目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

北八ツ茶臼山・縞枯山

2020-08-30 | 山行~八ヶ岳とその周辺

茶臼山 標高 2384m 縞枯山 2384m 長野県

2020年8月14日(金)晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:00前 白駒の池有料駐車場8:20--8:50麦草ヒュッテ--9:30中小場9:40--10:10茶臼山展望台10:17--10:47縞枯山展望台10:54--雨池峠--縞枯山荘--11:58ロープウェイ山頂駅(昼食)12:40--13:30出逢いの辻手前13:40--狭霧苑地--14:12斧断ちの森14:21--14:43麦草ヒュッテ東屋14:53--15:23駐車場

久々の北八ツということで、前回山の神と訪れたのがいつか調べてみると、2002年7月21日・22日だった。ついこの間のように思えるが、もう18年前になる。そのときは白駒池畔にテントを張って、今回と同様のコースをたどっていた。

4:40自宅を山の神とともに出発。高速に上がると交通量はそこそこあった。双葉SAまで進んで朝食。すでにここで休憩している人が多数いて、お盆であることを再認識させられた。


左:白駒の池有料駐車場 右:白駒の奥庭

順調に進んで諏訪南ICで高速を下り、下りてすぐのファミマで昼食や行動食を買い出し。一路麦草峠公共駐車場を目指した。メルヘン街道に入り、九十九折の道を抜けていくとお目当ての無料の麦草峠公共駐車場に着いたのだが、すでに満車で警備員に追い払われた。トイレに人がいるのが見えたので、10分くらい遅かったようだ。

ここが登山口最寄りの駐車場だったのだが仕方ない。白駒の池有料駐車場に移動し、8:00少し前第2駐車場に車を置いた。準備して出発するころ、8:00を過ぎたためか料金の徴収が始まった。駐車場入り口で600円を支払って、また車に戻り、フロントガラスとサンシェードのすき間にそのチケットが見えるように置く。第1駐車場にあるトイレ(有料50円)に寄ってから8:20山の神とともに山に入った。


左:麦草ヒュッテと東屋(復路で休憩) 右:茶水(ちゃすい)の森

白駒池にテントを張っていた方々が続々と駐車場に向かっている。前泊者は相当いたようだ。山の神と私は青苔荘と麦草ヒュッテの分岐を右に折れて、先ほど車で通過してきた麦草峠へ向かった。思ったより距離はあって30分ほどかかる。しかも何気なしに無料駐車場に抜けてしまって失敗した。車道を少し戻って登山口へ。

そこで水分補給してから歩き出す。すぐに池の名前かと思いきや、そうではなく「茶水の森」と書かれた案内板が出てくる。その池は枯れ気味で最近雨が少ないのかと山の神と話していた。

登り始めると、白駒池へ向かうよりも、こちらは人が少ないのかと思っていたが、前方に単独者や家族連れの登山者が見えてくる。結果としては同じくらい人出は多かった模様。


中小場。背後に茶臼山

前回このコースを歩いた記憶はきれいに飛んでいて、こんなに石がごろごろで歩きにくい道だったかとがっくり来ていたが、9:30樹林帯を抜けて突然視界が開けた。中小場到着だ。気分爽快!


ちょっとした展望地の中小場

山の神も私も初めて来たような気になっていた。前回はガスっていて何も見えなかったんじゃないかとこのときは思い込んでいたが、家に帰って記録をみると、そんなことは一切なく前回も晴れていた。意外に覚えていないものだ。


石ごろごろの歩きにくい道が延々続く

北八ツといえば、雑誌の影響で、たおやかで苔むした森の初心者向けハイキングコースというイメージが当初は強くあったのだが、ここを歩いて一変したのだった。歩いているうちにそんなことを思い出し山の神に話していると、たしかにそうだよねと山の神も同意。


