目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

聖蹟桜ヶ丘下車、桜ヶ丘公園でお花見

2023-04-05 | まち歩き

都立桜ヶ丘公園 標高128m 東京都

2023年3月21日(火・祝) 曇り

メンバー 山の神と私

コースタイム 13:00頃 聖蹟桜ヶ丘駅--(ファミリーマート買い出し)--大栗川遊歩道--大谷戸公園--14:20桜ヶ丘公園富士美の丘(昼食&お花見)--15:25旧多摩聖蹟記念館--とんぼの広場--16:00過ぎ 聖蹟桜ヶ丘駅

京王線沿線でハイキングできるところはないのかと何気なしに検索して見つけたのがここだ。しかも桜の名所もある。お花見をするなら満開になると思われる週末(4/1&4/2)がよかったのだろうけど、あいにくの雨予報だった。ならばと、この日は曇りの予報ではあったけれども、何とか1日持ちそうな気配があり、山の神と決行することにした。

ただ間の悪いことに、この日はWBCの日本の試合(対メキシコ戦)が日本時間の朝8:00からあり、通常の試合進行で3時間半後の終了としても、家を出るのが12:00くらいになりそうだった。ご存知のとおり、試合は最後までもつれにもつれ日本が逆転サヨナラ勝ちという最高の結果だった。興奮冷めやらぬまま、さあ出発だと準備を始めたのが昼過ぎとなってしまった。


左:大栗川遊歩道を行く山の神 右:乞田川の合流地点付近

というわけで聖蹟桜ヶ丘駅に着いたのは、すでに13:00となっていた。西口を出てファミリーマートでサンドイッチやビール、つまみなどを買い込み、散策にはうってつけの大栗川の遊歩道を山の神と進む。遊歩道が途切れたのを境に川を離れて住宅街に入っていく。前方に同じ目的と思われる、ビールやランチらしき食料をもったカップルを発見して、後ろをついていくが、途中で見失ってしまった。


左:曹洞宗 高西寺 右:庚申塚

そのうち門構えの立派な曹洞宗の高西寺が出てくる。うちの宗派であり、只管打坐で有名な禅宗の寺だ。親近感を抱きつつも、道草を食っている場合ではなく素通り、、、庚申塚を越えて、Googleのナビも使いながら小学校を過ぎる。


左:大谷戸公園 右:BBQをしている団体がいた

当てずっぽうでも、それなりに近いところには行くもので、桜ヶ丘公園の手前、大谷戸公園の駐車場にたどり着いた。周辺に園内の案内板らしきものはなく、プリントアウトしてきたハイキングコースを頼りに進む。すでに時計は14:00近くを指しており、BBQをしている団体をうらめしそうに見ながらわれわれはその横を通過。どこかビールを飲むのにいい場所はないのかと、きょろきょろしながら本来の目的地である桜ヶ丘公園へ足を延ばす。

丘への道がついていた

公園内でのわれわれの位置がよくわからないままに桜ヶ丘公園に入っていた。やがて公園の中央口あたりに差し掛かると、カメラの放列があり、野鳥がいるらしいとわかる。案内板が出ていて、どうやらここにルリカケスが棲息しているようだ。山の神とレンズを向けられた先を凝視するが、残念ながら姿は見えず。


左:のどかな風景、富士美の丘(きれいなトイレも完備) 右:富士美の丘のテーブルで昼食

富士美の丘に14:20頃着くと、多くの家族連れが既にくつろいでいた。肝心の桜は三分咲きくらいか。バドミントンをしている親子もいて、のどかな公園風景が広がる。山の神と私は誰もいないテーブルとベンチを見つけ、遅いランチとなる。サッポロ黒生の缶をプシュッと開けて、カップに注ぐ。最初の一杯がいちばんうまい。缶には「丸くなるな、星になれ。」とあって不穏だ。要するに「とんがって4ね」ということか。

 
左:旧多摩聖蹟記念館へつづく道 右:旧多摩聖蹟記念館

ファミマの食料を食べつくし、桜ヶ丘公園の核心部、旧多摩聖蹟記念館へと向かうことにした。雑木林の中を上っていくと、入館無料でだれでも入れる洋風の建物が出てきた。明治天皇がこの地に行幸した記念の建物で、この地の歴史的な写真などを展示している。目玉は、騎馬姿の明治天皇だろう。


旧多摩聖蹟記念館前の広場

記念館前の広場は人が少なくて閑散としていたが、ソメイヨシノが六、七分くらいに咲き誇っていた。最初からここでお昼にすればよかったと思うが、昼頃は大層な人出だったのかもしれない。


