気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

等々力渓谷の紅葉 & 11月のお出かけ・2 11月の舞台 

2020-12-15 01:04:14 | 芝居

 12月に入り、より厳しいコロナ状況となりましたね。

大人しくしているので記事にするようなことも少なくなり、刺激の少ない毎日です。

でも太極拳などは、感染対策に気をつけつつ続いているので、

大分気が紛れています。

 

さて、13日日曜日、珍しく中学時代の友人と二子玉川でランチ。

「按田餃子」で水餃子の定食。友人おススメ。

モチモチした皮の中にジューシーなアンが入っている。

ご飯は豚肉混ぜご飯、ハト麦入り。海草スープ。

中華というか、香辛料なども多く使用し、ベトナム料理に近いかな。

目先が変わってとても美味しかった。人気店らしい。

このご時世なので、食事が終わるとすぐに店を出た。

友人は現役で働いているのでいつも忙しく、ランチだけという事も多いのだが、

今日は時間があるそうで、散策することになった。

 

 目的地は彼女が子供を連れて何度も行った等々力渓谷へ。

何十年ぶりにお子さんたちの遊んだ場所がどうなっているのか見てみたいそうだ。

大井町線等々力駅で降り、5分ほど歩くとゴルフ橋がありそこから入る。

(ちなみにゴルフ橋という名は、昔ゴルフ場が多かったからだそうだ)

散策している方がいますね。

階段を降りると、喧騒の世界からいきなり渓谷の景色に変わる。

等々力渓谷は都内唯一の渓谷で、立川から続く国分寺崖線の一端となる。

8つの湧水があり、都心の川と思えないほど水が綺麗。

驚いた事に紅葉真っ盛り。思いがけずの紅葉狩りとなった。

滝のそばにある甘味処「雪月花」でくずもち。友人はお汁粉。

外にもベンチがあるのでそこでゆっくりお茶とお喋り。

等々力渓谷には2回来たことがあるが、この甘味処に入ったのは初めて。

そばの階段を昇ると・・・・

 

等々力不動尊。ここからの眺めは素晴らしい。

思わず「旅行に来たみたいね」と二人ではしゃいでしまった。

境内も紅葉。

 

下から不動尊を見上げると、まるで京都。

また渓谷に戻り日本庭園も少し歩き、もと来た道を戻った。

 

 友人は懐かしい場所に来ることが出来てとても満足そうだった。

「あの頃は子供を追いかけるのに精一杯で、周りの景色なんて見ていなかったわ」と言っていた。

どうやら等々力渓谷の一番美しい時期に来たようだ。

都心の渓谷・・・・馬鹿にできません。素晴らしい 

 

11月の舞台

 遅くなりましたが、2つ舞台を見ました。

でもコロナのため12月はどこも予約しておらず、寂しい限り。

今年4月から7月は勿論行きませんでしたが、

いつになったら大手を振って舞台に通えるのでしょう?

いろいろ我慢の生活がまだまだ続きそうです。

 

 

11月7日 国立劇場にて「俊寛」 

平清盛に対する謀反の疑いで、僧俊寛が鬼界が島に流される。

流されたのは3人。望郷の念に駆られながらも、京に帰るのを夢見ている。

そして、やっと赦免の船がやって来るが、2人は帰り、俊寛は島に残る事を選ぶ。

この赦免の船が俊寛を残し出ていく場面がすさまじい。

俊寛の目は船を追い、遠ざかると崖の上に登り、いつまでもいつまでも手を振り続け叫び続ける。

 

俊寛は今まで何回も見ており、亡くなった中村勘三郎、そして松本幸四郎(現・白おう)中村吉右衛門で見た。

どれも名演だったが、特に私は吉右衛門の俊寛が好きだ。

3月コンサートに一緒に行くはずが中止となり、会えなかった友人を誘った。

「俊寛、素晴らしいわよ、吉右衛門もうお歳だからこれが最後かも」って言って。

彼女の感想「歌舞伎で泣いたのは初めて」 お誘いしてよかった

彼女は絵本平家物語を読んで俊寛の話を少し知っていたそうだ。

おススメの平家物語の本

早速図書館で借りた。

登場人物が多すぎて内容を整理して理解することはできないが、壮大な物語だと理解できた。

抒情的な絵で、眺めているととても癒される本だった。

        

 

11月 寄席国立名人会へ

絵画館前のイチョウ並木を歩き、国立劇場に行った。

紅葉を見てから寄席という実に贅沢な一日。

タイトルは「夢追う人々」。こんな時代なので夢のある話を選んだそうだ。

 

申し込んだ理由は玉川奈々福さんの浪曲を聞いてみたかった。

劇場の隅々まで通る声でまさに一人ミュージカル、面白かった。

小えん師匠の「ぐつぐつ」おでんが食べたくなった。

今はやりの神田白山の師匠、神田松鯉の講談もあり、日本の話芸を堪能した。

最近落語の独演会は年2回ほど行くが、新宿末広亭を最後に寄席はご無沙汰だった。

(最後の寄席で、少々ショックな出来事があったので)

 

でも久々の寄席、やはり面白い。国立劇場の寄席、通いたくなった。

 

コメント (13)
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