気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

京都・大阪 深夜バスの旅

2017-02-21 13:29:29 | 旅行

 予告編だけ書いて、本文を書かないのは詐偽みたいですね。

遅くなりましたが旅行報告をどうぞ

 

京都大阪方面に3泊2日の旅を敢行。

2泊3日ではないのです。

行きも帰りも深夜バスを利用し京都で1泊したので3泊2日。丸2日間の旅だったのに中身が濃かった~

 旅行好きな私たち夫婦、経費のお安い旅を追求し、深夜バスに注目。

宿泊付きで15000円というセットを見つけました。(食事などで実際は倍以上かかりますが、それでも安い!)

深夜バスは体力のある今しかないと思ったのですが、やはり疲れました。

結論から言えば、行きは深夜バス、帰りは新幹線というのが一番いいかもしれません。

 

 深夜バスの良い点は、早朝京都に着くため、観光客のいない静かな神社をのんびり堪能することが出来た事、

一日をフルに使えるので時間を気にせず、思う存分歩き回れたこと事。

2月の京都は深々と冷えますが、他のシーズンより人が少なく、バスもスイスイで、

意外と趣ある旅ができました。

 

2月14、15日

 新宿バスタを22時35分に出発、翌朝6時50分に京都祇園四条に到着。

洗面所で見繕いをして、さ~出発!!

今日は神社巡り・・・バスで京都の北へ。

 

上賀茂神社 (正式名称 賀茂別雷神社・かもわけいかづちじんじゃ) 

 京都で最も古い神社。神社の後方にある神山に神が降臨し、祀られた神社。

雷(いかづち)の神威により、あらゆる災難を除く厄除けの神である。 

8時過ぎに到着。 人がいない 

清浄な空気を感じながら境内に入る。

砂山は神様を呼び寄せるためのシンボルと言われている。

白い砂利には、櫛目が残り、整然として美しい。

足跡をつけるのが畏れ多い気分。

 

清らかな水に誘われるように 奥へ。

周囲を散策。 みたらし川。

清浄な水と空気にキュッと締め付けられるような寒さを感じる。

 

庭園には 睦の木(むつみのき)

スダジイの大木は一つの根から大樹が何本も伸びている。 

家族の仲睦まじい様子を想像させることから、家内安全を見守ると言われている。

そっと手を合わせた。

 

      

はるか向こうの丸い山が神山。ここに神が降臨した。

 

下賀茂神社 (正式名称は 賀茂御祖神社・かもみおやじんじゃ)

 奈良時代より昔、6世紀ごろには神事が行われていたという古い神社。

古くより導きの神、勝利の神、また事始めの神社とされている。

紅梅がほころびかけ・・・・

奥には水を祀る神社

何をしているのかな?

ここには「水みくじ」というのがあり、神聖な水にさらすと字が浮かび上がってくる。

「なんだ?なんだ?」「吉だった」「大吉だった」 ワイワイと修学旅行生が楽しんでいた。

でも文字が浮かび上がてくる瞬間は真剣そのもの。

     

     

 

国歌に出てくるさざれ石             大きな酉年の絵馬

 

 下賀茂神社の敷地には糺の森(ただすのもり)と呼ばれる太古の原生林の植生を残す森林がある。

しばし小川が流れる森を散策。

 

 

神社を取り巻く一画には、舎家(社家?)と言って神職に従事する方々の住居があったそうだが、

今残っているのは2軒だけ。

その中の1軒が公開されており、伊勢神宮の20年に1回の遷宮時に譲られた刀などの宝物が飾られていた。

(伊勢神宮の遷宮は、建物だけではなく、技術伝承のため中におさめられた宝物もすべて新しくするそうだ。

 古い宝物などはすべて各地の神社などに払い下げられる。)

建物内には小川が流れ、ここで神職の方が禊をされてからお勤めをされたそうだ。

写真不可で残念!

 

 

鴨川 

鴨川の飛び石。 よくテレビや映画に登場する。

皆の真似をしてトントントンと軽快に石を渡っていたけど、一瞬グラッときて、亀石に片足をつき、

それでもダメで前の石にペタンと倒れこんでしまった

夏なら水に浸かってもよかったけれど今は冬。

何とか水に濡れないようにと、無様な姿をさらしてしまったわ。

背後から「OK? OK?] とイケメンさんが声をかけてくれたけど、無様な姿のまま「OK」と返事。

恥ずかしかった。もう若者のようにはいかないのね。

 

仙洞御所

京都御所・・・・・ではなく

             

ネットで事前申し込みをした、斜向いの仙洞御所を見学。 

ここは皇位を退かれた天皇(上皇、院)の御所であり、1630年に完成した。

火災で建物が消失、茶室1棟のみが残った。

 

この建物は大宮御所という。

火災後の1867年に皇太后の住まいとして建てられたが、

大正時代に内部が洋風に改装され、皇族方の京都滞在時の宿として使用されたそうだ。

広大な池と庭園。 

小堀遠州が関わったが、改修拡張などで遠州当時の遺構は一部しか残っていないそうだ。

この池の特徴はどこから見ても表であり、裏の部分がない事。

見える樹木は桜・・・・満開の時はさぞ綺麗なことでしょう。

 

                 

 

州浜。(すはま)

 

 

丸い平らな石は小田原から一つ一つ真綿にくるまれ運ばれたそうだ。  庭園にお似合いのアオサギ(?)

茶室・酔花亭。

 

北野天満宮

 現在は学問の神様と言われる菅原道真公を祀る神社。全国一万社あると言われる天満宮の総社。

ここは梅が有名。

満開は無理と思っていたが、咲き始めの梅の初々しさが印象に残った。

 

          

      梅園にある茶室で一服。 蜜と黄粉のかかったお団子。歩き疲れたので甘いものが嬉しい。

 

獅子さんも 牛さんも梅に取り囲まれ

1500本の梅の満開時は さぞ見事でしょうね。

でも混み合いそう 2部咲きの今でも十分満足。

 

 この日はバスの一日券を買い移動、京都がオフシーズンなので、混雑も渋滞のイライラもなくとても楽。

こんな静かな京都は初めてだった。

 ホテルはアーバンホテル京都二条。

ここはバス停も電車の駅も近くて便利、新しいホテルなのでとても綺麗。

 

 夕食は 三条の「かつくら本店」

14、5人並んでいたが、ちょうど入れ替わる時期だったようで、20分ほどで入ることが出来た。

  

あっさり、さっぱりとしたお味。白みそ仕立ての味噌汁も美味しかった。

 

 京都2日分を一日で回ったような、密度の濃い日でした。

でも一つ一つはゆっくりの見学。

冬の京都も良いですね。

 

 続く・・・

 

 

 

 

コメント (12)
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