広場の桜は見事だった

広場から「ちょうの道」と名付けられた山道を下り、お子さんたちが走り回る「とんぼの広場」に出る。ここを過ぎると、もう公園は終わりで住宅街となる。


左:記念館通りへ出る路地 右:記念館通りにあった桜の巨木

細い路地を見つけ、探検気分で入ってみると、記念館通りに出て大きな桜の木が待っていた。

その後は、Googleのナビで誘導されるがまま、川崎街道に出て、車がビュンビュン飛ばす殺伐とした道を進み、16:00過ぎに聖蹟桜ヶ丘駅に戻った。

参考:京王沿線の里地里山を歩こうhttps://www.keio.co.jp/area/satochi_satoyama/index.html

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伊香保の石段を往復

2023-01-29 | まち歩き

2022年5月7日(土) 晴れ 

メンバー 山の神と私

前泊は伊香保温泉和心の宿大森。チェックアウトして車を市営駐車場に移動し、伊香保温泉名物の365段の石段を下からあがって行くべく、最下部へと向かった。

石段の最下部は思ったよりも広かった。上っていくと、ドラマや映画で見たように狭い石段になる。定番の温泉まんじゅう屋や最近オープンしたようなおしゃれな雑貨屋なども軒を連ねている。人が少なければ、風情も雰囲気もあっていいのだろうが、狭いところに大勢の人がひしめきあっていると、そんなものはいとも簡単に吹き飛んでしまう。

ネットの記事によれば、もともと伊香保温泉はひなびた温泉街だったよし。個人的には、そのままでよかったんではないかと思ってしまうが、往年の女優、高峰秀子が主演した映画『浮雲』の公開1955年を機に観光客が大挙押しかけてくるようになったということだ。名匠成瀬己喜男監督による映画だから、名画座で何度も公開され、さらにはビデオになり、テレビでも放送されたはずだ。さらには時代が下って、インバウンドで多くの外国人観光客も来るようになった。

しかしそこへこのコロナ禍。客足は途絶え、観光の灯が消えかかるほどに。最近はこの事態を憂えた地元渋川市や観光協会が観光客の呼び戻しに注力し知恵をしぼっているようだ。2023年1月14日のプレバトでは、スプレーアートをこの温泉街に展示する企画を放送していて、活動が少し実ったのかと感じる。伊香保という名前を覚えてもらう、思い出してもらう、さらには訪れる選択肢にいれてもらう効果が期待されるだろう。

それはさておき、山の神と私は最後の急な石段にたどりついた。上り切れば、伊香保神社の境内となる。さくさくと上がっていく山の神(パープルの服)を撮影しながら、私も後から息をはずませなながらついていく。鳥居を2本くぐると到着だ。

境内は予想外にこぢんまりとしていて、その割には観光客がそこそこいてにぎわっていた。お参りしている人や記念撮影している人、、、思い思いだが、総じて引き返し始めるのは早い。


復路は、お土産屋を覗いてみたものの、とくにほしいものはない(山の神は目をキラキラさせていたが)。喫茶店も覗くが観光地価格で目が飛び出るほど高い。ここで高いお金を払って休憩するよりも、早々に帰路についたほうが時間節約になり渋滞にも巻き込まれなくなるかもと結論し、午前中のうちに山の神とともに伊香保を後にしたのだった。

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陶炎祭(ひまつり)の笠間とモンブラン

2022-10-16 | まち歩き

2022年5月5日(木・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

予報では天候はすぐれず、コロナ禍も開けずでいまひとつパッとしない2022年のゴールデンウィーク。とりあえず5月6日の宿を伊香保に抑え、榛名湖近辺の山をトレッキングすることにした。でも1泊2日では寂しいなと、やはり2泊だと5月5日をテント泊にして、連日のトレッキングにしようと考えていた。ところが山の神が雨かも知れないんだし、テント泊は準備がたいへんと反対して、けっこう切羽詰まったところで前橋のビジネスホテルに予約を入れることになった。仮に天気がよくても、私の足腰の状態があまりよくないこともあり、ちょうどよかったのかもしれない。

