目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

奥日光庵滝スノーシュー

2017-01-29 | 山行~スノーシュー

庵滝(いおりだき) 標高 約1660m 栃木県

2017年1月22日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:33赤沼茶屋9:02--10:00小田代ヶ原展望台10:08--弓張峠--外山沢入口--11:30庵滝11:45--12:15昼食13:07--13:20外山沢入口13:28--14:33赤沼茶屋

山の神がたまたまWebで見つけた氷瀑。調べてみると、ヤマレコにいくつも山行記録がアップされていた。私はまったく存在を知らなかったのだが、案外メジャーなのだ。

5:00に家を出ようと計画していたのに、よもやのというか、いつものだらり15分遅れ。高速に上がる前にコンビニで昼食や行動食の買出しをし、首都高に上がった。順調に走って、東北道佐野SAで朝食をとる。日光宇都宮道路を抜け、いろは坂を上がり、閑散とした中禅寺湖畔を通過。男体山には誰も登っていないのかと二荒山神社の空の駐車場を横目に山の神と雑談を交わしているうちに、8:33冬季休業の赤沼茶屋に着いた。駐車場はとうに埋まっていて、すでに路肩にも3台停まっていた。仕方なくわれわれも路肩に駐車した。

 
左:赤沼茶屋駐車場(トイレあり)に停められずに路肩駐車 右:トレースがはっきりとした道

まるでスキーに来たように準備に30分もかかって赤沼茶屋を後にした。出発していくほとんどの登山者がスノーシューを装着しているなか、ヤマレコに雪が締まっているので、外山沢の入口までは不要と書かれていたのを信じ、つぼ足でスタート。たしかにトレースはばっちり付いているし、つぼ足でもまったく沈まない。

 
左:湯滝分岐 右:日影の林道歩き

やがて鹿フェンスが出てきて、ゲートをくぐると湯滝の分岐だ。そこからさらにツボ足でさくさくと進んでいくと、林道に出た。右手に小田代の雪原を見ながら、日影のさびしい林道を歩いていく。


小田代ヶ原の貴婦人(中央)。後ろに太郎山

途中で熱くなりレイヤー調整をしていたこともあり、若干遅れ気味で小田代ヶ原の展望台にたどりついた(10:00)。ちょうど歩き始めて1時間ということもあり、ここでティータイムにする。テルモスに入れてきたお茶をすすりながら、雪原にたたずむ貴婦人を久々に眺めた。

前回訪れたのはいつだろうと、このブログで探してみると2008年だった。当時の写真を見て驚くのは、スノーシューと山の神のザックは変わったけれど、ほぼ同じ格好をしていることだ。9年前と同じかよと少なからずショックを受けた。

 
左:外山沢(とやまさわ)入口 右:けっこうな積雪量の道を進む

10:08再び林道に戻り、歩き始める。前方にスノーシューを履いたままの登山者が2名。もう下山してきた登山者もいる。やがて林道はヘアピンカーブになり、外山沢の入口が出てきた。ここから林道を離れて沢へと分け入っていく。入口から少し入ったところで、山の神とともにスノーシューを装着。ここから人の入りは少ないと思っていたのだが、比較的はっきとしたトレースが続いている。


庵滝。向かって右側の滝は完全には凍結しておらず、氷の内部で水流が音を立てていた。中央下に登山者

黙々と沢のトレースをたどっていく。時折トレースが2手に分かれたりするが、最終的には合流している。そのうちしゃもじみたいな形状の岩山が見えてきて、滝はたぶんあの辺りだろうなといっていると、そのとおりだった。

遠くから人の声が聞こえてきて、真っ赤なウエアの人影が動くのが見えた。あそこだと山の神に声をかけ、最後のひと踏ん張り。11:30ついに庵滝の真ん前に来た。

  
氷瀑の裏側へ、奥へ

滝の裏側に入ると、無数のつらら群。ほんの数歩だが、入れるところまで奥へ行くと、つららの連なり、厚みで光が遮られた。

 
左:裏側からの氷瀑も圧巻 右:氷瀑直下

山の神も滝の裏側に来て、右へ左へと行ってはすごいと連発していた。

滝で昼食にしようと思っていたのだが、狭くて落ち着かない。すでにいい場所には先着様がいたので、下ってどこか沢沿いで食べようということになった。下り始めると、時折肌を刺す冷たい風が吹き抜けていく。風を避けられるところで、なるべく温かそうなところがいいよなと探しながら進んで、ようやくちょっと開けた適当な場所を見つけた(12:15)。

