親しい友人が小田原出身。
小田原を案内するわ~という事で、22日、23日、3人で気楽な1泊旅行、に行ってきました。
3人は同じマンションに住み、子供が幼稚園時代からのお付き合い。
元文庫仲間です。
お互いの長所短所も知り尽くし気取りのない関係。
お互い年をとってきたので、風呂場に忘れ物したり、宿で一瞬方向がわからなくなったり、まぁ賑やかな事。
3人で一人前ね~とそのたびに大笑い。
21日は雪が降り、春とは思えぬ悪天候。
延期しようか迷いましたが、行って正解。
晴天とは言えなかったけれど、思い切りお喋りして美味しいものを食べ、大満足。
また行きましょうと約束して別れました。
では簡単に
22日
熱海の駅で降り、まず昼食。美味しいシラス丼セット。
「池田満寿夫と佐藤陽子・創作の家」に行こうと坂道を上がったら、なぜかたどり着けず、
細~い急な階段を降りて海に出てしまった。
でも気持ちいいですね。ブラブラ坂道を降りる。
桜もちらほら。
坂の下には
尾崎紅葉の小説「金色夜叉」で有名なお宮の松。この松は2代目だそうだ。
寛一・お宮の銅像の前でパチリ。
バスに乗り
起雲閣へ。
大正8年に、海運王と呼ばれた内田信也により、和館が建てられた。
昭和4年に、根津嘉一郎により洋館が建てられ、庭も整備された。
サンルーム。アールデコのステンドグラスと照明が素晴らしい。床は装飾タイル。
豪華なローマ風浴室
桜が咲き、馬酔木が満開の庭園。
10年前、退院後初めての旅行の時ここに来た事があるが、静かなものだった。
けれど、今は熱海の温泉地としての勢いが増したせいか見学者の数がとても多かった。
そういえば駅前の商店街も賑やか。
毎年1回の元文庫の仲間の旅行で熱海を選んだことがある。(私は欠席)
20数年前だったが、半日の観光バスに乗ったら、仲間6人だけで、大きなバスが貸し切り状態。
熱海の街は閑散としていて、中年のガイドさんが、この旅館も潰れた、そちらのホテルも潰れた、
昔は賑やかだったけど今はシャッター通りと、物悲しい案内をしてくれたそうだ。
その時と比べたら、老いも若きも 子供連れもカップルも学生も熱海に集い、20年前が嘘のように賑やか。
熱海は活気がありますよ~。
宿は伊東園グループのホテル。
夜の景色が素晴らしかった。
23日
伊東園ホテルは循環バスが出ていて、来宮まで乗る。
来宮神社の樹齢2000年以上の大樟。
この期の周りを一周すると1年寿命が延びると言われている。
あんまり長生きしてもね~、周囲に迷惑かけるばかりだしと、1周まわった。
10年前に来た時とは大違い。
綺麗な建物ができてお札などを売り、ナント喫茶店も併設されている。
若者の姿も多かった。
小田原に出て、老舗の蕎麦屋で昼食。
小田原城入り口
周囲には桜がたくさん植えられ、満開の時にはさぞ綺麗だろうなぁ~。
二宮尊徳を祀る報徳二ノ宮神社
この像、戦前に1000体作られたが、残っているのはこの一体のみだそうだ。
像の高さは丁度1メートル。
私の通った小学校の正門前に二宮金次郎の銅像があった。
あの頃どの小学校にもあった気がするが、あれは戦後作られた物だったの?
(気になり調べてみると、二宮金次郎の銅像は戦前いろいろなタイプが作られたらしい。
銅像・石像・コンクリート製などがあったが、そのうち銅製の物は戦時中の金属供出で、ほとんど残っていない。
石、コンクリート製の物は戦後も残っていた。
小学校にあった像は苔むしていたので、石かコンクリート製の古いものだったかもしれない。)
静閑亭。黒田長成侯爵の別邸。
格式張らない数寄屋造り。
4間続きの部屋が喫茶店となっており、のんびりとコーヒーを味わう。
外に出たら雨。
🚖で小田原駅に出た。
小田原で超有名な「もりや」のアンパン。
粒あんがぎっしり、それほど甘くないのでとても美味しい。
ずっとお喋りしていたのだが、その中でビックリしたのが、2年前膝に人工関節を入れた友人の冒険。
去年元文庫6人の京都旅行で歩く自信がつき、1か月前、ナント初ヨーロッパ、パリに行ったそうだ。
ダメになるかもしれないので、皆には黙っていたそうだ。
以前は歩けなくなりそうで心配だったが、よくそこまで回復したと3人で喜び合った。