いっぽう天気予報は怪しいままで、どこか前橋方面であるいは、前橋にかんたんに出られる範囲内で雨でも楽しめるところはないのかと考えをめぐらした。そのとき、ふと地図を見て目についたのが北関東道だった。たどっていくと益子がある。GWはたしかまるまる1週間陶器市をやっていたはずだ。でも行ったしな。リピートするほどでもない。そうだ、近くに益子焼と兄弟的な位置づけの笠間焼の笠間があったはず。なにかやっていないのかと調べたら「陶炎祭(ひまつり)」というのが出てきた。これだ! 焼き物好きの山の神も食指が動いたようだった。


左:陶炎祭(ひまつり)会場入り口 右:このブース(テント)で私は湯呑みを購入

さて、当日渋滞に遭うのはごめんだと自宅を4:40頃には出発した。それもあって順調に走って常磐道に入り、途中朝食をとって北関東道友部ICで高速を下りた。陶炎祭の会場となる笠間芸術の森公園の駐車場は開園8:00になるまで閉まっていると思っていたのだが、早々に開けていて7:30くらいだったのに車を停められた。驚いたことにすでに何台か駐車していた。

直後8:00からと思い、山の神と駐車場でうだうだしていたが、続々と出発していくのをみてわれわれも出発することにした。公園内をそれなりの距離を歩いて会場に入る(入場料500円)。まだほとんどのブースは閉まっていたが、なんと開けているところもあった。広場まで出て、そこで山の神とひと休み。8:30頃ブースが大方オープンしたのを見計らって、ブースめぐりを再開した。

一つひとつのブースを覗くと、アーティスティックな逸品もあれば、普段使いをするぐい飲みや湯呑み、茶碗、マグカップなども多い。笠間焼は土がいかようにも使える万能性をもつため、作り手によって多様な作品が生み出されるとのことだ(『笠間の陶芸家たち』)。それもあって見ていて飽きないのがいい。


左:山の神と私がが購入したポット、マグカップ、湯呑み 右:コンフォートホテル前橋のツインルーム

会場内を経めぐった結果、山の神はアラジンの魔法のランプのような形状の白いティーポット(おまけで醤油皿2枚)と超軽量のマグカップをゲット。私はといえば、登り窯で焼いたという湯呑みをチョイス。おまけで合掌しているお地蔵さんをもらった。

このあと会場をあとにし、公園外で観光地価格の残念なごはんを食べ、周辺にある個性的なギャラリー(回廊ギャラリー門はお勧め!)などを歩いて回り焼き物を堪能した。駐車場に戻るためにまた公園内に入り、笠間栗のモンブランを食べた(冒頭写真)。うまいねえ。

次につつじ公園も予定していたのだが、山の神も私も歩き疲れてつつじを見る意欲がだいぶ減退していた。道端のつつじの花が終わりかけの感じもあって、あまり期待できないよなとなり、カットして前橋へ向かうことになった。前橋市内に入り、ホテルの契約駐車場に車を置き、コンフォートホテル前橋にチェックインした。

 
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ハツカ石温泉石打ユングパルナスで、和牛と大トロ

2021-11-01 | まち歩き

2021年9月19日(日)

神楽ヶ峰から下山後、車を走らせ、ハツカ石温泉石打ユングパルナスへ。本日のお宿だ。屋上に温泉マークを掲げ、パステルカラーの外観は品がなくて引く人もいるだろうけど、まあ、それはご愛敬。ジモティ御用達の日帰り湯で宿泊もできる。

山の神と私のように宿泊する人にとっては、温泉に日帰り湯の客が四六時中いるのは残念な感じがする。ちなみに日帰り湯の客は5:30~8:00、10:00~23:00の間、入館可能だから、宿泊客と思いっきりかぶる。実際にチェックインして、さっそく風呂にいったのだが、露天風呂が混雑していて鼻白んだ。

 石打ユングパルナスの外観

代わりにサウナ好きの私はさっそくサウナ室へと向かった。さすが日帰り湯だけあって、サウナ完備なのだ。入室すると、座る場所にはバスタオルやマットの類はいっさい敷かれていなかった。後から知ったのだが、それはコロナ感染防止対策の一環で、じつは小さなマットが入口付近に置かれていて一人一枚ずつ使用することになっていた(使用後は洗い流して元に戻すルール)。それとは知らずにいきなりサウナの熱い板の間に座り、あぢ~。お尻をやけどしそうになった。親切な人がいて、出てすぐ右手にマットがあると教えられ、恥ずかしながら、いったんサウナを出た。

