気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

4泊3日の旅 比叡山延暦寺・近江八幡・琵琶湖竹生島 その2

2017-08-09 21:50:46 | 旅行

 一昨日大腸内視鏡の検診を受け、ポリープ発見。

5ミリ以下の小さなもの3つなので、その場で除去。

手術後でも特に気を付ける事は無く、何を食べても良いとの事。夫婦で都心の蕎麦屋で天ぷらそばを食べた。

すきっ腹に美味しかった事

そこのおじいさんが、人懐こくて、話好きで、正調(?)江戸弁を話す。

「美味しいかい?」とか、一人で遠くから来ていたおばあさんに「また明日食べにおいで」とか、

まるで落語家の口調でとにかく優しい。

食べ終わって10分ほどの間に、私達はそのおじいさんが84歳で、疎開で長野に行って勉強で苦労し(長野は教育に熱心)

でも長野の方が勉強が進んでいるので東京に帰ってからは楽した事とか、

蕎麦屋はその場所で60年続けているとか、様々な情報を得てしまった。

決してうるさいお喋りでは無く、歯切れの良い口調が気持ちよく、温かい気持ちが心に残った。

 

本筋に戻ります。

 

8月1日 1日目

5時53分に大垣着  →JRで米原→京阪線で石山→バスで石山寺7時50分到着。

ツァーではないので、目的地に行くまでの交通が大変。

この後、夫がスマホとにらめっこしながら無駄なく動く事に精魂を傾けていた。

時々急げ~と言われ、焦ることもあったのだが(笑)、時々のんびりもあり緩急自在の旅でした。

 

 石山寺

石山寺は8世紀、聖武天皇の時代に創建。西国三十三観音の霊場。

奈良時代から観音の聖地とされ、平安時代には「石山詣」と称し宮廷の女人たちが通った。

紫式部、清少納言、和泉式部などなど女流文学の開花の舞台となり、その後も芭蕉や藤村などの文人が訪れた。

          

 

8時開門のため、まだ門はぴったりと閉じている。

待つ間も楽しい。

 

朝一番、清浄な気分が漂う。

本堂(国宝)

内部は写真不可。涼しい風が通り気持ちが良い。

      

紫式部が源氏物語の想を練ったと言われる部屋。

 

八大龍王社

石山寺は3度目だが、人も少なく、魅力的な場所が多い。

 

 

京阪石山から乗り大津京へ。 迎えの車に乗り30分、延暦寺会館に行く。

延暦寺山頂には宿坊が一つしかない。どんな風と思っていたが、普通の宿と変わりが無かった。

 

 延暦寺に関して、最澄が開いた事と、織田信長の焼き討ちにあった事ぐらいしか知らなかったが、

その広大さに驚いた。

中心は東塔(とうどう)、その1km先に西塔(さいとう)、更にその奥4km先に横川(よかわ)という地域に

塔堂が集まっている。

僧兵たちが織田信長と闘い続けた延暦寺。

果たして、一つの寺がそんな絶大な力を持てるものかずっと疑問だったが、この広大な寺領と建物を見て、

なるほどと納得した。

 

延暦寺

 伝教大師最澄が開いた1200年の歴史を持つ。

ユネスコの世界文化遺産として登録されている。

比叡山に延暦寺という塔堂は無いそうだ。

比叡山そのものが延暦寺を表している。

 

法然、親鸞、道元などなど、日本史の教科書に出てくるような宗教の祖が、皆この延暦寺で修業したそうだ。

狭義の宗教ではなく、もろもろの宗教の根となる役目を果たしていたのがこの延暦寺なのかもしれない。

 

まずはバスで一番奥の横川

詳しい説明はできないので(難しい)景色のみ楽しんでね。

道の両側にはここで修行された方たちの説明版

四季講堂。

       

 

      

横川中堂  ここが横川の中心となる建物。

 

比叡山の山頂からの景色

 

西塔

 

         

にない堂(重要文化財) 法華堂と常行堂という同じ形の堂が渡り廊下でつながっている。

弁慶が担いだと言われ、「弁慶のにない堂」と呼ばれている。

ジッと見ていると本当にそんな気がしてくる。

 

釈迦堂(重要文化財)

          

 

          

        延暦寺会館に戻るとお寺関係の幼稚園の生徒たちがにぎやか。

        延暦寺のキャラクターもいるのですね~。

 

部屋の窓から見える琵琶湖。 景色の良い部屋を頼んだそうだ。

ここを選んで正解。 疲れが取れるわ~。

 

延暦寺会館の精進料理。

正真正銘の精進料理です。 結構おなか一杯になった。

湯葉のカツ、お麩を砂糖醤油につけ、お刺身風に、高野豆腐、こんにゃく、など。

手がかかっていて美味しい。

 

琵琶湖に沈む夕日。 夜、下の方で打ち上げ花火がチラチラと見えた。 上から見るのでとても小さい。

長くて、刺激的な一日が終わった。

 

コメント (6)
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