茶臼山からの展望。中央付近が中央アルプス、右に御嶽山

10:10茶臼山展望台に到着。若者パーティが声高にしゃべっていて、恐れをなして距離をとる。今日はよく晴れていて遠くまでよく見えて圧巻の景色だった。


南八ヶ岳が間近に見える


左:縞枯れ地帯へ 右:縞枯山展望台から麦草ヒュッテ

茶臼から縞枯れ地帯に横移動していく。年数をかなり経たと思われる古い枯れ木が林立する中を進んでいき、10:47巨岩が積み重なった縞枯山展望台に到着した。それほど広くはない展望台には何組かのパーティがいて混雑していた。


縞枯山展望台から茶臼山を見る

展望台からは今通過してきたばかりの茶臼山や麦草ヒュッテの赤い屋根がきれいに見えた。天気がいいと展望のいい山は最高だ。


左:縞枯れの中を進む 右:縞枯山山頂へ横移動

縞枯山展望台からはほぼ横移動で縞枯山頂に達する。そこから一気に激しい下りに入り、石ゴロゴロ道に難儀させられる。


左:雨池峠 右:縞枯山荘

それでも雨池峠に出れば一安心だ。もう石ゴロの激しい道はない。

山の神とどこで昼ごはんにしようかと相談しつつも、ずるずると峠→縞枯山荘→ロープウェイ駅と来てしまった。いったん縞枯山荘前のテラスで食べようかと立ち止まったのだが、休憩料をとられることがわかり通過。ちょっと3密気味だったのも、気になった。


左:ロープウェイ山頂駅の前 右:巻き道の木道

ほぼ正午頃ロープウェイの山頂駅前の広場に設置されたベンチで昼ごはんとなった。もうほかに適当な場所はない。ロープウェイ駅からは観光客がどんどん吐き出され広場横の道を通り、坪庭へと向かっていった。

12:40昼ごはんを終え、ピストンではなく巻き道をたどり始める。この道の案内は不十分で観光客がところどころにいて、道を聞かれた。


左:出逢いの辻 右:メルヘン街道を横切り再び登山道へ

しばらく木道を歩き、ちょっと開けた草地を抜けると出逢いの辻だ。最初の計画では、ここから大石峠に出る予定であったが、駐車場が変わったので狭霧苑地を目指してまっすぐ下ることにした。

やがてメルヘン街道に出て、道路を挟んだ向こう側に登山道を見つける。


左:斧断ちの森 右:すっかり干上がっていた駒鳥の池

この時点ですでに山の神と私はだいぶ消耗していて、早く麦草ヒュッテに着かないかとそればかりを口にしていた。14:12斧断ちの森の案内版の前で水分補給。そののち、最近雨が降っていないのか、だいぶ干上がって水のない駒鳥の池を通過する。

待ち望んだ麦草ヒュッテには斧断ちの森での休憩から30分後だった。ヒュッテ上部のお花畑に囲まれた東屋で最終休憩をとる。


左:麦草ヒュッテ界隈で咲いていたハクサンフウロ 右:同アキノキリンソウ

おおげさではなく、最後の力を振り絞り15:23駐車場にたどりついた。本当に消耗した山行だった。

そこから本日のお宿、海の口温泉湯元ホテル和泉館までは車で30分。15:00チェックインの予定が1時間遅れとなった。チェックイン後、さっそく温泉に浸かってくつろいだ。

にゅう・中山・丸山へつづく

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この夏、東京都民が行ってもいい山はどこ?

2020-08-22 | 山雑記


イメージ(麦草ヒュッテと茶臼山, 2020年8月14日)

今年はコロナ禍で登山に様々な制限がかかってしまった。小池都知事は県をまたぐ移動は自粛をといっていて、当初は奥多摩しか行けないじゃないかと思っていたが、7月4連休からスタートした政府のGo Toキャンペーンでそれは知事の願望にすぎなくなった。感染防止と経済活動の両立をうたうのだから、人の移動を妨げることはできない。であるのなら、Go Toキャンペーンで除外された東京都民はどこまでなら、行っても許されるのだろうか。

