目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

陽だまりトレック、槇寄山

2020-12-13 | 山行~奥多摩・奥武蔵

槇寄山 標高 1262.0m 大羽根山 992m 東京都・神奈川県

2020年12月6日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:56 中央区の森駐車場8:12--8:23龍神の滝--8:36仲の平--9:12指導標9:18--9:34大平分岐--10:10西原峠--10:13槇寄山山頂10:28--10:48田和峠--数馬峠--11:31大羽根山(昼食)12:10頃--12:55駐車場

8月に三頭山に行ったときに見つけた中央区の森駐車場。いつの間にこんなところにトイレ付の駐車場ができたのだろうといぶかしく思いながらも、そこから行ける山をチェックしていて、今回の山行となった。

5:00に起床し、5:40山の神とともに自宅を後にした。道路はそこそこ交通量はあるものの、混んではいない。五日市に入り、セブンイレブンで買い出し&朝食をとり、中央区の森駐車場には7:56に到着した。先着はなし、帰るときにも1台こっきりだった。意外と知られていないのか、あるいは季節をはずしているせいなのか。


左:中央区の森駐車。トイレあり 右:寒桜が咲いていた

駐車場を出発する頃には路線バスが到着し、数人が降りてきた。トイレに寄って、バス停横の登山口から登っていったようだ。われわれとは逆回りになるのだろう。逆回りなら、数馬の湯に出て、ひと風呂浴びてビールで乾杯したのちバスに乗れる。

山の神と私は、まずは龍神の滝を目指して、数馬の湯方面に向けて歩き始めた。右手の渓谷のほうに目をやると、なんと寒桜が咲いていた。こんなに寒いのにほぼ満開。

龍神の滝

数馬の湯第2駐車場から龍神の滝に下りる遊歩道がついている。人っ子一人いない渓谷への道を下り始めると、すぐに滝が見える。水流も少なく、小さな滝だ。滝つぼまで行って、下なめで写真を撮る(上の写真)。冬に見る滝は寒々としている。早々に元来た道を引き返し、数馬の湯を越えていくと、仲の平バス停が出てくる。もうその辺に左に折れる車道が出てくるはずと、気をつけていく。


左:仲の平 右:空にはぽちっと月

指導標を見つけ、ここだと山の神を振り返る。ふと視線を上げると青空の中に白い月が出ていた。左折してしばらくは車道が続く。こんな山中にも家があるのか、冬場はこの道は凍結するだろうなあ、どうやって移動するんだろうと山の神と話しながら、さらに奥へと進んでいく。


左:登山口近くには日当たり抜群の茶畑が 右:指導標のあるところで最初の休憩

やがて車道の終点に来ると、最後の民家がある。その民家の横から登山道に入って少し歩くと、イノシシが多いのか害獣除けの柵があり、細長く畑が続いている。最後の民家の畑なのだろう。そこを抜けると完全に山中に入る。登山道は思いのほか、陽射しが差し込み冷え込んではいない。

歩き始めて1時間ほどで、指導標が出てきて休憩にした。家で詰めてきた温かいお茶でほっと一息つく。


左:大平分岐 右:「国定忠治が遠見したところ」と書かれていた

大平分岐を過ぎると、個性的な字で書かれた「国定忠治が遠見したところ」という標柱が出てくる。何が見えるのだろうかと山の神とそこから登山道をそれてみたが、木が生い茂っていて遠見はほぼ不能だった。国定忠治が歩いた頃(19世紀半ば)は木がなかったのか。


左:陽だまりの道 右:西原峠、笹尾根に出た

やがて陽だまりの道になり、枯葉を踏みながら、尾根はまだかの合唱となる。10:10ようやく笹尾根、西原峠に出る。


槇寄山山頂から。霞がかかって、いかにも霊峰富士といった趣

峠から槇寄山山頂は指呼の間。あっという間に到着する。山頂からは富士山が一望でき、この日は霞がかかり霊験あらたかな尊いお姿を見せていた。


左:消えかかっている槇寄山山頂の山名標記 右:ゆべしとお茶で大休止

山頂では、山の神と日当たりのいいベンチを占領し、小腹が減ったなと自宅から持参したゆべしを食べた。風もないでいて、おだやかな天候がのんびりモードへと、、、


左:笹尾根歩き。まずは田和峠 右:数馬峠

登り時にはだれとも会わなかったが、そのうちに山頂に単独者がやってきた。やはり冬とはいえ、登山者はいるものだ。下山を始めると今度は2人組、その後も峠やその界隈、大羽根山の稜線で単独者や数人のパーティと出会う。メジャールートだからそれなりに歩いている人はいる。

槇寄山から下ってしばらくは笹尾根なのに笹がないなと山の神にいっていると、突然わんさか笹が登場した。笹尾根になったじゃないかと思わずひと言。


大羽根山山頂からの眺望。正面が御前山、右側のピークが大岳山

大羽根山の稜線に入ると、白樺の木が出てきて驚かされる。なぜこんなところに白樺があるのだろう。でも枯死しているものも目立つ。地球温暖化でこの辺りではもう生きていけないのかもしれない。もしかしたら、大羽根山の由来はその昔、白樺が林立していて、大きな白い羽のように見えたからなのかもしれない(勝手な推測!)。

11:31大羽根山山頂に到着。日陰で寒々とした場所だが、もう昼食にふさわしい場所はなさそうだし、ここで食べようと、山の神と腰を落ち着けた。


左:こぢんまりとした大羽根山山頂 右:冬枯れの道を下る

山頂からは北面が開けていて、正面に御前山、右手に大岳山が見えている。だれも来ない山頂で豚汁をすすりながら、コンビニおにぎりをほおばり、まったりしてから下りに入る。


左:まだ残っていた真っ赤なもみじ 右:駐車場に帰ってきた

下り始めると、いつの間にか中央区の森に入っていて、樹木のネームプレートが次々に出てくる。この木の名前はこれなのかと思って見上げても葉が落ちていてよくわからない。また至るところにレジャー用なのだろうけれど、ベンチが設置されていて、遊歩道も巡らせているようだ。苗木も多く植えられていて、将来的には花が多く咲く山域にしようとしているのだろう。

しばらく下ると、やがて見覚えのある道路、そして駐車場のトイレの建屋を見つけ、無事12:55愛車に戻った。

帰りは上野原ICに出て中央道に上がったのだが、なんと事故渋滞が発生していた。現場通過時に事故車を観察すると、どんな運転をするとこうなるのだろうか?という状態になっていた。なんと車輪1つがサスペンションごともげて転がっていた。ジグザグ走行と急ブレーキのせいか。車は某ルボ。あくまで私の印象だが、よく後ろからあおってくる車種だ。せっかく渋滞なしに早く帰れるはずだったのに、30分ほど時間をロスしてしまった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 最初に登頂したのは誰だ?「... | トップ | 週刊新潮「私の週間食卓日記... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山行~奥多摩・奥武蔵」カテゴリの最新記事