気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

3月の舞台・リヤ王 その他

2024-03-19 22:14:55 | 芝居
 2月の舞台は後回しにして・・・・

3月15日 段田安則主演 「リヤ王」東京芸術芸術劇場 
 演出・ショーン・ホームズ



 出演・段田安則、小池徹平、上白石萌歌、江口のりこ・田畑智子・玉置玲央
高橋克実、浅野和之、

もうこの配役なら期待しかない!! 

 段田さんの芝居は大好き。
20年ほど前に中井貴一、りょう、段田安則の3人芝居(題名は忘れた)を見て、
彼の哀愁、ユーモアに魅了された。
その後三谷幸喜作演出の「国民の映画」で、ナチスの高官、冷酷で、周囲に恐怖を振りまくゲッペルスを演じ、印象を深くした。(2回見た)

 今回のシェイクスピアリヤ王」の段田さんは予想にたがわず素晴らしく、感動した。
自信に満ちた王が娘二人の裏切りに遭い、絶望し、狂って行く様子が迫力ある演技で表現される。
 老いさらばえた王となっても臣下・高橋克実と浅野和之は忠誠を誓い付き従う。
きっとリヤ王は全盛期には賢い王として臣下に崇拝されていたのだろう。
彼のそんな背景までも彷彿とさせる演技だった。

 三女のコーデリア、上白石萌歌の天使の様な歌声も良かった。
憎々し気な長女、次女の江口のりこ、田畑智子もピッタリな配役。
玉置玲央の冷酷非情な役も良かった。よく通る声に驚いた。
小池徹平の気弱でお人よし、運命に逆らえず狂って行く演技も良かった。
勿論、ベテラン高橋克実、浅野和之も素晴らしい。

 配役は誰もが素晴らしかった!!!

 けれど残念ながら、違う、違うという物足りなさを抱え劇場を出た。
原因は3つ。

〇演出家の解釈がよくわからない。

  現代に置き換えてのリヤ王というにもかかわらず、
変わっているのは、スーツやワンピース、トレーナーと言う衣装だけ。
そして白い舞台にコピー機や給水機、OHPなど事務機器があるだけ。
「リヤ王」の内容は基本変わらないので、どこが現代的解釈?と言う疑問が湧く。

〇もう一つは舞台美術が汚い。

 最初真っ白な舞台だったが、壁にマジックで✖をつけたり、下手な絵をかいて場面や、天気を表したり、美しくない。

〇衣装はまとまりがない。

 スーツなど現代的衣装がメインなのに、なぜか兵士や従者は昔風。
色も変。娘3人はピンクのワンピース。なぜピンク?血の色も目立たない。
小池徹平の衣装?には疑問だらけ。

 あくまでも私見です。これから見に行かれる方ごめんなさい。
でも役者達は素晴らしく、一見の価値があります。

 私としてはこの贅沢な配役で、故・蜷川幸雄演出の緊張感漂う美しい舞台が見たいなぁと思いました。
無理だけど・・・・

大河ドラマからの花もありました。


3月10日 スーパーキッズオーケストラ

わが市では毎年平和コンサートが開かれる。

 スーパーキッズオーケストラは、指揮者の佐渡裕が芸術監督を務める、
兵庫県立芸術文化センターの事業。
全国から選抜された小学生から高校生までの弦楽器によるオーケストラ。

 知る人ぞ知るオーケストラで切符もなかなか売れなかったらしい。
友人がこのオーケストラの素晴らしさを熱を込めて語っていたので、
熱にほだされ、良い天気の日曜日、40分バスに揺られ行ってきた。

 行って良かった。
音楽が好きで好きでたまらないという子供達の演奏は初々しくて、楽しかった。
音楽に詳しくないので演奏技術はよくわからないが、流れるような旋律が耳に心地よい。
2人ずつ前に出てきて簡単な自己紹介をするのが可愛かった。

庭の花(3月19日)
モッコウバラの最初の3輪。これから次々咲きます。

クリスマスローズ

今年は4種類の水仙が咲きました。水仙て種類が多いのですね。

ゆすら梅。赤い小さな実がなります。 摘むのが大変なので、鳥の餌に。



コメント (4)
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