まずは客観的な事実をみていこう。

●登山者にもっとも大きな影響を与えるのは、山小屋と交通機関だが、南アルプスの山小屋では今シーズンは休業を決めたところが多数出ていて、追い打ちをかけるように甲斐駒・仙丈ヶ岳への玄関口、北沢峠へのバス路線は今シーズンは運用を見合わせた。(詳細はヤマケイオンラインニュース)

●営業している小屋であっても、北アルプスなどでは予約制をとるところが多く、しかも通常の定員の半分ほどしか宿泊できない。室内ではマスク着用を義務づけられ、食事時や就寝時には充分な対人距離をとることを求めている。

●富士山は5合目から上へ向かう登山道は早々に閉鎖が決まり、山小屋も休業中だ。逆にいえば、5合目までは上がっていけるし、5合目を横移動するお中道は歩ける。

●新幹線や特急列車など、どのくらい換気できているのかよくわからない密室内に不特定多数(少数?)の方々と乗車することを余儀なくされる交通機関は、危うい印象があって、だれもが避けているわけだけれども、マイカーは自分とだれか、家族であったり親しい仲間であったりするので比較的安心だ。

以上を鑑みて私的結論に移ろう。繰り返しになるが、政府のGo To キャンペーンの趣旨はコロナの感染防止も重要ながら経済をもとに戻すことも重要というものなのだから、東京都内ということに縛られずに移動していいはず。ただ遠方に行けば行くほど、人と接する機会が増えるわけなので、遠方すぎるのはやはり避けるべきだろう。ではどこで線引きするか。実際には泊まるにしても、たとえば車で行ける日帰り圏とするのはどうだろう。そうすると東京を起点とすれば、関東甲信越と会津あたりまでとなる。

現実的なことをいえば、南アルプスや富士山(5合目より上)には行けない。またすでに予約で埋まった北アルプスや中央アルプスには行きにくく、残ったところでこの猛暑のさなかに熱中症になりにくい高所は、八ケ岳、金峰、国師、甲武信、大菩薩、日光白根山などの日光連山、尾瀬となるだろうか。わざわざ私がこうして書くまでもなく、これら山域は今夏は大混雑になっているだろうから、くれぐれも気をつけよう。

実際に8/9に訪れた大菩薩は、東京ナンバーの車がかなり停まっていたし、お盆に行った北八ツも大盛況だった。余談ながら北八ツの駐車場では、東京ナンバーであることを弁明するかのような文言を掲げている車もあって、けっこう深刻なんだと思った。その車の持ち主は、長野県なのか、群馬県なのか、どこの県なのかはわからないが、最近都内からお引越しをしたらしく、「東京ナンバーですが、県内在住です」としていた。山ならまだしも、地元のスーパーなどに停めていたら、いたずらされないか心配だからだろうね、きっと。

最後にNHKの記事に以下のものがあったので、ご参考まで。
「ことしの夏山 登って大丈夫? 注意点は?」

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登山者集中の大菩薩

2020-08-18 | 山行~中央線沿線・大菩薩

大菩薩嶺 標高 2057m 山梨県

2020年8月9日(日)くもりのち晴れ  →

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:36上日川峠第3駐車場7:47--7:58ロッヂ長兵衛前--8:25福ちゃん荘--9:08大菩薩峠9:20--10:07大菩薩嶺--10:20雷岩(昼食)10:50--唐松尾根--11:40福ちゃん荘11:50--12:17駐車場

このコロナ禍のさなかに東京から山登りに行ってもいいのはどこだろう。真夏に行くには都内だけに限定すると雲取くらいしか浮かばないが、山の神は大菩薩くらいまでならいいんじゃないかという。まあ、山梨県ではあるけれども、東京寄りだしね、ということで大菩薩行きを決めた。

さっそく前回の山行記録をチェックしてみると、2011年に訪れていて、もう9年前になる。そんなに間が空いたのかと思いながら、Googleでルート検索をして計画書をつくりはじめると、なんということだ。裂石からロッヂ長兵衛までの道が通行止めになっているではないか。昨年の台風で道路が崩れ、いま修復中とのこと。通行止め解除は今秋の予定とわかった。

