気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

京都冬の旅 その3 八坂神社・壬生寺の節分

2024-02-13 11:58:45 | 旅行
八坂神社にて


2月3日  3日目 いよいよ節分当日

 朝、当日の予定を決める。どこに行こうかな?
何処でも節分に出会えそうだが、せっかく見に来たのなら楽しい所に行きたい。

まずは真如堂へ。 雨の紅葉見物に行ったことがあるが、静かなお寺。

鬼がポツンと一匹。

「腕組んでいいですか?」と聞いたら「どうぞ、どうぞ」って。
「鬼と腕組んだら今年もいいことがありますよ」とも言ってくれた。
親切な赤鬼さん。
本当にいいことがおこりそうな気がしてきた。

夫が「大変ですね」と聞いたら、「立ってるだけですから」って。
なんとも親しみやすい鬼さんでした。

ちなみにこちらは吉田神社の鬼。随分違いますね。



接待所で薬湯を頂く。


この鬼があの赤鬼さんね♪

歩いて金戒光明寺へ 
法然上人が比叡山の黒谷を下り、初めて草庵を結んだ地。

京の町一望


振り返れば三重の搭

本堂

壮大な山門
ここに来たのは3回目。
いつも雨か曇。初めて晴天の日に訪れ、景観と佇まいに感動。

 お腹が空いたので四条へ。
そうだ!!一度行きたかった四条大橋のたもとにある東菜会館

ヴォーリス設計の重厚な建物。 大正15年竣工当時の姿を残している。

入口

外装工事中


日本で一番古いエレベーター。木製ドアが開くと鉄の蛇腹の引き戸が現れる。
ガチャンという音にシビレる~~。



ドアの向こうはテラス。

中央右手は京都南座。

内部写真は雑誌から

あげ春巻きが有名。



エビ炒飯は2つ頼んでしまったので、食べきれず、一つはお持ち帰りした。
美味しかった~~。

四条大橋の上から見る東菜会館。



八坂神社へ 舞殿の前で30分待ち、舞妓さんが登場。
一斉に花が開いた感じ。

祇園東歌舞会の舞踏奉納。
残念!隅に陣取ってしまい、よく見えない(夫のカメラの拡大写真)

舞踏の後に芸妓さん、舞妓さん、おかみさん達のうち、年女が豆まき。
1個も取れなかった!!

 八坂神社の豆まきは11時、13時、15時、17時の4回あるが、
舞妓さんが奉納するのは15時のみ。ラッキー!!
とても幸せな気持ちで八坂神社を出た。

 最後は新選組ゆかりの寺 壬生寺へ。
「大念狂言」(壬生狂言)を伝える寺として知られている。


節分の日、かわらけの裏に名前と願いを書いて奉納する。
奉納すると龍の色紙を頂く。 
12年間、節分に奉納すると12支が集まるとの事だが、12年来るのは無理。
生きてるかどうか、わからないですね。

まさか壬生狂言が見られるとは思わなかった。
1時間並んだ。
1時間ごとの入れ替え制で、4回上演されるが、最初の会に入ることが出来た。

狂言舞台。

 内容は女房が節分の用意をしていると変装した鬼が現れ、女房に一目ぼれ。
打ち出の小づちから豪華な着物や帯を出して女房の歓心を惹き、
ついでに酒を出して二人で宴会。
変装した鬼が寝入った所で、女房が変装を見破る。
そして用意しておいた豆をまき、鬼を退治する

 何事に対しても怠りなく準備するのが大切と言う教えだそうだ。(この場合節分の豆を用意する)
なるほど。
念仏の内容を広めるための狂言だそうで、 これは分かり易い。

 短時間の上演かと思ったらタップリ45分の狂言だった。
一般の狂言との違いは一切声を出さない事。
踊りを踊るような手ぶりで状況と気持を表現していく。
面白い内容で飽きない。
なんと無料!!

帰りは有名な焼きたて金つばを頂いて一息ついた。


 そうそう、狂言の座席で、80代の方とお話しした。
昔この近所に住んでいたそうで、懐かしがり、いろいろ説明して下さった。
午前中は上賀茂神社に行き、女優の名取裕子さんの撒いた豆を受け取ったそうだ。
八坂神社で一つも取れなかったと話すと「二つあるのでどうぞ」と言って
袋入りの1つを下さった。
有難くいただいた。

京都の節分で福を沢山いただいた。


3日目終了
 







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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ビオラ)
2024-02-13 17:26:05
今回は飛行機で京都へでしたか、
それもまたありでしたね。
銀河さんの京都旅はいつもツボを押さえたもので旅慣れていらっるなと思わされます。
素晴らしい帯留めと飾り櫛、
その収集を知りお店を訪ねるあたりすごいな、です。
銀閣の裏山や金戒光明寺からの京都市内の眺めに感激したのを思い出しました。
八坂神社では舞妓さんの登場で一気に華やぎましたね
京都ならではの豆まきや壬生狂言も楽しまれて良い旅でした。
Unknown (ラッシーママ)
2024-02-14 16:05:01
我が家の旅行は車で行ける範囲ですので、京都は遠くて行く機会はないので、今迄に4,5回しか行っておらず
それも歩くのが苦手なので殆ど知らないのですが、銀河さんが珍しい所を案内してくれるのでありがたいです。
読んでも、すぐに忘れてしまう頭ですが、楽しい気分で拝読させて頂いてます。
Unknown (tona)
2024-02-15 09:11:10
京都の節分の雰囲気をしっかり味あわせていただきました。
最近鬼を見ませんので、色々な鬼が出没の京都の様子が分かって面白く拝見出来ました。
福を頂けたようですね。今年は銀河さん、もっといい事がたくさんあるかもですね。
祇園東歌舞会の舞踏奉納や壬生狂言も見られて。銀河さんにとってお好きな部門でしょう。
この日一日で何日分の見学のような感じです。
第一、事前に相当調べていかないとこれだけ見られないでしょうね。
ビオラさん (☆銀河☆)
2024-02-15 09:22:38
 飛行機でまず大阪と言うのは交通費もかかり無駄かと思ったのですが、
ANAの交通・ホテルのパックが安い!!チャンス!!
襦袢の専門店はむかしからしっていて、でも行くチャンスがなく、
帯留めと櫛の店は行く数日前ネットで知りました。

冬なので 花もなく、でも観光客も少なく、
銀閣や、真如堂、金戒光明寺の静かなお寺を堪能しました。
これから京都は春を迎え、混雑も相当なものになるでしょう。
いい時期に行きました。
節分予想外に楽しかったです。
ラッシーママさん (☆銀河☆)
2024-02-15 09:28:01
 楽しい気分で読んで頂く・・・嬉しいです。
少しだけ珍しい体験をするといろいろな方に聞いて欲しくなります。
またブログに書くのは思い出を反芻するようで、
自分も楽しくなります。
京都は本当に一年中様々な行事があり、
今回の節分も驚く事ばかりでした。
tonaさん (☆銀河☆)
2024-02-15 09:33:22
 京都の節分には鬼が登場するのですね。
節分と言うと豆まきだけと思っていましたが、
流石京都、伝統的な節分行事が沢山あると、感動しました。
鬼と話す・・・強烈な思い出です。
本当に良い事ありそうな気持になりました。
舞妓さんの奉納の踊り、壬生狂言、見られて良かった~~
実は京都に行くまで節分の行事が良くわかっていなかったのです。
観光案内所でヒントを得て、ネットで調べ、当日予定を決め・・・で成功しました♪

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