マットを携えてなにごともなかった顔で、サウナに戻った。たっぷりと汗をかき、体をしぼったぜ感がいい。水風呂でざばあと汗を流せば爽快。久々のサウナは最高だった。


左:部屋についていた露天風呂 右:露天風呂は目隠しがなければ丸見え

部屋には露天風呂がついていて、夕食後にお湯を張ってどっぷりと浸かってくつろいだ。でも、露天の目隠しの先にはリゾートマンションがそびえていて、景観を壊している。マンションさえなければ星や山並みを一望できるのに……。


左:夕食メニュー 右:豪華!A5ランクのにいがた和牛サーロイン

時間をさかのぼって、お待ちかねの夕食。おいしいものを少量ずついただく贅沢メニューだった。生ビールでのどを潤したあとには牡丹エビのお造りに舌鼓を打ち、とろける大トロをぺろりと食す。にいがた和牛のサーロインをじゅうじゅうとミディアムに焼いて味わった。ビールを飲み干した後には、山の神とシェアして地酒の飲み比べ。至福のひとときだった。


牡丹エビ、そしてその後ろには大トロ

翌朝は、前日に人が多くてパスした露天風呂と、スタッフが山から採ってきた薬草と森下仁丹の薬仁湯をブレンドした薬草湯に浸かりパワーをもらう。

チェックアウト後は魚野の里道の駅に立ち寄り、山の神とお土産を物色。柿の種や普段飲み用の魚沼の純米酒、酒盗などを購入し、後ろ髪引かれながら家路についた。

 
 
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黄金色?の湯を愉しむ横谷温泉旅館

2021-08-29 | まち歩き

2021年7月23日(金・祝)北横岳より下山後、宿に向かうにはまだ早いので、道の駅ビーナスライン蓼科湖に行ってみることにした。北八ヶ岳ロープウェイからビーナスラインに入り移動していくと、すぐに目的の道の駅に到着した。駐車場はほぼ満車で、ちょうど1台空いたスペースにこれ幸いとすばやく滑り込んだ。この道の駅は、蓼科湖に隣接した施設で、ジモティが涼みにもやってくるようだ。湖畔にはテーブルや椅子が置かれていて、昼食をとる人たちが大勢いてにぎわっていた。

山の神は道の駅でさっそくお土産を物色していたが、私はすぐに飽きてしまい、辺りをふらふらと歩いていた。このエリアにはソフトクリームの店や民芸品を売っている店もあって、覗くだけでも楽しい。

山の神のお買い物が終わって、いよいよ本日の宿へと移動開始だ。ビーナスラインを少し戻って、メルヘン街道へと入る。少し走って左折するとすぐに目的地だ。バブル期に建てたのか、ボロボロの日帰り温泉施設や「農夫の食卓」と看板が出ている廃墟が恐い。そこを抜け、沢へと下っていくと、本日の宿、横谷温泉旅館が現れる。

15:00過ぎにチェックイン。結構大きな旅館で山の神と私が泊まった部屋は、エレベーターなしの古い清流荘(本館)の一室だった。つくりからいって、元は二部屋だったのをぶち抜いて一部屋にしたようだった。入って右手が普通の和室で、左手には、テーブルと椅子が置かれていた。

清流荘はフロントから横移動し、大浴場を越えて隣の建物だった。なんとそのときに館内標示で知ったのだが、北横岳ですれ違った某女子高の生徒がここに泊まることになっていた。しかも〇時からは団体客が風呂を使用しますと、この女子高生のために貸し切りタイムが設けられていた。この旅館は大きいだけに団体客をとっているのだ。

チェックイン早々に宿自慢の温泉に浸かってみた。特徴的なのは泥湯ともいえそうな黄色い湯だ。この宿では、黄金色の濁り湯と称している。巨大な露天風呂は開放感があり、ゆっくりと浸かれてくつろげる。また貸し切り露天風呂の「月あかり」にも入ったが、小ぢんまりとしているものの風情があってなかなかよかった。

風呂上がりには、家でnalgeneに詰め替えて持ってきたスコッチを、ここの清水で割ってガブ飲みしていた。やわらかい水でのどごしよくするする飲めてしまうのは危険だ。上の写真のグラスに入っているのがまさにそれ。

夕食は豪勢だった。すでにスコッチが食前酒と化してしまったが、まずはかりん酒で胃の腑を熱くする。それからお造り、蓼科牛のステーキ、同じく蓼科牛の赤ワイン煮、紅鱒の野菜餡かけ、色鮮やかな地野菜と鶏&海鮮系のしゃぶしゃぶ、自家製粉の十割そばなど、大満足の品々だった。

翌朝はこの宿にほとんど隣接しているといってもいい横谷峡を散策した。

横谷峡トレッキングにつづく

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