おかげで初めて上日川ダム側の県道218号線を走ることになった。いずれは泊まってみたいと思っていた嵯峨塩館の前も通る。ちょっとわくわく感のあるルートとなった。


左:上日川峠第3駐車場 右:ロッヂ長兵衛

出発当日、山の神と私が目覚めたのは出発予定時間を35分も過ぎた頃だった。あれっ、目覚ましをセットしたはずなのに、おかしいと2人で同じことを口にする。もちろん各自1つずつの目覚まし時計だ。寝不足のせいで鳴り響くと同時に止めて、しかもスヌーズ機能も解除という恐ろしい条件反射をしていたようだった。その分を挽回しようと、いつもより荷造りも化粧も早く済ませ自宅を出発した。談合坂SAでの朝食もサクッと早めに済ませて、大月ICを下りた。

道中一軒だけと思われるコンビニ、ファミマで昼食と行動食を購入。あとは景徳院、嵯峨塩鉱泉(あっという間に通過したが、なかなかいい雰囲気とみた)、日帰り温泉施設を越えてひたすら上日川峠を目指す。峠の駐車場に到着してみると、ずらりと駐車した車が並んでいて、立錐の余地もない。これはアウトかと思っているとロッヂ長兵衛前の辺りで誘導員がいた。この奥に第3駐車場があるので、そちらに止めてくださいといわれる。行ってみると、ほぼ満車。われわれが停めてまもなくここも満杯になり、路肩、そして四駆限定の急坂下のスペースに誘導されることになったようだ(下山後に聞いた)。

7:47駐車場を後にし、上日川峠の公衆トイレに寄って7:58ロッヂ長兵衛前の林道を歩き始めた。


左:シラカンバ 右:ミズナラ

シラカンバやミズナラの森を進んでいく。昨日の天気予報どおり空は曇っているが、降水確率は10%で雨の心配はない。


左:福ちゃん荘 右:ホタルブクロ

先ほどの駐車場に停めた人たちがすべてこの山にいるのだから、相当な人数だ。福ちゃん荘も8:25にしてもうにぎわっている。水分補給をしてすぐに通過する。沢まで来ると、立派なホタルブクロが花を咲かせていた。


左:広い登山道を歩く 右:介山荘のお土産屋さん通り

介山荘にお泊りだったのか、なぜかもうどんどん登山者が下ってくる。9:08介山荘を抜けて、大菩薩峠に到着した。すでに大勢の登山者が休憩していて驚かされる。


大菩薩峠から次のピークを望む

薄曇りだった空はいつの間にか晴れあがり、青空になっている。


上日川ダム

峠からは、いつ来ても気持ちがいいなあと感じる尾根が続く。眼下には上日川ダムと、いつそう名付けられたのかは知らないが「大菩薩湖」が見える。しかし本来見えるはずの富士山は残念ながらガスの中に沈んでいた。


介山荘を振り返る

振り返ると、介山荘が小さく見え、後ろから多くの登山者が登ってくるのが見えた。そして前方からは若者のパーティ。大人気の山域だ。コロナだから、北アルプス回避組や南アルプスに行くのを断念した人たちもいるのだろう。


左:賽の河原と避難小屋 右:大菩薩嶺の2本の標柱

賽の河原の避難小屋前ではレジャーシートを広げている人もいて、どこも大盛況だ。雷岩ではすでにお弁当を広げている人もいる。そこを通過し、樹林帯に入ってほんの気持ち登ると、大菩薩嶺の最高点にたどりつく。ここにも登山者が何人もいた。

山の神と私は、写真を撮ってすぐに来た道を戻り、人が少なかった雷岩を越えたところで昼食にすることにした。


左:雷岩付近にいた人馴れした鹿 右:唐松尾根直下にいた鹿の親子

そこに戻ってみると人だかりができていた。よく見ると、目の前に野生の鹿がいた。もりもりと草を食んでいて、人がいてもまったく気にならないようだった。人馴れしてしまった悲しき鹿。いずれ服部文祥氏に狩られてしまうのだろう。