 
大木の下で昼食 右:湯滝分岐付近のカラマツ

しかしお湯がなかなか沸かずに焦れていると、容赦なく冷たい風が吹き付けてきた。風向きは一定ではないようだ。凍えながら昼食をとって、13:07スノーシューを再び装着して下山開始。すぐに林道に出て、またつぼ足に戻った。山の神はその後、スノーシューを背中に背負っているよりは、付けて歩いたほうが楽だと湯滝の分岐でスノーシューを三たび装着した。私はとくに不便も感じず、そのままつぼ足で進んだ。もう終わりでいいのになと山の神と愚痴りながら、最後の行程を歩き通し、14:33赤沼茶屋に戻った。

帰りは、寄り道することもなくまっすぐ自宅へ向かい、さしたる渋滞にもあわず18:00過ぎに到着した。

参考:小田代ヶ原スノーシュー2008年2月9日
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/d01712a5e27379387c1bb2dd0a9de6cf

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新宿山ノ手七福神

2017-01-25 | 七福神めぐり

新宿山ノ手七福神 東京都

2017年1月15日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 11:45頃 牛込神楽坂駅--善国寺(毘沙門天)--経王寺(大黒天)--牛込柳町駅~東新宿駅--稲荷鬼王神社(恵比寿神)--永福寺(福禄寿)--厳嶋神社(弁財天)--法善寺(寿老人)--西向天神社(弁財天の御朱印)--昼食--太宗寺(布袋和尚)15:00

山の神の膝痛も私の腰痛もひと段落ということで、今年も七福神めぐりに出発した。ついに途切れるかという瀬戸際からの起死回生。今年も七福神からもたらされる幸運に期待したいところだ。

スタートは都営大江戸線の牛込神楽坂駅。通りに出て、さっそく神楽坂へと向かった。最初は毘沙門天がおわす善国寺だ。前を何度か通り過ぎたことはあるが、境内に入るのはまったくの初めてだった。15日ともなれば参拝客は少ないと思っていたのだが、境内は思いのほかにぎわっていた。毘沙門天の幟を見て、こっちだこっちだと、山の神を促しお堂に入って、お参りを済ませた。

 
左:善国寺(毘沙門天) 右:経王寺(大黒天)。冒頭の写真も

次は大黒天と思ったら、山の神が指差しながら、そこのパワーストーン屋さんを覗いていきたいと、そそくさと店内に消えていってしまった。私も仕方なく後について中に入り、パワーストーンの棚を眺めていく。階段を上がって店の奥まで入ると、きれいな装飾を施された御朱印帳を陳列していた。さすがは神楽坂、こういう品揃えがあるのかと感心しながら店を出た。しかしいっかな山の神が出てこない。どうしたんだろうと店内を覗くと、レジに商品を持っていってお買い物になっていた。

それからようやく経王寺へ向かうことになる。一駅分電車に乗るのもなということで、歩き始めたのだが、歩けど歩けど一向に経王寺が出てこない。寒くて震えながら歩いていたから、余計遠く感じたのかもしれない。ようやくたどり着き、階段を上ると、大黒天の赤いちょうちんと、同時に大勢の人が目に飛び込んできた。えっ、3が日じゃあるまいし、なぜと思ったが、この時期にも七福神めぐりができるところは限られていて、われわれと同じような方々がそれなりにいるということなのだろう。

 
左:稲荷鬼王神社。この左手に恵比寿神が鎮座 右:永福寺の福禄寿

経王寺でしばらく待たされてから、御朱印をもらい、牛込柳町駅へと向かう。ファッショナブルな着物をお召しのきれいなお姉さん方がいて、正月気分に浸れた。二駅分進み、東新宿駅で下車。次の稲荷鬼王神社へと向かう。境内に入って、本堂の左手前に恵比寿神の祠があったのだが、ご開帳はしていなかった。姿を見ずにお参りしたことになるのかと、ちょっとがっかりしながらも御朱印だけはしっかりともらった。

稲荷鬼王神社からしばらく歩いて、次の永福寺へ。入って左手に福禄寿の祠があった。青々とした松葉の奥に福禄寿様。恵比寿神を拝めなかったこともあり、福禄寿様のありがたみを感じてしまう。

 
左:厳嶋神社(弁財天) 右:法善寺(寿老人)

そしてすぐ近所の厳嶋神社。弁財天の神社なのだが、ここもご開帳していなかった。閉じられた扉の奥に本当に弁財天はおわすのか。疑問を抱きながらも参拝して先へ進む。まねき通りに入って、お次の法善寺へ。境内に入って、どこなのだろうときょろきょろしていると、右手にでかでかと「寿老人」の文字が張り出してあった。入口の上がり框から、寿老人の小さな像を仰ぎみて参拝する。

ここでいったん参拝コースからはずれ、西向天神社へと向かう。正月も7日を過ぎると、厳島神社に人がいなくなり、弁財天の御朱印は、西向天神社でいただくことになるからだ。


左:銅造地蔵菩薩坐像(江戸六地蔵の第三番) 中:閻魔大王像 右:脱衣婆像(別名:しょうづかのばあさん)

