 今は熱いお茶です。
お茶畑に囲まれた お茶農家「夢茶房」さんの 優しい包装紙
捨てがたく ポチ袋にしました。
いいえ いい感じでしょう。 なーにボケ防止です。
縫い物友達の 勝ちゃん 時々私の様子を 見に来てくれます。
食べ物に こだわりがあって 卵は有精卵でないといかん
と若い頃 お医者様に言われ いまだに 守っています。
田舎の町の産直は 白卵 赤卵 ギャル卵と 新鮮です。
先日も ビニール袋の有精卵 古新聞に包まれたものを
「元気出しない」 と私の前に置きました。
友達は いいもんです。
久しぶりに プリンでも作か と作った 上品さ イマイチの
婆プリンです。
誰か 来たら コーヒーでも入れましょう
初恋の 話で盛り上がるといいなあー。
お天気が 不順でこの時期の野菜が 高騰していると 買い物上手の
婆友が 愚痴っていました。
食いしん坊の 私 春を待って食卓に並ぶ 春の優しい野菜が
大好きです。
先日 畑直送の えんどう豆沢山頂きました。
ピースご飯は この春何度もいただきましたが まとまった豆が 手にいると
必ず作る 大砲巻きです。
恐ろしいネーミングでしたが 皿に盛ると まことに大砲です。
こんな大砲なら 両手を広げて降参してみたい。
辛党だつた主人も この時期 この大砲巻き大好きでした。
黙って 食べていた主人を思い出し 一人鼻水をすすり上げつつ
巻いています。
今朝は 優しい春の雨です。
私も とうとう脳も身体も 立派な老人になってしまいました。
この弱弱しい 大根足を踏ん張って腰痛をかばいつつ
日々を過ごしていますが いつまで続くことやらと 心配しています。
養老先生は 老人になるのに 壁があると本で語っておられますが
まさにそれそれ 実感です。
風呂も 一日おきでいいかと 寒い時期決めましたが 夕方になると
「待てよ 今日は風呂の日か?」
と カレンダーで風呂の日を チェックします。
そんな 私まだぼろ布で遊んでいます。
昨日は 冷たい雨でしたが 今朝は上等の春日和です。
やらねばならない家事は 山ほど残っています。
背中を太陽で温め 日向ぼっこで 新聞を見ていたら
ほかほかの 蒸した子芋さんが届きました。
懐かしい おやつです。
酢味噌を作って 絡めてもいいかなあーと 早くも夕飯のおかずの
心配をしています。
食いしん坊は 治りません。
生協さんの 配達でえんどう豆を 注文していました。
高齢になり 買い物難民です。
高齢になっても 美味しいものや 季節のものを食べたい 婆です。
二合の無洗米に 一合ほどのエンドウ豆です。
忘れずに 少し塩味にしました。
幾つになっても 食いしん坊な私です。
小さな集落に 住む私。
珍しいものや 美味しい野菜を 頂くことは 日常です。
この時期 美味しい 水ぶきを いただきました。
早速 皮をむいて 佃煮風に 煮ました。
今夜の おかずの一品になりました。