相変わらず草を食んでいる鹿の傍らで、われわれもコンビニおにぎりを食べることにした。風が強く火を使うのをやめたこともあり、昼食はおのずと早く済ませることになった。

10:50雷岩の分岐から登山者だらけの唐松尾根を下っていく。続々と上がってくる家族連れや、若者パーティ、後ろからわれわれを追い越していく子ども。だいぶ下ったころ、谷を見下ろしている登山者の塊が見えた。近くに行ってその視線の先を見ると、鹿の親子がいた。親鹿は周囲を気にして警戒している。先ほどの人馴れしたずうずうしい鹿とは大違いだ。


左:福ちゃん荘へ下る登山道 右:ロッヂ長兵衛の前には路線バスの車列が

順調に下って、11:40福ちゃん荘の前に出て休憩とした。昼時で一杯やっている人もいて、たいそうなにぎわいだった。

そこから林道には出ずに再び登山道を歩き、ロッヂ長兵衛前に到着。いけずにも車を停めさせないのだと思っていたカラーコーンが置かれていたスペースには路線バスが3台も停まっていた。路線バスがここまで上がってくるようになっていたとは知らなかった。ますます登山者が増えそうだ。

帰路は道の駅甲斐大和に寄り道し、栄養ドリンクで一息つく。山の神は巨峰や野菜を買っていた。今晩のデザートは巨峰か! その後はまっすぐ家に向かい、渋滞なしで14:00に帰宅した。

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コロナを避ける山でのあいさつは腹話術?

2020-08-13 | 山道具&ウェア


大菩薩にて(2020/8/9)

先ごろ三頭山や大菩薩を訪れた際、マスクをしていないときに誰かとすれ違った場合、挨拶をどうやってするかで気をもんだ。コロナをまったく気にせずに、ふつうに今までどおりに挨拶する人もいれば、小さい声でうつむきがちに挨拶をする人もいる。マスクをしていれば、普段どおりにしていればいいのだけれど、なにせ暑苦しいし、ましてや上りだと息があがるからできればしたくない。

山の神に提案したのは、滝沢カレンばりの腹話術だ。口を開けずに、「おはようございます」と挨拶する。難度は高い。何度か試してみるが、「おほああ」「およよおおお」「おにょおお」となる。こりゃあ、ダメだ。

マスクがだめなら、最近見かけるようになったネックガードを常時しているというのは、どうだろう。まだまだ少数派ではあるが、増えているような気もする。ネットで調べてみると、いいことがたくさん書かれていた。通気性のよい冷感繊維を使用しているため、速乾性にすぐれ、蒸れを防止。冷涼感を得られ、体感温度を下げる。さらにUVカット機能も備えていて、洗濯も可能だから何度でも使用できるという具合だ。

そんなにいいのか。アマゾンの購入者のレビューを見ると、またいいことばかり書かれている。ちょっと試してみるかな。

さて本題に戻って挨拶の結論。現時点では「ネックガードをして、いままでどおり挨拶する」ってとこか。

 
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霧の三頭山

2020-08-10 | 山行~奥多摩・奥武蔵

三頭山 標高 1531m 大沢山 1482m 東京都

2020年8月2日(日) 濃霧

メンバー 山の神と私

コースタイム 7:30都民の森駐車場7:42--出会いの路--8:09鞘口(さいぐち)峠8:18--9:15三頭山東峰展望台--中央峰--9:30頃 西峰(最高峰)9:34--三頭山避難小屋--9:58大沢山10:05--深山の路--11:00頃 三頭大滝--11:25森林館(昼食)12:00--12:05駐車場

tenki.jpで下界は晴れの予報だったが、檜原村をチェックすると曇りだった。ただし降水確率が10%となっていたから、まあ降られることはないだろうと山の神とともに5:15自宅を出発した。車で移動していくと五日市の奥のほうにどんよりとした雲がかかっているのが見えた。もしや降っているのかと危惧しながら、進んでいく。