さて、西向天神社から最後の太宗寺までの歩きは長い。新宿御苑方向に進み、おおよそ15分はかかる。ドラマに出てきそうな(実際に使っているのか?)しゃれた建物の新宿中学校や東京電力の豪壮な建物の横を通って靖国通りを越える。昼食を食べそびれていたところに、お待ちかねの飲食店が軒を連ねる場所に出た。山の神と目についた中華屋さんののれんをくぐった。定食を食べ、人心地ついたところで太宗寺へ向かう。

太宗寺は、高遠藩内藤家の菩提寺で由緒正しきお寺だ。境内に入って、まず見上げるのは江戸六地蔵の第三番、地蔵菩薩像。かなり巨大な銅像で都の重要文化財に指定されている。野良猫がたむろしている隣のお堂には、これもまた大きくて迫力満点の閻魔像と奪衣婆像が鎮座している。それぞれのお参りを済ませ、最後に布袋和尚の姿を拝んだ。

 太宗寺

布袋さんの御朱印は、奥の大きな建物でもらう。閻魔様と布袋和尚の2つの御朱印をマイ御朱印帳にいただいている人もいて、お坊さんもなかなかに忙しい。

そういえば、新宿山ノ手七福神をめぐったばかりだと、先日ゴールデン街の某女子に話していたところ、このお寺は投げ込み寺であると聞かされた。江戸時代この地には妓楼が何軒もあって、身寄りがなく亡くなった遊女たちが無縁仏としてここに弔われたとのことだ。その数1000を下らないというから、ちょっと怖くて身構えてしまう。


新宿山ノ手七福神の色紙、パンフレット、手提げ

余談はさておき、御朱印7つがすべてそろった。山の神とやったねと眺めながら太宗寺を出ると、すぐに新宿の喧騒が待っていた。新宿通りを少し歩き、寒いからと地下街へと下り帰途についた。今年もいいことがありますように!

参考:
七福神めぐりhttp://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/8d9f16337cf2cb97d013ccc74a2bc6b3
東海七福神と品川富士http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
池上七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e7dcc0df1eca1c89dea42374fd68f971
千寿七福神(北千住)http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/e5c9ac63891aa7ecf16842f63bfb796a
下谷七福神http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/d9d2bc94d677699ddba1c85946e81c9e

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Nスペ「森の王者ツキノワグマ~母と子の知られざる物語」

2017-01-19 | テレビ・映画

思わず見入ってしまった。NHKスペシャル1/15(日)に放送された「森の王者ツキノワグマ~母と子の知られざる物語」。主人公は、もちろんツキノワグマなのだが、それを追いかけたのは、動物カメラマンの横田博(よこた・ひろし)さん。NHKが密着取材を敢行した。

足尾山塊で20年前にたまたまツキノワグマを目撃してから横田さんのツキノワグマ追跡行は始まった。もう一度会いたい、写真を撮りたい、動画に残したいとの一念でただひたすらそれは続いた。主な活動の場は動くものが丸見えの安蘇沢の斜面。格好の観察場となる。

(注:以下ネタばらし)
番組によれば、横田さんの撮影で、研究者も知らなかったツキノワグマの生態が明らかになったようだ。たとえば、「クマはぎ」という行動。ツキノワグマは樹皮をはがす行動をとるのだが、なぜそれをしているのかは解明されていなかった。横田さんのカメラがその行動を捉えていた。ツキノワグマは樹皮をはがして樹液をなめていたのだ。

またこんなシーンもあった。栄養たっぷりのアリのさなぎは、ツキノワグマの大好物。岩をどけて、アリの巣を襲うのだが、横田さんのカメラはとんでもないシーンを映していた。岩をどけるのに夢中になっていた子連れの母グマが、岩を子グマがいるほうに落としてしまったのだ。岩に当たり、斜面を転げ落ちていく子グマ。ダメかと思ったが、意外にこれが強い。滑落がストップすると、子グマは何事もなかったように斜面を登り返していった。

子グマの滑落シーンは衝撃だったけれども、もっと衝撃だったのは、子殺しか。横田さんが次郎と名づけたメスのクマは、自分の連れていた子グマをオスに殺されてしまった。オスは、自らの子孫を残そうと、子グマを殺してメスを発情させるのだ。次郎は、子グマを殺されてたまるものかと、オスに戦いを挑むのだが、やはり体の大きなオスにはかなわない。あっという間に子グマはオスに奪われてしまった。

この次郎と名づけられた1頭のメスのエピソードは続く。2005年にツキノワがよだれかけのように大きな文様を描いている子熊を目にした横田さんは、オスだと思って、勝手に次郎と命名したのがそもそもの始まりだ。その後、その特徴あるツキノワの文様を見つけては、観察し、撮影し、成長を見守ることになる。しかし、番組ラストは、次郎を見つけられずにやきもきし、臍をかむ横田さんの姿を映し出す。見ている私も気をもんだが、次郎がどうなったのかは結局わからずじまいだった。次郎は飼われている生き物ではなく、野生動物だという厳然たる事実が私たちにつきつけられる。