五日市のコンビニで朝食や行動食を買い、朝食はその場で食べしまう。ツーリングのライダーたちもここで朝食をとっていて、考えることは同じだ。

檜原村に入ると、なんとフロントガラスに水滴がぽつぽつと、、、ダメか。とりあえず都民の森の駐車場まで行って様子をみるか、あるいは戻って傘をさして払沢の滝ピストンというのもいいかもしれないと山の神と話す。しかし移動しているうちに雨はとりあえず止んだ。


左:都民の森駐車場 右:三頭山へ向けて出発 

7:30都民の森駐車場に到着。8:00前なので奥多摩周遊道路のゲートがあがらず、ライダーたちが大挙してここで時間をつぶしていた。

山の神と私は、予定どおり三頭山へ登ることにし、支度を整え売店横の道から上りに入った。


左:左手上方に森林館がある。その下のトンネルをくぐっていく 右:濃霧で視界は悪い

家族連れがすでにいるし、単独の登山者が前を歩いている。後ろにも登山者。登山者はこれからどんどん増えてくる予感。山の神も私も久々の登山で足は重い。

鞘口峠からの急登

8時過ぎ鞘口(さいぐち)峠に到着する。早くものどが渇いて水分補給し、少し休憩する。その間に3人の登山者が先に登っていった。


2点とも:湿度100%か? この辺りの登高がきつかった

鞘口峠からしばらく急登になる。しかも厚く濃霧がたちこめていて無風、湿度100パーセントなのではないかというくらい蒸す。汗がとめどなく流れ出し、不快指数はマックスだ。山の神と私はこの難行苦行地帯を終始無言で歩いた。


左:ダケカンバ 右:鬱蒼とした森を抜けていく

急登のあとは鬱蒼とした森の中を移動することになる。


左:三頭山東峰展望台 右:三頭山中央峰

9:15三頭山東峰展望台に到着する。見えるはずの大岳は濃霧でかき消されていた。


西峰への最後のひと登り

中央峰を越え、三頭山最高峰の西峰へと足を進める。ほとんどこれら3峰は横移動だったような記憶があったが、西峰へはちょっとした登りになる。9:30頃西峰に到着。先着は3人ほどだった。富士山もまったく見ることができず、後から続々と登山者があがってきて3密気味だなと、山の神を促してすぐさま山頂を後にした。


左:三頭山避難小屋 右:大沢山山頂、ベンチが置かれている

西峰を下ると、すぐに避難小屋小屋が現れ、逆方向から登ってきたカップルや何人かのパーティとすれ違う。そこそこの時間になってきたこともあり、登山者はさらに増えてくる。

9:58ベンチが設置されている大沢山に到着した。すでに年配の単独者がここで休憩していた。相変わらず周囲は真っ白で何も見えない。


左:尾根から三頭大滝への分岐 右:沢を渡るとすぐに大滝

10:05大沢山を後にする。何組ものパーティとすれ違い、尾根から大滝への下降地点に出る。そこからはもう下るだけだ。沢を渡ると、もう三頭大滝は目の前だった。


吊り橋から三頭大滝を見る

木のチップが撒かれた道に出て吊り橋へ。そこから落差35mの大滝を間近に見ることができる。ビューポイントには撮影に余念のない観光客が集合していてぎわっていた。

この大滝から森林館までは20分ほどだ。トイレに寄って食堂を覗くと、マイタケ天ざるそばが¥850とあった。帰途どこか食堂にでも入って昼食と思っていたが、コロナで閉まっているかもしれないし、もう11:25でもあるので、食べてしまおうと山の神。コロナ対策で店のスペースを贅沢にとっての快適空間だった。もちろんマイタケの天ぷらとざるそばは美味。

昼食後5分ほどで駐車場に戻り、帰り支度をした。帰路はだいぶ疲労感を覚えていたので、予定を変更して上野原に出て中央道で時間短縮することにした。高速は順調に流れていて、14:00頃にはもう地元に戻っていた。

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