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厳冬期の月山

2017-01-14 | 山雑記


厳冬期の月山。2011年2月20日(日)撮影

月山といえば、豪雪を思い浮かべる。スキー場からして、厳冬期は雪が多すぎて滑れないのだ。今年の月山のスキー場オープンは、例年どおりの4月9日(日)という。もちろん登山者もこの時期はいなくなる。ヤマレコの山行記録も、12月初旬を最後に3月末くらいまではアップする人がいない。厳冬期は尋常ではない雪の量で、実質登れないのだ。

上の写真は、2011年2月に蔵王から撮った写真。普通はどんなに雪が積もっていても、青黒く見える箇所があるものだが、月山は寸分もない。真っ白な真綿で覆われているように見える。

ただ今年は異常気象らしく、雪が少ないとか。でも、それも昨日までのことで、今日から大寒波到来。ドカ雪なんだろうね。

参考:当ブログ「蔵王樹氷原と地蔵岳」
http://blog.goo.ne.jp/aim1122/e/faf9a295a11639cf63332ad418a58f7f

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腰痛と打撲には勝てず、七福神めぐりは延期

2017-01-08 | 日記

年明け恒例の七福神めぐりを1月4日(水)に予定していたのだが、私は腰痛。山の神は打撲で延期することにした。山の神は3日に自宅の階段をスリッパで駆け上がる時に、蹴躓いて膝をしたたか打ち、打撲を負った。足首のあたりにすりキズまでつくって、痛々しい限り。私はといえば、ずっと腰に違和感があったのだが、日常生活に支障があるわけではなく放置していて、せんだってのスノーボードでとうとう限界に達してしまった。スキー場の駐車場に戻るころ腰が曲げらなくなったのだ。そのときは、ゆっくりと動かして何とかなり、それから無理せず、気を遣いながらの生活を送っていた。

そして私は、1月4日朝イチに整骨院に向かうことになった。整骨院には5分前に到着したのだが、すでに先着のお年寄りたちが5人ほどいて、待つこと2時間。ようやく順番が回って来て、足や腰を30分ほど温めたのち、うつ伏せで膝裏や腰に電気マッサージを受けた。以前この電気マッサージは受けたことがあるが、これは効く。まるで、人が背後にいて、指圧してくれるような感覚がある。電圧は調整可能だから、弱いと思ったら、電圧を上げてもらえばいい。さらには仰向けで腰を温めると同時に額と丹田に真鍮の三角錐を置き、ツボを刺激。最後に柔道整復師である先生が現れ、ツボ押しとマッサージ、超音波の施術があった。

先生によれば、私は反り腰になっていて、左半身が引っ込んだ状態になっていると。しばらくは左足を強く踏み出すことを意識してくださいといわれた。簡単にいえば体がゆがんでいるということだ。腰痛はやはり、不自然な姿勢をとる、不自然な動きをすることから体にゆがみが生じ、腰に負担がかかることで起こるのだ。思い当たるのは、よく左足の上に右足を乗せて足を組む姿勢をとっていた。太くて短い足を組むのは、腰によくないだろうね。それから中国武術。構えの状態がかなり右半身を左にねじっている。本当はこんなにねじってはいけないのかと思ったりしたが、これは研究してみないとよくわからない。

さて施術が終わり、腰が軽くなって洋々と自宅に戻った。家に着くなり、山の神にいった。午後は七福神の代わりに、近所の天神さんに初詣をして、外食しようと。天神さんに行ってみると、三が日の喧騒もうそのように去り、参拝のために並ぶこともない。お参りを済ませ、おみくじを引く。ほお、大吉! 去年も大吉だったなと、頬が自然とゆるむ。山の神は去年は大吉だったものの、今年は末吉。まあ、おみくじなんて当てにならないけどね。去年を振り返ってみても、決していい年だったとはいえないし。

驚いたのは家に帰ってからだった。去年の大吉のおみくじは、記念に家にとってあったのだが、今年も大吉で家に持ち帰った。見たらまったく同じだった(上の写真)。何か似たような文面の印象はあったのだけれど、まったく同じとはね。来年も同じ大吉だったりして。ちなみにおみくじは、現状維持をしたい場合は、持ち帰るとよく、さらに運勢をよくしたい場合は、境内の所定の場所に結んでくるのがいいとされている。もちろん諸説あるんだろうけど。

それにしても、まったく同じ大吉ということは、今年も去年同様たいしていいこともなく、ごく普通の年になるということかと考えてしまうのは、ネガティブ思考が染み付いてしまったせいだろうか。

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